亀山ダムで人生初というぐらい連続で釣りをした事の備忘録

2022年9月は合計10日間も釣りをしたので、その事について自分なりに感じた事を書き記しておこうと思います。

あまり釣れてないヤツの個人的な感想ですが、お時間ある方は見てやってください。

人生初というぐらいの長期滞在だった亀山ダム

最近全然ブログを書いてなかったのでブログ筋が弱々なカケヅカです。

さて、2022年の9月はこれまでの釣り人生で初めてというぐらい釣りをしました。具体的には亀山ダムに9月18日(日曜日)から21日(水曜日)までの4日間浮いて、22日23日は一旦帰宅、そして24日(土曜日)から28日(水曜日)までの5日間同じく亀山ダム浮いた事になります。

9月だけで9日間、しかも4日連続と5日連続で計9日間も同じ湖に浮いたのは当然初めての事でした。

ちなみに9月は10日(土曜日)に長門・将監川で開催された大会にもエントリーしたので、それも合わせると10日も釣りした事になります。

そこまで練習したんだから、当然試合の結果は良かったと思われるでしょうか。

そこはまあ、色々ありましたので、良かったら見てください。

練習と試合

9月に船で浮いた日数が合計10回になるのですが、じつはそのうち5日は大会でした。

まず9/10日(土)が長門・将監川で開催されたWBC(WestBoatCup)

9/18日(日)のForward Blue(フォワード ブルー)カップ

9/21日(水)の房総チャプター第5戦

9/25日のKDWカップ2022(日)

最後に先日9/28日(水)の房総チャプター第4戦(7月荒天延期による振替戦)。

特に9月後半の二週間の間に4試合というのは中々ハードでした(汗。

しかもその中のKDWカップ2022は自分が主催者側という事もあり、特に何もしてない(運営はほとんど亀山虫太朗さんがやってくれた)のに気持ちだけは疲れましたね(笑。

つまり9月の10日間はすべて試合とそのための練習という感じでした。

まあ普段から釣りに行ける日は試合のために何かを試すという事が習慣になってしまってるんですけどね。それでも試合の直前練習は自分でも気づかないうちに気合いが入ってしまうので、意識的に休むようにしないと本当にしんどい事になります。

なので朝を少し遅めにスタートするとか、上がる時間を早めるとかして、試合までに疲労を貯めないように気をつけました。もう良い歳なので(世間的には普通に初老の部類ですw。

連泊の途中でコインランドリーに行ったのも初めてだったし、練習の中日の午前中が天候不良で出船停止になって休めたりしたのは良い経験になりましたけどね。

9/10日長門・将監川WBC

まずは9/10日に開催された長門・将監川でのWBC(WestBoatCup)。

結果はなんと4位という好成績。正直時間が経ってしまってるのであまり詳しくは覚えてないのですが(主催者の方すみません)、朝早い時間にチャターでアベレージサイズを一本、終了間際にカバーネコで一本追加して合計2本でした。

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1568491181117689857

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1568555808291721216

こちらの大会は釣ったその場でバスをスケールに乗せて写真を撮り、合計の長さで競うデジタルウエイイン方式を採用されてます。

撮った画像を主催者のLINEに送信して確認してもらうシステムで、面白いのがリミット(規定本数)が無い事。

何本釣っても良くて、その合計の長さで競い訳ですから、数を沢山釣った方が有利だと思われるのですが、キーパー制限が30cmというのがありまして、これがまた絶妙な長さなんですよね。

長門将監に通ってる方はわかると思いますが、このフィールドはぶっちゃけあまり数は釣れません。なので引数の制限を設けて無いという訳です。

もっと細かいルール設定はあるのですが、ここでは割愛させて頂きます。

アットホームで敷居の低い楽しい大会ですので、興味のある方はぜひ参加を検討されては如何でしょうか。

自分もできる限りエントリーするつもりなので、現場でお会いしたら宜しくお願いします。

9/18日Forward Blue(フォワード ブルー)カップ

次に9/18日のForward Blueカップですが、この大会は生涯忘れる事のできない記念すべき日になりました。

なんと亀山ダムでの自己記録更新となる57cmというスーパーキッカーが入って優勝してしまったんですよね。

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1571394074321768450

大会当日はかなり悪天候に見舞われたのですが、それがデカバスが動くタイミングだったのかもしれません。そのデカバスがたまたま自分の投げたルアーを食ってくれて、奇跡的にキャッチできてしまったという感じでした。

