ドラグファイトだったし、抜き上げた訳でもないのに。
新品のD-ZONEが一撃で殉職でした(笑。
それだけマッチョな50オーバーでしたね。
無事にランディングした後、気が付くと手が震えてました。
でもそれは魚の大きさではなく、そこにたどりついたプロセスに。
シビれました。
自分が掛けた魚ですが、自分一人で釣った魚ではないんです。
ハードベイターが初めての湖でクオリティーフィッシュを追い込んで獲るまでのプロセス。
体感した一部始終をお伝えします。
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午後イチにクオリティーフィッシュを
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
さて前回は西のハードベイターが初の亀山湖に浮いたところまでお伝えしました。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/real-deeepstream/”]
人気釣りブログ、DeeePSTREAMのKenDさんが約束通りこちらのホームレイクに遠征してきてくれたというお話の続きです。
こちらの事も記事に取り上げて頂きました。
恐縮しかないですが(笑。
[blogcard url=”http://deeepstream.com/2016/07/25/kameyama/”]
この日の朝イチ、ボートの上でのプランを相談してました。
「昨日の状況も踏まえて、湖全域を見るだけ見たので、その上で良いエリアを見極めたい」。
「目標としては午後イチくらいにはキロオーバーの魚を狙って獲りたいですね」。
と、そんな話をしながらスタートフィッシング。
昨日唯一見てない折木沢の上流から見ていく事に。
で、「つぼりと」で他のアングラーが釣ってるシーンに遭遇、というのが前回までお話したところです。
そこを少しチェックして、バウを折木沢方面に進めます。
折木沢は壊滅
サイトの名手ならあるいはここから良い魚を見つけるのかもしれませんが。
西のハードベイターから見たこの日の折木沢は壊滅状態と判断したようです。
まずベイトがまったくと言って良いほど見えない。
水の濁りもバスクリンのようなアオコ?のような粒子が蔓延している状態。
そして決定的な要素として、死んでいた魚探の水温センサーが生き返った時の表示が21℃となっていた事。
「あまりにも低すぎる」。
バスにとって適水温であったとしても急激な水温低下は好ましくないはず。
ザックリとチェックしただけでバッサリと折木沢を見切ります。
このあたりの判断はビッグレイクをホームにしているハードベイターらしいです。
でもこういった判断の一つ一つが後々英断という事になるんですよ。
この時もまだ、そこまでは気づかない自分がいました(汗っ。
大量のベイトの群れ
折木沢から下ってきて猪川とのインターセクション、通称・長崎キャンプ場前でものスゴイベイトの群れを発見。
魚探にもボトムと間違うほどのベイトが映ってますし、目視でも確認できました。
まるでイワシの群れのような、超大量のベイト。
(連日の雨でところどころ画像がないのをお許しくださいね)
そしてその中に混じってバスの姿も確認できます。
しかし、ところどころでボイルが起こるもまったく食わせる事ができません。
この事も後にキーポイントになる訳ですが、それはまた別の記事で詳しく書きたいと思います。
それにしても、この日の事を予知してたかのような内容をアップされてました。
[blogcard url=”http://deeepstream.com/2016/07/23/toughandselective/”]
じつはここで一発KenDさんがバイトを取ったのですが、深追いはしませんでした。
亀山釣行は今日が最終日、この釣りを詰めるには時間が足りません(笑。
ここでも意外とあっさりエリアを切り捨ててしまいます。
確実にバスもベイトもいて、しかもバイトがあったにも関わらず。
そしてその理由も明確でした。
インサイド
「インサイドが良いかもしれません」。
というような事を言ったんですよ。
理由は濁りが広まってない感じがしたから、との事。
自分的には「???」。
河川をせき止めてできたのがいわゆるリザーバーです。
元々川な訳ですから、流れが速くて水深があるのはアウトサイドですよね。
長年リザーバーで釣りをしてきましたが、インサイドが良いかも、という概念はありませんでした。
しかし言われてみれば、昨日から今日にかけてアウトサイドはほとんど釣れてません。
湖を全域レベルで見てなかった自分としては、衝撃的な一言でした。
そしてここでも「濁りの境目」という言葉を頻繁に言ってましたね。
それからは広く移動しながら湖を全域レベルで見たインサイドを意識してチェックしました。
じつはそれがこの日の核心をバックリついてたんですよ。
濁りの境目
自分が用を足すために一旦つばきもとボートの桟橋にもどり(笑。
そこから本湖を目指す事になりました。
ノムラボートを越えて「じいさんワンド」をチェック。
しかしここも濁りが蔓延していてロッドを持つことなく移動。
次の「ばあさんワンド」も状況は変わらず、あっさりパス。
これは本湖まで一気に移動した方が良いかも、と心の中で思うも。
「ここのインサイドをなめるように行って良いですか?」と。
「もちろん、思うままにやってください」と自分。
しかしその大きなインサイドを抜けるまで濁りが取れる事はありません。
でもそのあと、「ここ、濁りの境目ですよ!」とやや声のトーンがあがります。
ノムラボート周辺から本湖にかけての水道。
広いエリアに挟まれてるレイクレベルで見たボトルネック状の水域。
亀山湖の超メジャーエリア、「藤林」
そのことをまったく知らないはずのKenDさんが数十分ぶりにロッドを手にしました。
クライマックスは突如訪れた
近年、この「藤林」でいったい何本のロクマルが水揚げされてるんでしょうか。
それほどの大場所です。
今回が初の亀山湖釣行のKenDさんがそれを知るわけもなく。
しかし立ち止まってエリアをガン見。
じつは昨日もこのエリアは触ってたのです。
でもその時はサラッとながしただけで今この瞬間ほどテンションが上がってませんでした。
何かを感じたらしく、イソイソとルアーをキャストし始めます。
そして何投もしないうちに、「追ってきた!」と。
ボート際で見切られたらしいですが、かなりのサイズだったとの事。
自分はなぜかこの時一個だけもっていたスピナーベイトを結んでました。
昨日からずっと耳にしていた「濁りの境目」というキーワード。
それが自然とスピナーベイトにつながったんですよね。
立ち木に根がかってから奇跡的に回収に成功した次の一投目。
立ち木ではなく、岸際に投げたD-ZONE1/2にひったくるようなバイト。
しかしジャンプ一発でフックオフ。
でもこのエリアはキテる!
気を取り直した次の一投目。
岸際から一段落ちてる途中の水中に見えてる倒木を通過した時でした。
天の声
すべてが丸見えでした。
もんどりうってD-ZONEに襲い掛かったのはあきらかなビッグサイズ。
「絶対バラしちゃダメですよ!」
そのあとこちらに向かって突進してくるのをとにかくテンションを緩めないよう必死にリールを巻きます。
「巻いてください、ラインを緩めないで!」
そして今度は下に向かって猛然と突っ込みます。
「クラッチ切った方が良いですよ」
「いや、ここはドラグで対応します」、と自分。
それにしても元気というか、一度もぐってから中々姿をみせません。
ラインはフロロの14ポンド、引っ張り合いは危険です。
ピッチング用のロッドなので突っ込まれた時にラインを切られる恐れが。
ようやく姿をみせましたが、まだ突っ込んで下にいこうとしてます。
「慎重に、慎重に」
「ネットを嫌がってるのかな?」
「まだまだ、ゆっくりでいいですよ」
どこからともなく聞こえてくる天の声が指示するままにファイト。
けっこうな格闘の末ランディングしたのは楽勝50オーバーの魚体でした。
[…] (具体的な場所名は良く分かりませんので、カケヅカ氏のブログを参考にして下さい) […]
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