【2018年三月リライト】
現在千葉県房総半島のリザーバーが相次いでレンタルボートでのバス釣りを解禁してます。
今年はさらなる盛り上がりを見せると予想されるレンタルボート&エレキスタイル。
そんな中、初心者の方ほど基本的なエレキ操船について知っておいた方が良いと思い、今回記事を見直してみました。
何かの参考になれば幸いです。
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はじめに
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
自分のホームレイクである千葉県房総半島にある亀山ダム(亀山湖)は、船舶のエンジン走行が禁止されているんです。
手漕ぎ(足漕ぎ)を除いて、すべての移動手段はバッテリーを電源とするエレクトリックモーター(以下エレキ)になるんですよ。
当然バス釣りにおいても、移動手段はエレキオンリーになる訳で、釣りの際のボートポジションもすべてエレキで行う事になりますから、操船が釣課に直結してると言えますよね。
亀山ダムに限った話ではないですが、
「エレキの操船が上手い人=魚を釣るのが上手い人」
という図式で良いと思ってください。
それでも、広いオープンウォーターならそれほどシビアに踏まなくてもも大丈夫、と考えてませんか?
あるいは自分がよく行くフィールドはそれほど操船に気を遣わなくてもよく釣れるから、とか。
いえいえ。エレキの踏み方でメチャメチャ釣課に差が出ますよ!
バスフィッシング中級者以上のひとが自然と実践していることを書いてみますので心あたりがないか考えてみてください。
その1 左右どちらの足でも踏めるか
これは単に、片足だけで踏んでると疲れるとかそうゆう意味ではありません。
利き足で踏んだほうがやりやすいとは思います。
が、逆の足でも踏めたほうがメチャ良いことがありますからぜひチャレンジしてみてください。
まず、あるストレッチやバンクを流していく釣りの場合。
向かって右を打つか左を打つかでエレキを踏む足は変えるべきです。
というか、踏みながら投げるのであれば逆の足はありえないでしょう。
進行方向に向かって右側にキャストなりピッチングするとき、右足で踏んでいたら投げられないですよね?
ということは、その状況のときキャスト時にはエレキを踏んでないということに。
これが流れがあったり、風があちこちから吹いていたら船が安定せずキャストの精度も落ちてしまいますよね。
それと、エレキはあまり強めにせず、一定の強さで踏みっぱなしが一番燃費に良いと言われてます。
強い電力でON・OFFを繰り返すとバッテリーの消耗がはげしくなり、一日もたない、ということにも。
エレキは状況によって、左右どちらの足でも踏めるように練習しましょう。これは釣課に差が出ますよ。
その2 惰性のコントロールができるか
入り組んだストレッチを流していて、エレキをなるべく踏まずに流したい状況だったとします。
船の向きを変えたり、微妙に進めたい時などに、釣りウマな人は惰性で船をコントロールしてますよね。
ルアーをプレゼンテーションした後に、エレキをどのくらい踏むと自分のルアーにロックオンしている魚にプレッシャーがかかるかを考えてます。
今あなたがキャストしたルアーには魚が反応しています。でも無造作にエレキを踏んでしまうとその魚は食うのをやめてしまいます。
ちなみに踏みっぱなしのエレキをOFFにするのも良くないと考えてます。
要はONでもOFFでも、エレキの変化でプレッシャーがかかってしまうのです。
狙うスポットに対して、あるところでエレキをOFFにして、惰性をうまく利用してアプローチしましょう。
それには我慢が必要ですよ。
惰性が強すぎて思わす逆向きにエレキを踏んでしまう、みたいなのが最悪です。
船が狙いのスポットに突っ込んでしまいそうになってもルアーにワンアクションくらいくれてからバックしましょう。
そのワンアクションでけっこう食ってきたりしますよ。
その3 バックで踏めるか
これは一日の終わりに桟橋に船を着ける時の事をイメージするでしょうか。でもそれはほんの一時の事です。
それよりバックが大事な状況がありますよね。
例えばルアーが木に引っかかってしまった時。
特に同船者がいる場合、バックで取りにいく事は多々あると思います。