 

ただ、ラッキーだけで勝ったと言ってしまうと参加された他の選手の方に対して失礼になってしまいますよね(汗。

98%ぐらいラッキーだったと思いますが、ほんの少しだけ自分の準備やこれまでの経験が生きた事が勝ちに繋がったとすれば、試合前にメインのカバーネコ用のロッドのガイドが1個外れてしまっていて、それを補修しておいたこと。このロッドで今回のキッカーが釣れたので。

それからPEラインとリーダーの結束やフックの結びがちゃんと出来ていた事。今年の房総チャプターでフックの結び目がスッポ抜けて、キャッチ出来てればお立ち台に上がれるはずだった魚を逃してるので、その後色々検証して確認しておいた事等。

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1571424366424133635

そして何より、リミット3本の合計長さを競うレギュレーション(デジタルウエイイン)で、アベレージサイズを2本以上穫れていた事。

長さ勝負は50アップが一本入っても、25cm2本と同等、3本釣られると負けてしまいます。

キッカー以外にもしっかりリミットを揃えられた事が地味に効いてたんだと言えますよね。

兎にも角にも、亀山ダム自己(事故)最大魚が大会中に釣れてくれたという記憶に残る日になりました。

すばらしい大会を開催してくれたForward Blue関係者様にこの場を借りてお礼申し上げます。

9/21日房総チャプター第5戦

7月の房総チャプター第4戦が中止になり、それ以来の亀山ダムだったのが上にも書いたForward Blueカップでした。

そのまま連泊して迎えたのが9/21日の房総チャプター第5戦でしたが、残念ながら結果はイマイチ。

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1572455316008341504

↑第4戦とありますが、第5戦の間違いです(汗。第4戦は7月荒天延期でこの翌週になります。

関東にお住まいの方はご存知の通り、今年の9月後半は週末になると台風が発生し、また平日になると温帯低気圧に変化するという繰り返し(汗。

練習日の2日間はとにかく雨が降ったり止んだり、レインギヤを着ると雨が上がってサウナ状態、脱ぐとザーザー降りになるという。

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1571624792989761536

そして台風情報に振り回されて、湖の水位はダムの放水の関係で昨日はフル満水からの翌日は50cm減水みたいな感じで翻弄されました。

とは言え、それは選手全員イコールコンディションな訳で、状況に応じて上手くアジャストできた選手が上位にいった感じでしょうか。

この試合は練習から本番まで、本当に何も見えなかった苦しい苦しい戦いでしたね。

もちろんそんな日々も自分の中では貴重な経験になりましたけど。

ただ、いつまでもこんな事を繰り返していてはいけないなと感じた数日間でした。

9/25日KDWカップ2022

自分の中では今季最大のイベントとなるKDWカップ2022が先日9/25日に開催されました。

こちらについては別に記事を書いてますので、良かったら見てもらえればと思います

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1573977371333787648

9/28日房総チャプター第4戦

自分的に長かった亀山ダム生活も一旦終了となる9/28日(水)、房総チャプター第4戦が開催されました。

この試合は今年7月に予定されていた第4戦が荒天で延期になった事による振替戦です。

Twitterなどで結果を報告してるので既にご存知の方も多いかと思いますが、結果だけ見るとやはりイマイチでした。

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1575021670339072001

ただ、自分の中ではこれまでと違い、ただの玉砕ではないわずかな確信をもって望んだ試合ではありました。

前週に4日間、間2日挟んで4日間も同じ湖に浮いたので、この試合はそれらの練習や試合の成果を試す大一番的な位置づけだと思って望みました。

なにせ天候や湖の水位が日替わりで、自分が釣れるエリアやルアー・釣り方も日替わりという感じだったので、腹を括って信じた事をやりきらないとダメだと自分に誓った試合だったんですよね(大げさか。

湖の状況

湖の状況は前週までの雨の影響で上流部は濁りが残り、本湖はまあまあ澄んでいるという感じ。

練習で本湖の方が割りとイージーに釣れるけど自分のスタイルだとサイズが伸びない。

折木沢と猪川の上流部のカバーをダメ元で本気で撃ってみたら、タイミング次第では意外とグッドサイズが釣れる事を確認。

前日プラまでの感触

前日プラで折木沢中流カバーで推定1200~1300gをバラしてましたし(フックサビサビで敢えて使ってた)、猪川最上流にあるブッシュもタイミングが合えばグッドサイズが食ってきたんですよね。

