2017年のジャパンフィッシングショーで見て以来、自分的にメインロッドにしようと思ったくらい期待したフリッピングロッドだったんですけどね。
ここまでは全然使いこなせてませんでしたが、先日の釣行でキッカケがあったんですよ。
やはりガイドは大きく関係あるようです。
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マイクロガイドのメリット
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
典型的な昭和臭の釣りをする自分なので、ここ最近のタックルは中々使いこなせずにいます(笑。
今期意気揚々と試し始めたエクスプライド1711XHですが、当初の思惑とは裏腹に、まったく使えてなかったんですよね。
自分のスタイルがリザーバーのカバーテキサスをフリッピングするというものなんですが、この釣りの最大のキモはリグを中層で止めたままシェイクで誘う事です。
その理由は過去記事で何回も書いてるので割愛しますが、クラッチをほとんど切らずに左手で引き出したラインの量だけで釣っていくので、基本的にロッドは片手で操作する事になります。
なのでロッドの軽さは大事な要素でして、セミマイクロガイドのメリットは大きいと考えてたんですよ。
加えて感度も良くなるらしいし、ロッドのテーパーやアクションにも効果が期待できるという事で、マイクロガイドセッティングのフリッピングロッドには相当ワクワクしてたんですけどね。
それが使えど使えどまったく釣れず、自分の腕が悪いのは大前提ですが、それ以外にも何か原因があると思わずにはいられなかったんですよ。
太いラインとの相性
以前から薄々気づいてたのですが、17エクスプライド1711XHはナイロン30ポンドでテキサスリグをシェイクするのは相性が良くないですね。
やはりセミマイクロガイドに通すと30ポンドラインでは遊びが少ないので、ワームが思ったように動いてないんだと思います。
それは実際にハリアー80と使い比べてみると感じるのですが、もう10年以上前のロッドなのでガイドもデカいし数も少ないんですよ。
その分ナイロンの30ポンドを通してもガイドの内径に余裕があるし、ロッドの長さに対してガイドの数が少ないと、ガイドとガイドの間でラインが良く遊ぶと言うか、適度に余裕があるというか。
例えが適切かわかりませんが、一般車とレーシングカーの違いくらい遊びに差がある感じですね。
セミマイクロガイドとフロロカーボン
先日の釣行ではエクスプライド1711XHにフロロカーボンの16ポンドを試してみたのですが、良い悪いは別にして、ダイレクト感がハッキリと体感できました。
というか、今時のマイクロガイドセッティングのロッドはみんなカッチリ感あるんですが、基本的にフロロカーボンやPEラインを使う事が前提なのかも知れませんね。
バスフィッシングの歴史って、かつてはナイロンラインしか無い時代が長かった訳ですよ。
その当時のすべてのロッドはナイロンラインの使用が前提で考えられてたんでしょうね。
特にアメリカでは太いラインを使うのが当たり前みたいですから、ナイロンの20lb30lbの使用はごく普通だったと言えるんでしょう。
それが時代は進んで、フロロカーボンやPEラインを使う頻度は飛躍的に増えた訳です。
それに合わせてロッドも太いナイロンラインよりフロロカーボンやPEラインを使う事を前提に作る事になるのは必然と言えるのかも知れませんよね。
まあ事の経緯の細かい部分まではわかりませんが、エクスプライド1711XHとフロロカーボン16ポンドの相性は良いと感じました。
落とす・止める・感じる
カバーテキサスの中層の釣りでは、適度な遊びがあった方が釣れると思ってました。
でもタックルによってはカッチリした感じを生かして、誘い方も変えてみるとおもしろいかも知れないですね。
とにかく感度は間違いなく良いし、操作性もかなりカッチリしてます。
ロッドを倒した分だけリグがキッチリ落とせるというか。 そしてリグの重さもちゃんと手に感じる事が出来ました。
それに対してこれまで長く使ってきたTDバトラーリミテッド ハリアー80ですが、じつはフロロカーボンやPEラインを使うと違和感があるんです。
自分だけかもしれませんが、フロロカーボンで使用して釣ったためしがありません(笑。
気のせいだけでは無いと思ってるんですが、太いナイロンにしてからの方が圧倒的に魚が獲れてるんですよね。
その部分はやはりタックルのトータルバランスが、太いナイロンを使った方が高いんだと考えてます。
そして今回のエクスプライド1711XHですが、これは適度に細いラインの方が相性が良いように感じてます。
今回はフロロカーボン16lbでやりましたが、次回はPEラインを絶対に試してみようと思ってます。
荒天時に適してるのか
強風時や波が荒い時、寒い時やカバーが強烈にキツい時にはカッチリしたフリッピングロッドは良いかも知れません。
TDバトラーリミテッドハリアー80は亀山ダムの一般的?なヘビーカバーには最適なんですが、全体的にそこまで屈強なロッドとは言いがたいんですよね(笑。
良いロッドなのは間違いないですが、シチュエーションを選ぶのかも知れません。
この長さにしてこの軽さ(8f/130g)ですから、片手で扱えるフリッピングロッドとしては相当小技が利くんですよ。
エクスプライド1711XHは決して重くはないですが、ロッド重量160gは完全に片手で扱うには無理があります。
細かいシェイクなどはハリアー80のようには出来ないんですよね(笑。
でもロッドパワーはかなりのもので、感度も良いし操作性も良いです。
カバーテキサスにしては軽めの7~10gのテキサスよりも、もっと重いシンカーでやる気のあるバスを一気に引っこ抜くような釣りに向いてるのかも知れないですね。
今後は小技を利かせる時はハリアー80、荒天で操作性が悪い時は重いシンカーを使ってエクスプライド1711XHという使い分けもありかもしれません。
最後に
エクスプライド1711XHの使い方が少しだけわかったような気がした先日の釣行。
今後はハリアー80とはまったく違う使い方をした方がおもしろいような気がします。
これまではホグ系やクロー系ワームが中心でしたが、この先はまたフルサイズのラバージグやストレートワームのテキサスなども試してみようと思います。
中層シェイク以外にもカバーの釣りの幅が広がるよう色々実験してみますね。
そんなお話でした。
終わります。