この時いかにスムーズに回収を行うかはその日のリズムにも影響しますからね。
これにモタついてると、大事なチャンスタイムをロスします。朝のゴールデンタイム中だったら一秒でも惜しいですよね。
沖でボイルがあってもキャストが届かなくてガッカリしたり。
バックの操船自体が直接釣りには関係なくともトータルで考えると大きな差になります。
ここでアドバイスです。
朝、エレキのセッティング時。ヘッドカバーについている矢印が真後ろから少し行き過ぎたくらいの位置(時計で言うと6時35分くらい)に向いてる時に、エレキのフットペダルは踵いっぱいに踏んでる状態にしておくのが便利ですよ。
そうするといざバックする時に踵いっぱいにしてまず踏んでやると船が真後ろじゃなく、少し斜め後ろにいくのがわかります。
ペダルを少しだけ戻してやるとその反対方向にもバックできますからバックしながら向きを調整できるんですよね。
って、これわかりますかね?なんかわかりにくいですね。
こんど画像で説明しますね。ごめんなさい。
その4 強風時にステイできるか
これはけっこう難しいです。言葉だけでどこまで伝わるか。
これは基本フットペダルから足を離さずにすべての動作を行うことになります。
自分のホームレイクである亀山湖ではあまり沖でステイすることはないですが、たまに沖にある水中島などを狙います。
そのときは一箇所で確実に止まってないとわずかなバイトを感じとれません。
これは昔JBプロ時代に、河口湖での試合で鍛えられましたね。
とにかく参加人数が多かったですからね。平均500~600人は出てた頃です。
船をステイさせる技術がないとすぐに狙いのスポットを誰かに取られてしまいます。
もう必至で覚えました。おかげでエレキ操船はなんとかそのレベルになりましたね。これも練習あるのみです。
マーカーブイを打って、山立てした位置から動かないようにエレキを踏むようにしましょう。この時エレキはほぼ踏みっぱなしになるはずです。
風が吹くと難易度は一気に上がります。
ルアーを通すコースが一箇所しかないようなスポットではこれができないとバイトがとれませんよ。
その5 船をまっすぐに進められるか
この項は元々ドラッギングのやり方を説明してたんですが、初心者の人にそれを言っても無理だと判断し、内容を書き直しました。
いずれドラッギングの釣りにも活きてくると思いますが、その前に船をまっすぐに進めるようになってください。
岸際を釣りしてる時は目安があるので何となく船の向きを決められますが、沖を走ってる時などは目標物が無いと無駄に蛇行してしまい、無意識に遠回りしてしまったりするんですよ。
バッテリーも無駄に消費しますし、それにより到着時間も遅くなるので釣りをする時間を地味に削られていく事になります。
ローパワーの船をまっすぐ進めるのは意外と簡単では無くて、少し舵を切っただけだと船の向きが変わった事が体感できなかったりするんですよね。
これについての対策としては、それなりにハイパワーのエレキを使うとか、船尾にラダーを取り付けるのが効果的です。
ハイパワーエレキについては注意が必要なので、十分予備知識を身に付けてからの使用を強くお勧めします。
それについて自分の考えを別記事に書いてますので、よかったらそちらも読んで頂けると嬉しいです。
チェックハイパワーエレキを使う事のメリットデメリットを考えてみた
カケヅカ的まとめ
エレキ操船は直接的な釣りだけじゃなく、湖上での自分の足そのものなんですよ。
これが思い通りに動かないと魚が釣れないのはもちろん、いろいろな面で時間をロスしてしまいますよね。
特にエレキ専用レイクでは移動方法はほぼエレキのみです。
バッテリーの消費など、多方面からエレキ操船を見直してみると釣りの幅が広がると思います。
バスフィッシング中級者以上になると、あまりヘッドカバーの矢印は見てません。
いつも同じ位置にペダルをセットして、本当の自分の足のように操船します。
それができるようになると今より劇的に魚が釣れるようになるでしょう。
ある意味まったく集中しないでエレキを踏めるようになると、上級者に近づくのかもしれませんね。
では。
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