【2018年4月リライト】
自分の場合、「狙ってネスト撃ちはしない」と決めてるのですが、そうなると狙いはプリスポーンかアフタースポーンという事になります。
そしてプリもアフターも実は同じ場所にいるという都市伝説(?)があるのですが、はたして本当なのでしょうか。
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スポーニングサイクルのなぞ
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
亀山ダムのゴールデンウィークと言えば毎年ネスト祭り開催中と言ったタイミングですよね。
ネストを守るオスを釣る事については賛否ありますが、ここでは置いておきます。自分は積極的に狙う事は無いとだけ言っておきますね(結果的に釣ってしまう事はありえますが…)
さて、そうなるとやはり狙いはその前後の状態、プリスポーンかアフタースポーンのどちらかになります。
例年どの湖でもネストが確認できる季節には、プリスポーンとアフタースポーンの両方のバスが混在する状態だと思われるのですが、じつは「その両方とも同じ場所にいる」という事が考えられてるんですよね。
そしてブラックバスの産卵は数回に分けて行われるという事も昔から良く言われてますし、雑誌の記事や有名人の言葉にも良く出てきますよね。
そうなると数回産卵を終えて、まだ産卵を控えている「半プリ」という状態のバスも含まれる訳です。
さて、これらのバスをどうやって釣り分けるのか。そもそも釣り分けが可能なのか。
春バスの行動パターンは本当に難しいです。
亀山ダムのスポーニング
繰り返しになりますが、毎年亀山ダムのゴールデンウィークは、ほぼ全域でネストが確認できると思います。
目に見えるのでつい狙いたくなってしまいますが、コンディションの良くない個体は釣っても引かないし、やっぱり気が引けるので楽しくないですよね。
それならネスト以外の場所を集中して釣った方が気楽だし、魚のコンディションも大分マシだと思います。できれば回復してマッチョになったヤツを釣りたいものです。
リザーバーの春が苦手な自分としては、季節別に魚を釣り分けるというスキルは持ち合わせてないのですが、キモはやはりスポーニングベッドの近くという事になると思います。
少なくとも知っておいて損はないであろうスポーニングの基本サイクルをおさらいしておこうと思います。
亀山湖のスポーニングパターン
結局ベッドが見えればそれが答えなんですよね。
ベッドの近くのどこかにプリの魚もアフターの魚もいるって事ですから。ただしこれが難解なんですよ。
過去に数え切れないほどのネストの魚をいじめてきた自分ですが、けっこう深いところにもネストあるんです。
水がクリアなシーズンだと、最大で水深6mくらいまではネストを確認しましたね。
これはその時見えた訳ではなくて、それまで水があったところが減水で見えるようになってわかったんです。
ネスト跡があって、そこはおそらく以前6mは水深があったと思われるんですよ。
これって、見える人は見えるんでしょうね。
偏光グラスとの相性とか、それが見える目を持ってる人なら。
特殊能力を身につけているトッププロなら見えるのかもしれません。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/11/jb-top-pro-2/”]
まぁそれはおいといて、6mっていう水深はさらに浅い場所で産卵するバスの待機場所にもなるんですよ。
つまりスポーニングベッドとステージングエリアは水深がカブっている場合があるということ。
そうなると釣り分けは難しいと思ってしまいますね。
スポーニングベッドより浅いところにいる?
こうなると、6mの水深で産卵したバスはより深いところまで落ちるのでしょうか?
自分の見解ではそれは無いと思います。そうなると8m以上のディープになってしまいますから。
疲れてるところに水圧がかかる深い水深まで落ちるというのは考えにくいでしょう。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/04/post-5896/”]
そうなると、同じ水深の何かしらのカバーに付くと思うのですが、そこも人的プレッシャーがあります。
で、結局ヤル気無さそうに沖に浮いている、という感じになるのでしょうか。
フラフラ何も無い沖を泳いでいるデカいバスをよく見るんですが、それが深いところで産卵したやつかもしれません。
今年はこれを見つけたら、とにかく観察してみたいと思ってるんですよ。
そのバスが何かのカバーに入った時に口を使うのではないかと思ってます。
フラフラ泳いでる時は、まず何も反応しませんからね(泣。
ということは、やはり亀山湖のビッグアフタースポーナーはベッドよりかなり浅いところにいる、となりますよね。
やっぱトップウォーターで狙うようになる感じですかね?
