今回のジャパンフィッシングショー2017で自分的に一番気になったロッドはもちろんフリッピングロッドです(笑。
入場一番で行ったSHIMANOブースで最初に見たのが今年モデルチェンジするエクスプライドシリーズ。
そこで1711XHというガチのフリッピングロッドがラインナップにあるという事で、しっかり見てきました。
シマノ NEW EXPRIDE(エクスプライド)シリーズ
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukass)です。
今回のジャパンフィッシングショー2017では沢山のリールやルアーをみたのですが、自分的に一番気になってたのは、やはりフリッピングロッドなんですよね。
しかもNEW EXPRIDE(エクスプライド)のラインナップという事で、価格的に安価なものになってるであろう、という期待があったんですよ。
その予想は的中し、なんと定価ベースで30000円台、おそらく実売価格は20000円台になるのではないでしょうか。
SHIMANO NEW EXPRIDE(エクスプライド)1711XH基本スペック
全長 2.41m
継数 2(ピース)
仕舞い寸法 2.3/17.5(mm)
自重 162g
適合ルアーウエイト 14~84(g)
適合ライン(ナイロン・フロロ) 14~30(lb)
カーボン含有率 99.8%
本体価格 32000円
もうこの時点で一本いっておこうかな、という感じでした(笑。
162gという本体重量がまず軽いのにびっくりしましたね。
旧モデルに比べて全体的に約10%の軽量化に成功してるという事で、その恩恵を一番受けてるのが今回の1711XHや172Hなどの撃ちもの系だという事らしいです。
ストリッピングガイド
以前過去記事で書いたのですが、フリッピングロッドの最大の特徴はストリッピングガイドの位置なんですよ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/flipping-harrier80/”]
ストリッピングガイドというのはリールに一番近い位置にあるガイド、バットの最後についてるガイドの事ですね。
そのストリッピングガイドがリールからかなり離れたところに付いてるのがフリッピングロッドの特徴なんです。
その理由はもちろんラインを引き出す時に、なるべく多くのラインを引き出せる為なんですよね。
で、今回見たNEW EXPRIDE(エクスプライド)の1711XHはガチのフリッピングロッドといえる位置にストリッピングガイドがセットされてました。
これはガチで海外をターゲットにしたフリッピング専用機だと感じました。
日本じゃあんまり売れないでしょうね?、という事を担当の方にズバリ聞いたら、もう苦笑いでしたからね(笑。
ただし、このロッドがアメリカのトーナメントには絶対必要だと激押ししたある日本人バスプロがいたんですよ。
深江さん肝いりの一本
その人物とはアメリカFLWで活躍する深江真一プロ。
今まで自身が使用するSHIMANOロッドのラインナップにはガチのフリッピングロッドはなかったと考えてたそうです。
そこで今回のモデルチェンジのタイミングで、長さ・強さ・軽さ・ストリッピングガイドの位置など、拘りに拘って作った一本という事なんですよね。
全体的なガイドセッティングについては、マイクロガイドなのに、マイクロ過ぎない独自の大きさのガイドとの事。
やはり太いラインを使用する事を前提にしてるという事で、あまり小さいガイドではやりにくかったらしいです。
バットガイドが下から3個がダブルフットで、そこから上はシングルフットガイド。
シングルフットからダブルに変わるところが曲がりの第一の曲がり止めという事なんですが、このロッドは結構曲がるロッドなんだそうです。
やはり釣れるフリッピングロッドはやや柔らかい方が良いのでしょうか。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/flipping-rod-to-catch-is-soft-cover-shoot/”]
ちなみにこのロッドは去年までB.A.S.Sエリートプロの桐山孝太郎さんも激気に入って使ってるそうですよ。
アメリカでは高級ロッド
それにしても、この価格でこのクオリティーで大丈夫なのかと心配になってしまいます(笑。
それについても素直に担当の方にぶつけてみたのですが、意外な回答が返ってきました。
アメリカでは有名なバスプロでも100ドルくらいのロッドを普通に使ってるらしいんですよ。
そう考えると日本円で30000円くらいのロッドは高級ロッドの部類になるんだそうです。
日本の市場だと10万円以上のロッドも珍しくなくなってきてる中、30000円はリーズナブル、というかフリッピングロッドでは激安ですよね(笑。
このあたりは日本とアメリカで全然感覚が違うんですね。
やはりバスボートで数時間走るのがあたりまえのアメリカのフィールドでは、カリカリにとがった高級ロッドよりも、まずは安くて頑丈な事が優先となるんでしょうか。
やはり並継ぎ
さて、この長さ(7.11フィート)ですから、持ち運びを考えると当然ツーピースになります。
ツーピースと言っても一般的なブランクの途中で繋ぐのではなく、バットが取り外せるという意味ですね。
まあこれは今までのエクスプライドでも7フィート以上のロッドはそうでしたし、NEW EXPRIDE(エクスプライド)もそうなってます。
ただし、これがアメリカ輸入モデルでは接着して完全にワンピースにしてしまうとの事。
やはり移動時にバット部分を紛失してしまう事を防止する意味合いだそうです。
日本での使用を考えた場合はバットが外れないと持ち運びが大変なので、ツーピースなんですが、なぜテレスコピックではないんでしょうか?
自分の愛竿ハリアー80もテレスコではなく並継ぎなんですが、個人的にもそっちの方が好きではあります。
これについては、テレスコピックにすると高弾性のロッドでは折れの危険を考慮して並継ぎを採用してるらしいですね。
テレスコの方がバットの紛失の心配はないですし、移動時にはコンパクトになるので良いのですが、そこはメーカーとフィールドスタッフとで出した結論という事らしいです。
2000~4000円アップ
今回のモデルチェンジで全体的に価格は2000円から4000円アップという事です。
まあまあな上げ幅に感じますが、その分性能やコスメは良くなってるとの事。
グリップに関してはハイエンドモデルのポイズンアルテマと同じものになってるという事なんですよね。
それは実際に実機同士を比べてみましたが、確かに同じものを使用してるようでした。
ただし、NEW EXPRIDE(エクスプライド)の方はマットな感じで、現場レベルで握りやすい事を重視したそうです。
まあ、それだけいろいろ詰め込んだロッドなら、そのくらいの価格差は許容範囲というところでしょう。
自分的にこのロッドは買う事に決定しました(笑。
さて、今期ハリアー80との併用で何か化学変化を引き出してくれるのでしょうか。
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