1400本ほど書いている過去記事を必死にほじくり返して整理しております(汗っ。
連弾リライトになりますが、今回も2016年7月に書いた記事を加筆修正しました。
リザーバーで巻物をする場合、リールはハイギヤモデルが良いと感じる理由です。
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リザーバーの特徴と巻物系ルアーの相性
みなさんこんにちは、巻き偏差値が「2」しかないほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
そんな自分が急に巻物の話をして「カケヅカどうした!?」と思われるでしょうか(笑。じつは最近ちょっと思うところがてまして。
この前スピナーベイトで50アップを釣ってから、また巻きに興味が沸いてきたんですよ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/d-zone-jyunshoku/”]だって強烈な出方だったんです。自分でも良く獲れたな、と思うくらいのファイトでした。
亀山ダムのようなリザーバーって、湖岸線をグルッとオーバーハングに囲まれてて、しかもドン深な地形が多く、あまりロングキャストで巻物をやるイメージは少ないですよね。
どちらかと言えば狙うスポットに船を近づけて、距離よりもキャスト精度の方を重視する方が釣課に繋がるんです。
ならリールはノーマルギヤか、ローギヤでも良いくらいだと思われるでしょうか。
でも自分はエクストラハイギヤのリールでも良いくらいだと感じてます。
それはリザーバーというフィールドの特徴と大きく関係してるんですよ。
リザーバーのバスはボートに向かってくる
巻きを真剣にやるのかどうかはここではおいておきますが、この前のファイトをチョッと振り返ってみますね。
あの時、あの50アップを釣る前に一発バラしてるんですよ。その原因はジャンプによるフックオフだったんです。
その魚がバイトした直後に必死でリールを巻いたんですが、ボートに向かってくるスピードに全然対応できなくて(汗っ。
で、そのあと釣れる50アップ君も、バイト直後からラインがフケる程こっちに向かって突っ込んできたんですね。
これがどういう事かというと、バスは安全な水域をちゃんと理解してるんですよ。だから水深のある沖に向かって猛然とダッシュしてくる訳です。
なので岸際で掛けると瞬時にラインがたるむんですね。
自分の経験値が足りず、最初それに気づかなかったんです。
ロングロッドにハイギヤリール
本当にタマタマだったんですが、ロッドが7フィートのMで
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/03/post-4786/”]リールが13メタニウムHG。
HGはギヤ比7.1:1ですから普通にハイギヤですよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/13metanium-spool/”]普段めったにやらない巻物ですが、やるときは14カルカッタコンクエストを使ってるんです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2015/09/post-158/”]カルカッタコンクエストは5.2:1ですから、今時としてはかなりのローギヤ。
もしこのリールを使ってたら今回の魚は獲れてないかもしれなかったですね。
今回たまたまロングロッドにハイギヤリールだったからこそ対応できたのかもしれません。
ブラックバスの本気
野生の魚が本気で泳ぐとこんなに早いのか!と驚きます。
ルアーをピックアップする時最速で巻きますが。魚の泳ぐ速度は人がリールを巻く速度では全然間に合いません(笑。
この部分は道具に頼るしかないかもしれません。通常巻物にハイギヤを使う事はあまりないですよね?