アフタースポーナーは落ちない
定説にあるのは、「プリスポーナーはディープから上がってくるので底べったり」。
「アフタースポーナーは産卵後体力がないので潜れない」、と。
霞ヶ浦のような全体水深が浅く、透明度がない湖は違うでしょう。
でも、亀山湖は基本的にクリアレイクです。
日本国内のリザーバーは、多くがクリアウォーターです。なのでけっこう深い場所で産卵が行われると思います。
琵琶湖や、河口湖などの富士五湖、桧原湖や野尻湖などもそうだと思います。
一昨年あるテストで西湖に行ったとき、水深7mが丸見えで、そこにネストを確認しましたしね。
これは自分の経験の話ですが、亀山湖のアフタースポーンは短いと思うんですよ。
というか、スポーンが分散しすぎてるのかも知れませんね。
湖が一斉に釣れなくなる、みたいな事がないように思うんですよ。
って、この前まったく釣れなかったんですが、それは自分のスタイルの問題で(汗っ。
たぶんカバーまわりにノーシンカーをじっくり落とせば釣れると思うんですよね。
そしてそれは周年通用する釣り方ではないかと。ただし、サイズを狙って釣れるのはこの時期なんですよ。
よくゴールデンウィーク中に釣り未経験の女の子がデカイのを釣っちゃうことがあるんです。
それって良く見るとノーシンカーで、しかもカバーのかなり手前に落としてるんですよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/11/kameyama-neko-rig-1/”]
これはキャストが上手な彼氏さんよりそのカバーの周りに落としたノーシンカーにフラフラしたデカイのが食ってしまうという。
なので目を三角にしてカバーにフリッピングしてるオッサンよりも素人の人の方が釣れるんですよ(笑。
ゴールデンウィークの亀山湖
過去の経験からいっても、ゴールデンウィークに亀山であまり良い思いをしたことはないです(笑。
ネストだらけというのはありますが、それ以外の場所で大きなメスをちゃんと釣ったことはほぼ無いですね。
カバーテキサスは周年釣れますが、まったく同じやり方で釣れるほど甘くないですしね。
この時期はノーシンカーでカバー周りをスローにやるのが正解なんでしょうね。
たぶんですが、キモはホントのノーシンカーにする事。ネイルシンカーも入れない、ボトムまで沈めない、超スローフォール。
ギルネストパターン
忘れてはいけないのがギルネストパターンと呼ばれる(?)もの。バスの産卵行動が終盤になると、今度はブルーギルが産卵行動に入るんですが、この時のネストについたギルを狙うバスが出てくるんですよ。
チェック亀山湖のギル食いバスがいる場所にはギルがいない?
ギルのネストを静かに観察してると、ネスト守り(?)のギルをデカバスが追い回してるところを見る事ができると思います。
そこにギル型ビッグベイトやギル型ワームなどでデカバスを狙うパターンがある(と言われている)のですが、じつは自分はコレをハメた記憶がありません(苦笑。
ギルのネストに直接ビッグベイトを通して釣れるほど簡単ではないようで。いろんな要素が絡み合って成立するパターンなんだと思います。
とにかくバスは産卵行動が終わってからは、ギルに依存する固体が一定数必ずいるので、アフタースポーンのバスを追う時はギルの動きを追うと良いです。
バスのネスト跡にそのままギルがネストを作る事もありますから、バスのネストの近くでギルがスポーニングしてないか良く観察すると良いかもしれませんね。
ネストで直接は釣った事ないですが、その近くのカバーでグッドサイズが連発したという経験は何度もしてます。
バスとギルのスポーニングと、その近くのカバーと言うのはキモなんだと考えてますが、意外と難易度が高いという事も付け加えておきます(笑。
カケヅカ的まとめ
そんな訳で春が苦手な自分が必死で亀山ダムのスポーニングサイクルを想像してました。
要約すると、
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ネストのバスはコンディションも悪く狙うのは罪悪感があって楽しくない
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なのでプリスポーンか産卵後のアフタースポーンを狙いたい
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プリもアフターも同じエリアに混在している(たぶん事実)
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プリは底ベッタリでアフターは中層に浮いている(想像)
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沖目に浮いているアフタースポーナーへのアプローチはトップウォーターかカバーの中層(想像&経験)
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バスのネスト跡にギルがネストを張る事も多い
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アフタースポーンの時期はギルのネストを狙うデカバス(難易度高い)が出現
という感じでしょうか。
あくまでも自分が考える亀山ダムのスポーニングサイクルですが、これを狙って釣るのがまた難しい(苦笑。
毎年シーズンが終わる頃に気づく事が多いので、今年こそはちゃんと考えてアフタースポーナーを狙っていきたいと思います。
そして記事内で間違いがあればぜひご指摘頂き、修正点を教えてもらえればと思います。
宜しくお願いします。
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