春のリザーバーは引き出しの多さが勝敗を分ける 経験値の無さを痛感した房総チャプター2019開幕戦

もはや激変するのが前提の春のリザーバーでのバストーナメント。

 

亀山ダムで開催された房総チャプター2019開幕戦の模様と共に自分のセルフダメ出しを書き出します。

 

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冷たい雨の前日からポカポカ陽気の試合当日

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。

 

かれこれ五年目に突入の房総チャプター参戦記ですが、もはや季節の風物詩と化した開幕戦ノーフィッシュでした。応援して頂いて方々、今季も期待に添えず申し訳ありません(土下座)。

 

房総チャプター2019第1戦 上位入賞者の方々

今回の偉い人達。どんな時でも釣ってくる人は釣ってきます…。

 

ただでさえ難しいと言われる早春のリザーバーですが、房総リザーバー群の中でもトップクラスのハイプレッシャーレイク亀山ダムで前日からの激変は自分のレベルでは全く対応できませんでした。

 

前日プラクティス、試合当日と二日間湖に浮いたのですが、ワンバイトも取れずに惨敗。

 

試合前日プラの日は朝早い時間から冷たい雨が振り始め、そのまま夕方までシトシト、時にザーザー振り続けました。これが寒かった(汗。

 

ウインドブレーカーに格下げしたレインギヤで朝の準備をしてスタートしたものの、天気予報が真逆にはずれて雨が本降りに。それもかなり冷たい雨。

 

しかたなく一度下船してメインのレインギヤに着替えて再出船。しかし寒さに耐えきれず防寒着に着替えるために再下船(笑。

 

天気予報では1日晴れるはずだったのが…。

 

そして完全ノーバイトのまま迎えた試合当日は朝から日がさしてポカポカ陽気。こちらは天気予報が丸当たり(苦笑。

 

房総チャプター2019第1戦 スタート前

今回はシェーバーを忘れて髭面(笑。後ろは相変わらず挑発してくるイタヤマン(笑。春のお立ち台率高いので今回も釣ってくるのか。

 

前日ダメだったものを捨てて翌日、消去法でやってない事をやる作戦は当てが外れ、まんまと激変となってしまった試合当日。しかし試合は選手全員同じ条件。

 

とにかく当初の目的通り、何でも良いからキーパー一本獲る事を目標にスタートフィッシングです。

 

と、その前に一応プラでのプランと感触をザックリお話しておきますね。

 

春のリザーバーにパターン無し‼️

 

春は魚の動きが早いと言われる中、魚がいるけど食わないのか、それとも魚が居ないのか。カバーフィッシャーマンの自分にとって春は本当に難しい(汗。

 

房総チャプター2019第1戦 前日プレクティス

試合前日の夕方。やっと雨が上がり晴れ間がさす。水温はグングン上がったのだが、翌朝は気温1度まで冷え込むという(汗。春のリザーバーにパターン無し、去年も同じ事書いてる…。

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毎回の事ですが試合前日から亀山ダム入りし、圧倒的に練習量が足りてない事からプラクティスというよりも釣りに体を慣らす事が目的でした。

 

なのでカバーでもフックを折る事なく、普通に釣りをしてみる事にしました。わざとフッキングしなかったとしても翌日には魚が動いてしまってると考えたからです。

 

そしてバイトがなくても焦らないと自分に言い聞かせました。「どうせ明日は天気が変わる、冷え込んだ前日からのポカポカ陽気ならカバーに魚が入ってくるはず‼️」。

 

房総チャプター2019第1戦 前日プラクティス雨

途中からザーザー降りになった前日プラ。傘を忘れたのは痛かった。結局ほとんど1日降り続き、スマホでの撮影もままならず。

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そんな都合の良い事を考えながら、エレキの操船とかキャスト精度を確かめながらのプラになりました。

 

それにしても近年の亀山ダムは本当に難しくなったように感じます。

 

同じフィールドにずっと通い続けてますが、それでも年々フィールドは変化していて、「この時期はあそこでコレをやってればとりあえず釣れる」的な鉄板パターンは存在せず。

 

そうでなくとも早春のリザーバーは魚の動きが読みづらく、コレといった決め打ちは通用しません。

 

どこで聞いたか「春のリザーバーにパターン無し」という格言が重くのしかかります。

 

そうでなくとも前日と状況がガラッと変わった試合当日でしたから、パターンどうのよりとにかく一本のキーパーを全力で探して釣る事を目標にした訳です。が、撃沈。

 

