カバーネコに使う事を前提に、色んな意味で使いやすいネイルシンカーを考えてみました。
形や重さ、NBCの試合で使える条件など、自分が試して良かったものを紹介しますね。
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ネイルシンカーの主な使い道
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカです。
最近ネイルシンカーについて考える時間が増えました。というのも、カバーネコリグをやる機会が格段に増えてきたからです。
ホームレイクの亀山ダムでは、ここ数年青々と葉が茂ったゴージャスカバーがめっきり少なくなり、自分が大好きなカバーフリップが中々機能しなくなってます。
濃いカバーへのフリップなら超接近してテキサスリグを撃ち込むところですが、バスからこちらの姿や気配を察知されやすいライトカバーへはネコリグを入れる事が圧倒的に増えたんですよね。カバーネコというヤツです。
今回はその時に使う”ネイルシンカー”について、自分の考えを整理する意味で書いてみたいと思います。
カバーネコもネイルシンカーも別に自分が今更語る事ではないですが、これまでの”おさらい”だと思ってお付き合い頂けると嬉しいです。
埋め込みやすく外れにくいネイルシンカー
早速ですが、最近一番のお気に入りのネイルシンカーはジャッカル製の『タングステンカスタムシンカーネイル』ですね。いまさらで申し訳ないですが。
よく使う重さは『ドライブクローラー4.5』を使う時の基本になる[1/32oz(0.9g) ]ですが、先端が鋭くて長くなってるんですよね。これが凄く刺しやすい。
これまで好んで使ってきた『アクティブ・ミサイルシンカー』も良かったのですが、ジャッカル製を使ってからはそっちばかりになってきてます。
このジャッカルのシンカーは断面が四角なんですが、エッジが立つので抜けにくいと動画でも説明されてますね。
この商品が販売されたのは動画が公開された2013年頃でしょうか。そんな以前から販売されてる事を知らず、てっきり新商品だと思ってたのは内緒です(笑。
自分がバス釣りに復帰したのが2014年頃で、房総チャプターに参戦を始めたのが2015年より前にFeco認定品の意識は全然なかったので、少しでも安いシンカーばかりに目がいってたんでしょうね。
ただしジャッカルタングステンカスタムシンカーネイルとアクティブミサイルシンカー共に、厳密にはパッケージ表記より軽くなってます。
微妙な差ではありますし、それで釣れる釣れないに直結する訳ではありません。ただメーカーによってパッケージ表記とプラス・マイナスで誤差がある事を理解しておいて損はないです。
マイナス誤差とプラス誤差を差し引きすると、結構な差になってしまいますからね。
自分が購入して使ってきたシンカーはほとんどパッケージの表記ウエイトより軽めですが、唯一カタログ表記よりプラスのシンカーがあります。
それがサワムラ・ワンナップシンカーですね。
SAWAMURA ワンナップシンカーが好き
アクティブミサイルシンカーを使う前はサワムラ・ワンナップシンカーを好んで使ってました。形はシンプルですが、密度が濃いというか。
持ってみるとわかるのですが、小さくて重い。おそらくタングステンの本当の比重に近いんだと思うんですよね。
ミサイルシンカーやタングステンカスタムネイルはタケノコ形状で抜けにくいという大きなメリットがありますが、比重は若干低め。おそらく複雑な形に加工するにはタングステンの結晶に色んな別の物質を配合する必要があるのではないかと推測してます。
その点でワンナップシンカーは形状がシンプルなので比重を高く出来てるのではないかと。
ではなぜ最近ワンナップシンカーを使わなくなってしまったのか。
それは単純に自分のサボりに他ならないという(笑。使い分けが面倒くさくてワンナップシンカーの大きなメリットから目を背けてたんですよね。
”シンプルな形状なのでワームから抜けやすい”というネガがあるワンナップシンカーですが、でも”重量を小さな一点に集中出来る”という大きなメリットがあります。