練習では繰り返し何度も同じスポットを撃ってみて、どういうタイミングで釣れるのかを自分なりに検証しました。まあ人が居ない時に食ってくるので、試合でそんなタイミングはほとんど無いんですけどね(汗。

そして猪川下流にある崩落跡で、まあまあアベレージより少し上のサイズが複数匹釣れる手応えを前日前々日のプラで得ていたので、それを心の拠り所に(笑。

苦手な西側上流で勝負する事に

房総チャプターは試合ごとにスタート会場が変わるシステムで、今回は本湖にある松下ボートが会場。そうなると折木沢上流までは自分のエレキシステム(MotorGuideX5-24V82lb中華リチウム)だと移動に1時間以上はかかると思ってた方が良いので、往復2時間は釣りをする時間が削られる事になってしまいます。

よほど何か掴んでないとかなりリスキーな展開になる事は間違いないところ。

ただ、年間のポイントランキングには全然関係ないので、最低でもお立ち台に上がれるぐらいは釣ってこないと意味がありません。

まあウイニングウエイトを正確に読めてる訳ではありませんが、2キロ以上釣らないと優勝争いには絡めないだろうとなんとなく予想。

なので同じ西側のメジャーエリアである医院下のカバーは捨てて、釣れればサイズの良い折木沢・猪川筋で時間一杯まで粘ろうと決めました。

目標はキロフィッシュ1本に500gを2本という感じで設定しました。

スタート後一直線に猪ノ川へ

前日までの練習の感じから、シャローカバーでグッドサイズが釣れるのは日が登って気温水温が上がる昼頃という感じだったので、朝のうちにナイスキーパーを2本獲っておきたいと思い、キッカー場所である折木沢の前に猪ノ川の崩落へ向かいました。

亀山ダムの中でも有名エリアなのでバッティングを予想したのですが、不思議とこの日は誰ともバッティングせず。ほぼ貸し切り状態で撃つ事ができました。

しかし食いが浅いのか何かが変わったのか、フッキングミスを連発してしまいます。

結構引き込まれるようなバイトが連続したのですが、ロッドに重みが乗った直後にフックオフしてしまう感じで、10時頃までノーフィッシュ。これは想定外でした(汗。

ノーフィッシュのまま折木沢筋へ

9月終盤と言うことで朝晩の気温差が大きくなっていて、朝のスタート時は寒くてレインギヤを着込んでたのが、10時を過ぎるあたりでかなり暑くなってきました。

猪川で一本のキーパも穫れてなかったのですが、ここで一旦折木沢のカバーを撃つために移動。

猪川上流のカバーが頭をよぎったのですが、少し上を見に行ったら当たり前ですがすでに数艇見えたので、これは入るスペースは無いだろうな、と。

そして人が多い中を低速で移動し折木沢中流域まで進みますが、狙いのカバーには既に先行者が。まあ当然といえば当然です。

ただそこは他の選手もわかってるのか、そこまで粘る感じではなく、適度に撃って移動するという感じでした。

空いたカバーに入って間髪入れずにジグを撃っていきます。ドシャローのプアカバーなので、先行者とか関係なくタイミングが全てという当て物的な狙いでした。

『くじは引かないと当たらない』という思いで、この後も何度も入り直すつもりで、そこを一旦離れます。

再度猪川へ

11時をまわり、再び猪川のキーパー場に戻ってきました。

帰着が14時なので、余裕を持って12時30分には上流での釣りをやめなくてはいけない計算です。

上流からまっすぐスタート地点まで帰ったとしても、亀山ダムは平日でも人が多いので、エレキの速度を朝より抑えめにしなくてはいけないですからね。

帰りがけに目星をつけてる本湖のスポットもありましたが、なんとか西側で良い魚を一本獲らない事には練習した意味が無いと思い、我慢して留まり続けました。

思いとは裏腹に時間だけが過ぎていきますが、ここで待望のグッドサイズが食ってくれました。

https://twitter.com/kakedukaSS/status/1575707505543430145

前々日の練習で複数匹釣れる事を確認し、前日練習ではフックを折ってバイトだけを確認していたスポットでしたが、ここで待望のナイスキーパーが釣れてくれました。

折木沢筋で釣れるキロオーバーとまではいかないですが、キーパー場と考えてたスポットで約800gなら悪くない。

ここで最後の勝負をしに再度折木沢へ移動します。

折木沢不発で帰着へ

再び折木沢を登っていきましたが、やはり狙いのカバーには人が張り付いてました。でも狙い方や使用ルアー、タックルやラインシステムの細かい違いなどでプレッシャーの掛かったバスはセレクティブになってるはず。