二日間で一回のバイトを得る事もできず、5年めの房総チャプター開幕戦もノーフィッシュに終わってしまいました。

 

試合当日の自分のプラン

 

さて試合中の自分のプランですが、いつもと同じように大移動を避けて釣りをする時間を多く取る作戦でした。

 

房総チャプター2019第1戦 スタートフィッシング

前日と打って変わって晴天無風。予報最高気温は19度。ここまで晴れたらカバーが良いと思いますよね…。

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2018年6月29日

 

自分のエレキは24V80ポンドのモーターガイドX5ですが、この日のスタート地点である松下ボート桟橋から折木沢上流まで全開でも軽く40~50分はかかります。

 

モーターガイドX5

昔ならハイパワーの部類だった24Vエレキも、いまでは普通の人(笑。2機がけが当たり前の時代、機動力不足の感は否めない。

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真反対にある笹川上流までは30分ほど。ただしここ数年笹川筋はどうも釣れる気がしないので、苦手意識もあって前日にちゃんと見ませんでした。

 

練習不足バリバリな自分としては、これまでに手を付けてない釣り方は自殺行為と考え、少ない手駒の中から1日やりきれる方法を絞り出します。

 

まあそうなるとカバー撃ちしかないんですけどね(笑。

 

メインルアーと釣り方

 

二日間でワンバイトも取れなかったヤツの釣り方には興味ないかもしれませんが、一応(苦笑。

 

具体的にはパワーフィネス中心のライトリグで水産センターの島廻りをしつこく撃っていく作戦です(作戦と言えるほどのもんじゃないですが…)。

 

ハリアー80×テキサスをやりきる事も頭をよぎったのですが、過去にまったく良い思いをしたことがないので、今回はサブに回しました。

 

OSPドライブクローラー4.5のネコリグと2.7~3.5gのスモラバを軸に、カバーのアウトサイドを丁寧に撃っていこうと考えたんです。

 

現在の亀山ダムは二週間ほど減水傾向(約70cm)で、しかも前日が寒い雨という事で、日の当たらないカバーのインサイドには(自分の釣りでは)食う魚が居ないんじゃないかと推測したんですよね。まあ触る事は触りますが。

 

そんなテキサスじゃないと入れられない濃いカバー以外の沖目のカバーにはネコリグ&スモラバでやりきろうと思いました。

 

スパイス的にバックスライドのスタッガーワイドも用意。縦の動きに反応しない個体が食ってくれたら儲けものぐらいに考えました。

 

それとジグ用に買ったエクスプライド169Hでフットボールジグもやってみました。これはちょっとした気分転換みたいな感じですが、感触は結構良かったので今後使っていきたいです。

 

SHIMANO18バンタムMGL HG

最近かったエクスプライド169Hに18バンタムMGLを合わせてみたら中々良い感じ。フロロ20ポンドでもAvail製スプールの恩恵でピシピシとピッチングが決まります。

ちょっと重い18バンタムMGLを色んなロッドにセットして投げてみた

2018年8月26日

 

まあ反応を得られませんでしたが。

 

今回は必死すぎて写真少なめです。ごめんなさい。

 

気温上昇が鍵

 

エリアと釣り方のプランはここまで書いた通りです。そこに最重要ファクタとして、気温の上昇がありました。

 

練習不足でポンコツな自分でもそれはかなり意識していて、朝から体感温度と日照、水温計は頻繁にチェックです。

 

房総チャプター2019第1戦 強風

朝は穏やかだった湖面も、途中から強風に。

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2017年3月28日

 

予想としては、午前11時を過ぎたあたりが熱いんじゃないかと。なので狙いのカバーには何度も入り直し、結構ライトリグでしつこく誘いました。

 

しかし今から思い出してみると、狙いのカバーは最高のタイミングまで温存しておいた方が良かったのかもしれません。

 

何度も入る事で居付きの魚にプレッシャーを与え続けてしまったとも言える訳で。

 

そのあたりの勘所が練習不足で鈍ってたように思います。いや、本当のところはわからないですけどね(汗。

 

ただ、試合が終わって上位選手の方のコメントを聞いてると、みなさんさすがだなーと思いしらされたんですよね。

 

上位陣の引き出しの多さに脱帽

 

いちおう自己弁護しておきますが、今の亀山ダムはけっして簡単ではなく、その上試合当日は季節的にも状況的にも難しいものがあったと思われます。

 