細身のワームを使ったネコリグではシンカーが長いと動きを邪魔してしまうんですよね。なのでシンカーの頭部1/3~1/4をワームの外に出すようにしてます。
ボトムをズル引きする時に感度を上げる意味でシンカーの頭部を敢えて出すやり方もあるようですが、自分の場合はワームの動きを妨げないようにする意味が大きいです。
なので”重量をワームの頭部の一点に集中させる場合”はワンナップシンカーが現状最も適してると思ってまして、また使ってみようと引っ張り出してきました(笑。
ただしワンナップシンカーのもう一つのネガとして、Feco対応品ではあるもののシンカー自体に『F』マークは入ってないです(現状のタイプに入ってたら失礼しました)。
アクティブミサイルシンカー同様、そこがジャッカルなど”シンカー自体に『F』マークが入ってる製品”と比べると辛い部分ですね。
Fecoルールに抵触しないネイルシンカー
カバーネコリグに使うネイルシンカーですが、いまさら自分が紹介しなくても世の中には沢山あるのでお好きなものを使ってもらえば良いのですが、自分のようにNBCのトーナメントに出てる人間は何でも良いという訳にはいかず。
カバーネコやバックスライドセッティングで重要な役割を担うネイルシンカーですが、形や重さだけじゃなくNBC試合で使えるかどうかがポイント。
もちろんNBCトーナメントに興味ない方には関係ない話ですし、そもそも競技に興味ない人には全然関係ないんですけどね。
まあ自分がどんな考えでネイルシンカーを使ってるのか、少しでも参考になれば幸いです。
NBCのルールをおさらい
ここから先はJB/NBCのトーナメントに参戦してる人以外は興味がないと思いますが、一応ルールブックに乗ってない部分のネイルシンカー事情をおさらいしておきます。
自分の参戦している房総チャプター(亀山ダム)は全国でも有数のルールに厳しい大会だと聞いてます。
かつて自分がJBマスターズプロトーナメントに参戦してた時と同等か、それ以上にルールに厳しい団体だと感じています。
その大会でのネイルシンカー事情ですが、まず当然の事ながらFeco認定外のネイルシンカーは使用禁止で、使わなくてもボートにあっただけで1000gのペナルティーです。
試合以外の時に使って、そのままタックルボックスの片隅に転がってて、それが抜き打ちタックルチェックで見つかってしまったらアウト(ペナルティー)ですね。
もちろんシンカーだけじゃなく、ルアーや小物類もFeco認定外のものをボートに積んだらアウトです。
さらにFeco認定品であったとしても、『F』マークが無いものはパッケージから出した状態で保管してあると、パッケージを別に所持してないとアウトなんですよね。
ネイルシンカーって小さいので、数年前に製造されたものの中にはシンカーそのものに『Fマーク』が無いものもあったんですよ。
それをパッケージからだしてボックスに入れた状態で、抜き打ちタックルチェックが入ってペナルティーを受けた選手が実際に過去いました。
その選手に悪気が無い事は明白ですが、ルール上はアウトという事で、仕方ない事だと思います。
間違いないのはパッケージに入れたまま保存しておく事になりますね。もちろんシンカーに 『F』マークが確認できるものなら問題ありませんが。
かけづか的まとめ
ネイルシンカーって小道具の中でも地味な部類ですが、メーカーごとにコンセプトや方向性に違いがあって、自分に合うものを見つける事が大事ですよね。
NBCのトーナメントに関係ない人は気にせずお好きなものを使ってもらえば良いですが、各メーカーの方向性を考えて使い分けるとより釣りが楽しくなると思います。
もちろんお値段の問題もありますし、自分の考え方やスタイルに合わせて最適なものをチョイス出来ると良いですよね。
自分も大昔にネイルシンカー自体が売ってなくて、ハンダをその場で適量切って使ってた時代がありました(爆。
今となっては環境面や正確な重量がわからないので絶対やらないですが、そうして工夫する事が釣りの楽しさの一つな事は間違いありません。
今は色んな形のものが沢山ありますので、ぜひ自分にあったネイルシンカーを見つけてください。
では。