時間も時間だし、近くのスポットで先行者が移動するまで何となくキャストを繰り返します。

やはりそこまで長く粘る事無く先行者が移動したので、最後の勝負で入れ替わりにそのカバーに入りました。

9月後半で9日間も亀山ダムに浮いていて、台風が2回も上陸して湖の状況が日替わりで翻弄されたあげくに何となく見えた釣り方はカバーの直下でロングシェイクするというもの。

橋桁に溜まった浮きゴミが凄く濃かったので、ロッドの先端で浮きゴミに穴を空けてルアーを入れて、そのまま直下でロングシェイクするとグッドサイズが釣れるというやり方でしたが、この日とうとうそのタイミングは訪れませんでした。

帰りがけのスポットで3連続バラし

12時30分を回り、後ろ髪を引かれながらも帰着に向かう事に。

エレキ戦としてはかなりのロングランなので、少し余裕を見て早めに帰る事にしたのですが、時間が許せば帰りがけに本湖の狙いのスポットを数か所撃てればと思ってました。

残り時間少しではありますが、ちょっとだけ余裕があったので藤林のバンクにある薄ゴミをカバーネコで撃つとギュンと持っていくようなバイトが。

でもその直後に痛恨のラインブレイク。

リーダーの途中からプッツリ切れてしまいました(あの時のバスごめん。

上流でカバーを狙っていた時に傷が入っていたのか、良くわかりません。ラインチェックは常にしてるつもりだったのですが、焦って怠ってたのかもしれません。

ロッドを持ち替えて同じストレッチを撃っていくとすぐまた小さなバイトが出ますが、それはフッキングできませんでした。それが2度続きましたが、同じようにフッキングできず。

清々しく帰着

なんだかんだで試合前のプラン通りに動いた結果、ナイスキーパーは穫れましたが、リミットは揃わずに帰着となりました。

自分の中では今回の試合だけでなく、この先を見据えたプランだったんですよね。

これまで本湖松下ボートがスタート会場の時は西側の上流域まで行った事がなかったんです。やはり釣りの時間を往復で2時間も使ってしまうのはハイリスク過ぎるなと。

でも今回練習で手応えを掴んでたし、西側の上流域に良いサイズがいたのがわかってたので、ここで勝負にいかないと自分のトーナメントに未来はないなと。

その上で我慢してナイスキーパーが一本穫れたのは収穫だったし、タラレバですが本湖のサブスポットでリミットが穫れてればお立ち台まであったんですよね。

まあナイスキーパーが穫れたらすぐ下だってリミットを狙いにいけばよかった訳ですが、残念ながらそれができるほど自分に経験値とトーナメントセンスが無かったという事でしょうか。

途中自分の中で、「これだけ練習してリミットが揃わないとかカッコ悪いよなー」という思いが頭をよぎったのですが、もう後戻りはないなと。

その結果キーパー一本だけという事になりましたが、自分的には勝負にいって散ったので、下手に釣れた試合より悔いはありません。清々しい気持ちでした。

こうして9月の5試合目は終わりました。

最後に

そんなこんなで過酷で最高に楽しい亀山ダム生活を綴ってみました。

最後の房総チャプター第4戦の部分だけ長文になってしまいましたが、それだけ思いが大きかったと思って頂ければ幸いです。

今現在KDWの工場の移転でバタバタしてるのですが、その中で長期に渡って釣りに行かせてくれた家族や社員には感謝しかありません。

おかげで自分にとってかけがえのない時間になりました。

連日同じ湖に出る事で見えてくる色んな事が、これからの釣り人生において凄い財産になったと感じてます。

最後になりますが、連日お世話になった亀山ダムつばきもとボート様、釣りに行かせてくれた家族と社員、そして励まし合い競いあってくれるトーナメント仲間にこの場を借りてお礼申し上げます。

ありがとうございました。