試合結果を見ても、参加64名中リミットの3本を釣ってきたのが13人、2本が10人で1本が18人、ノーフィッシュが23人と、リミットの3本取れない選手が全体の約8割でした。

 

今回は折木沢上流の通称「プール」からは上位入賞者は出ず、上位5名の方のコメントを聞く限り色んな場所で色んな釣り方をして獲ってきたようでした。

 

厳しい状況になった時ほど経験値の多さ、釣りの引き出しの多さが勝負の鍵を握ります。

 

今回の試合では魚の特別濃いエリアがあった訳でもなく、当たりルアーというものが存在した訳でもなかったように思います。

 

自分の目から見て、3本揃えて上位に入った選手の方は湖の状況変化を読み切り、過去の経験値を総動員して厳しいコンディションを乗り切ったように映りました。

 

上位の各選手の方々のコメントを聞いていても、楽にリミットが揃った人は居なかったようです。

 

やはり水温上昇が鍵だったようで、最高のタイミングで自分の魚がいるエリアに入る事ができるかどうか。

 

状況判断と経験値、それに対応するタックルと釣り方のバランスが重要だったのではないかと推測します。

 

試合の結果はNBCのホームページでも見られます↓

 

 

試合に出る最大のメリット

 

ところで、こうしてバス釣りの試合に出る事の最大のメリットは答え合わせができる事だと思ってます。

 

自分にとって厳しい状況で、まったく手も足も出ずにノーフィッシュだったとしても、必ず誰かが優勝する訳で、それがその日の正解な訳です。

 

それを自分と比べて何が違ったのか、あのタイミングで自分はどこにいて、優勝した選手はどこで何をしていたのかが”現場”でわかる事が重要なんですよね。

 

亀山ダムは年間を通して多くのロクマルが上がりますし、試合でも3本で5キロ6キロ釣ってくる選手がいますが、決してビッグバスレイクという事ではないと思ってます。

 

やはり試合ではその時の状況によってウイニングウエイトが違いますし、それを予想できなければ大外しする羽目になりますからね。

 

2キロ釣れば勝てる試合で、無理に5キロを狙いにいけば当然リスクは大きいです。そのへんの読みが甘いと釣りがうまくてもあまり勝てないでしょう。

 

そして安定して上位をキープし年間ランキングを争うには、ただ試合で魚を釣ってくれば良いという事ではなく、時には優勝よりもシングルに入る事の方が重要だったりします。

 

厳しいルールと難しい状況判断、それを楽しめるという人はぜひトーナメントへの参加を考えてみてはいかがでしょうか。

 

さいごに

 

春のこの時期ですから、だれもがビッグママのウエイインを期待したかもしれませんが、意外とローウエイト戦になった今回。

 

試合前、自分的には他の選手の動きは関係なく、とにかく一本のキーパーを絞り出そうと必死に釣りをしたのですが、あえなく撃沈しました(泣。

 

年間5戦でポイントランキングを争う上で、初戦ノーフィッシュは事実上の圏外を意味します。なので早くも今季は蚊帳の外。

 

ですが大事なのは自分自身の成長ですから、残り試合も全力でもがいてみたいと思います。

 

仕事の都合を付けて前日から会場入りし、春の良いとされてる時期に二日間でワンバイトも取れず。

 

クタクタになって片付けを終えて帰り道は大渋滞。帰ったら家族は寝静まり、ひっそりと一人反省会。

 

一体なんのために頑張ってるのか理解できないでしょうね。釣りをしない人には(爆。

 

逆に自分には、この楽しい遊びをしない人の気が知れないですね(笑。

 

この歳でこれだけ楽しめる遊びが自分にあるのは、こころの底から幸せだと感じます。

 

まあ釣れたらもっと楽しい訳ですから、その楽しみのためにまた釣りに行くために色々がんばります‼️

 

いつか家族にも周りの人にも、そしてこのブログを読んでくれてる読者の方にも、良い報告ができると信じてるオッサンです。

 

最後になりましたが、冠スポンサーの亀山湖釣り舟協会様、会長はじめ大会役員の方々、参加選手のみなさんお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。

 

それでは。

 

今回からNBCの方で動画を公開する関係で、細かい試合の内容はあえて伏せておく判断をしました。そしてさらに突っ込んだ内容は差し控え、上位選手の釣り方やルアーの内訳は試合参加者とその場に居た方の特権として非公開にさせて頂きます。あしからずご了承ください。気になる方は試合を見に来ても良いですし、もちろん実際に参加して自分の肌で感じてみるのが一番良いと思います。