あれ?意外とあるのかな?まあ自分の中では巻物はローギヤ、という感覚だったんですよ。
でも亀山の岸際で食った場合。沖、つまり自分に向かって泳いでこれらるとローギヤでは間に合わないですよね。
しかもそのあとは十分な水深のあるところで下に向かって猛烈に突っ込まれます。ジグロッドが思いっきりノされる程でしたから。
そうなるとクラッチを切るかドラグを使うかですよね。自分の場合はドラグを使いましたが、ここでも巻き取り速さは大事ですよね。
一瞬突っ込みが止まってから二度三度潜ろうとしますから。
ドラグからラインが出てそれを瞬時に巻き取って、またドラグを出して、みたいな事をするのにローギヤでは…。
ルアーの立ち上がり
ここまではファイトに関して書いてきました。じつはハイギヤリールが欲しいもう一つ理由がありまして。
岸際にキャストする際に、プロダクティブゾーンが非常に狭い場合が多いんです。
岸からほんの数メートルだけがチャンスゾーンだったりするんですよ。
そうなるとルアーはできるだけ早く立ち上がって欲しい訳です。
今回はスピナーベイトでしたが、ワイヤーベイト系は特に立ち上がりを早くしたいんですよ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/bigbass-kandou/”]ここでもハイギヤのリールならルアーを早く立ち上げる事ができますからね。
水がクリアーな場合は着水から一段落ちるまでルアーが目視できる事も多いです。
ルアーが見えてれば巻くスピードは調節しやすいですよね。
巻き抵抗が大きいディープクランクとかでなければハイギヤでもそれほど重くは感じません。
それよりも立ち上がりをすばやくした方がバイトの確立はあがると思います。
ロッドとの相性は?
ハイギヤのリールとロングロッドの相性はどうなのでしょうか?
スピナーベイトやバズベイトのようなワイヤー系は、キャスト後にすぐ巻いてルアーを立ち上げないと岸際のスポットギリギリを攻められないので、ある程度ロングロッドが良いでしょうね。
対してクランクベイトやシャッドのようなトリプルフックが前後に付いたプラグ系は根がかりやオーバーハングに引っかかりやすいので、アキュラシー重視でショートロッドが扱いやすいように感じます。
でもリールはどちらにもハイギヤのものをセットしておけばメリットは多いと思うんですよね。
ビッグレイクの沖でリーリングゾーンが長い巻物の場合はロッドの長さや調子は重要ですが、リザーバーの場合はやはり精度が一番重要です。
そして小回りの利くレンタルボートでの釣りですから、ロッドの長さはそこまでアドバンテージでは無いですね。
ハイギヤリールとロングロッド
ロッドが長いとロングキャスト以外にもメリットはあって、ラインの取り回しで障害物を回避しやすいんですよね。でもピンポイントキャストはかなりやりにくい。
亀山湖のように岸際にカバーが豊富なレイクだとオーバーハングも考えないといけないですしね。
割合で言うと半々くらいでバックハンドも強いられますので、そう考えると6.3フィートくらいのややショート目のロッドがやりやすいんでしょうけどね。
この日獲ったゴーマルは7フィートのロッドでした。バックシートと言う事もあり、結構バックハンドでのキャストが多くなってたんですが、そこはロッドの長さが活きましたね。
あの時は奇跡的にあのセッティングでのキャストが決まったんですよ。
「8年に一度だけ決まる」と言われているバックハンドからのピンポイントキャスト(ハレー彗星と同じ周期?)。
パートナーの気迫が乗り移った奇跡のキャストでした。でも、低弾性で投げやすいテーパーだったらもっと楽に決まるんでしょうね。
ただ、普段は1人で乗る事がほとんどなので、ボートポジションを自由にできるのなら、とりあえずリールをハイギヤにしておけば、ロッドはショート目でも何とかなりそうだと思ってます。
カケヅカ的まとめ
亀山ダムのようなリザーバーで自分が(エクストラ)ハイギヤリールを推奨する理由。
① バスがバイトした直後に自分の方に向かって突進してくる。
② ドン深な地形が多いので、ルアーが着水後すぐに立ち上がって欲しい。
③ 湖岸線がカバーに囲まれてるのため、キャストの手数が増えるので手返し重視。
と言う感じです。
そうは言っても巻き偏差値「2」の自分が言う事ですから、もっとレベルが高い方からしたら違う見解になるのかもしれないですけどね。
でも巻きに関しては初心者レベルの自分ですから、むしろ切実な考え方とも言えるのではないでしょうか(笑。
ルアーのチューニングやタックルのセレクト次第で変わるのかもしれませんが、今現在の自分の考え方としては、スピナーベイトなどの巻物ルアーを湖岸線に撃っていく時はエクストラハイギヤリールが良いと思ってます。
みなさんはどう思われますか。
それでは。
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