車が爆発!? 【バッテリーで感電】 絶縁はしっかりしないと危ないという件

レンタルボートにエレキというスタイルの場合、バッテリーを持ち運ぶ事になりますよね。

 

その際に絶縁はしっかりやってますでしょうか?

 

この場合の絶縁とは、早い話が感電防止の事なんですが、バッテリーの端子をむき出しのまま持ち運びすると感電の恐れがあります。

 

購入時についている赤黒の絶縁カバーは必ずかぶせるようにしないと危ないですよ。

車が爆発

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

さて、いきなり脅かすようですが、これは釣りをする人は他人事ではないはずです。

 

自分も長いキャリアの中で、実際にボート用のバッテリーを感電させて車内でガソリンを爆発させた人を見てますし、何件かそうゆう話を聞きました。

 

爆発といっても、車が大破した訳ではないですが、ラゲッジスペースに積んであったボート用のガソリンを、バッテリーを感電させた事が原因で引火して、そのまま車の後部が吹っ飛んだ、というもの。

 

引火

 

 

自分の知り合いは、大きな怪我は無く、幸い髪の毛が燃えるくらいで済んだみたいですが、タックルの多くは焼けてしまいました。

 

でもヘタすると命の危険もありましたよね。

 

特に冬は乾燥してるので、気化したガソリンに引火しやすい時期でもあります。

 

ちょっとした火花が引火の原因になりますから、よくよく気を付けないといけませんよね。

 

バッテリーは簡易溶接機?

 

自分は元々溶接工でした。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/08/rental-boat-ladder-yousetsu/”]

 

なので溶接の仕組みを良く理解してるのですが、誤解を恐れずに言うと、バッテリーというのは溶接機の構造そのものなんですよね。

 

ボイジャーMF27

 

電極同士を直結させることで、電熱を瞬時に発生させて金属同士を接続するのが溶接の仕組みですから。

 

バッテリーのようにプラスマイナスの電極が近くにあって、何か通電するもの同士が接触すれば、即座に感電します。

 

それが12Vと言えども、鉄を一瞬で溶かしてしまうくらいは容易ですからね。

 

実際自分も一瞬感電した事があるのですが、少しの間、腕が上がらなくなるくらい痺れました。

 

通常バッテリー一発で12Vですが、電流値は105A前後あるのが普通ですよね。

 

この電圧でこの電流値は異常とも言える訳で、かなり大きな電気が流れやすい構造になってる訳です。

 

うかつに金属同士を接触させないように、最新の注意をはらう必要があるんですよね。

 

カーボンロッドは優秀な電導体

 

結構見落としがちですが、釣りに必ず必要な釣り竿は、じつはかなり高性能の電導体です。

 

現在ロッドの多くはカーボンが使用されてますよね。

 

そのロッドには「感電注意」等の注意書きが記されてるはずです。

 

感電注意

 

これをバッテリーのむき出しになった電極同士に接触させたら、即座に感電という事になります。

 

特にレンタルボートにエレキというスタイルでバスフィッシングをしてる方はみんなこの危険と隣あわせな訳です。

 

もちろんレンタルボート以外のスタイルの方でも、バッテリーを持ち運ぶ必要のある人は多いですよね。

 

それはほとんどの場合、ロッドと同時に積んでます。

 

それがかなり危険な事である事を強く認識しておくべきでしょう。

 

朝のセッティング時は細心の注意を

 

レンタルボートにエレキというスタイルでやる場合、船の上でエレキの電源コードをバッテリーに接続しますよね。

 

それが朝の暗いうちからセッティングする事も多々あるわけです。

 

その時に、プラス極とマイナス極を逆に付けるくらいはご愛嬌で済みますが、電極同士を接触させて火花を上げるとなると、ちょっと笑えませんよね。

 

これがたまに見るんですが、バッテリーの電極に止めるための蝶ネジが硬くて、何か工具のようなもので緩めようとして、その金属の工具が電極同士に触れてしまう、という。

 

バッテリー電極蝶ネジ

 

 

そうなるとプラスとマイナスが直結されるので、いきなり簡易溶接機に早変わりという訳です。

 

実際に現場を見ましたが、工具(たしかメガネレンチ)の接触した部分は溶け落ちて、そのバッテリーの電極部分も溶けてました。

 

車に積んである応急用の工具だったと思うのですが、間違っても金属製のものでバッテリーに触れない方が良いです。

 

この場合は絶縁をしっかりするか、金属のものを使わないというのが鉄則ですよね。

 

絶縁を徹底する

 

バッテリーを新品で購入すると、必ず絶縁キャップが付いてくるはずなので、それを間違って捨てない事がまず大事です。

 

バッテリー絶縁カバー

 

意外と運搬時の電極保護のためのもの、と思ってる人も多いと思いますが、主な目的は絶縁だと思われます。(確かに電極保護の意味合いもあるとは思いますが)

 

それでも間違って紛失してしまった場合は、何か別の絶縁体で電極を覆ってしまえば良い訳です。

 

例えば100円ショップにある「滑らないシート」とか、最悪乾いたタオルみたいなものでも良いでしょう。

 

滑らないシート

 

間違っても濡れたタオルをかけるのは止めましょう。

 

水も立派な電導体ですからね。

 

あとは木製のものも絶縁体ですね。

 

木製のデッキなどは良いですが、金属部分があたらない事を良く確認してくださいね。

 

もちろんゴム製品は基本的に絶縁効果が高いですから、ゴムのシートなどがあればより安心です。

 

それと、塗装してあるものは大丈夫ですが、生地がカーボンの場合は危険なのでやめておきましょう。

 

バウデッキでカーボンにカラー塗装してる製品を見ますが、バッテリーからは離しておくのが良いでしょうね。

 

ロッドのほかにも、金属性のエレキマウントやエレキ本体のシャフトなど、電導体だらけですから、バッテリーの電極を絶縁するのが一番間違いないと思います。

 

朝の準備

 

最後に

 

楽しいはずの釣りが、最悪な事故に繋がる事も沢山あります。

 

大型のバスボートを引っ張るのに比べて、レンタルボートにエレキというスタイルはお手軽ですよね。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/08/boat-rental-kameyama-dam/”]

 

でも、バッテリーの危険性は同じです。

 

レンタルボートにエレキだけなら、車内にガソリンを積む事はないでしょう。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/12/battery-charging/”]

 

でも、引火の危険がなくても、感電の危険は常にあるわけで、それが車の燃料に引火しない保障はゼロではありません。

 

長距離運転中に振動でバッテリーの電極の絶縁カバーが外れて、万が一にも感電しないという保障はありませんから。

 

どんなに気をつけていても、事故が起こる事はありますが、せめて危機意識だけは持つようにしたいですよね。

 

【車が爆発!? 【バッテリーで感電】 絶縁はしっかりしないと危ないという件】を最後まで読んで頂きありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です