長年ナイロン30ポンドを使ったフリッピングで亀山ダムを釣ってますが、やればやるほど次のステージがあって、本当に飽きないし自分の未熟さを思い知らされます。
まだまだ発展途上な自分のカバーフリップですが、太いナイロンラインで狙うメリットとデメリットを再確認しておきます。
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ナイロン30ポンド
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
このブログをいつも読んでもらってる方にはお馴染みですが、自分は亀山ダムでフリッピングをするのが大好きです。
そしてそのフリッピングにはPEラインは使いません。ほぼ100%ナイロンライン、それも30ポンドより落とす事はありません。
その一番の理由は強度だと思われるかもしれませんが、じつはそれ以外にも太糸ナイロンをチョイスする理由があります。
もちろん強度も大事なんですが、それ以上に左手でラインを手繰る時の裁き易さを優先してるんんですよね。
これが太ければ太いほどやりやすい(笑。
太いラインだとバイトが無い?
でもそれだけ太いラインだと、バスにとって違和感があるからバイトが出ないんじゃないの?、とも思うでしょうか。
確かにラインが太い分ワームの動きが制限されたり、細かい隙間に落とし込む時に抵抗になったりするかもしれません。
でもそこは長年の経験からハッキリと申し上げておきますが、ラインの太さによる様々なデメリットはアプローチのやり方で解消できると言い切っておきます。
実際にこれで今まで多くの魚を釣ってますし、これからも変わらず釣れ続けると思ってます。
その詳細なアプローチの仕方はここでは書けないのですが、でも「逆にラインを細くしたらバイトが出るのか?」というと、そうとも言えないですしね(笑。
自分が考えるフリッピングは食わせの要素だけではないので、食う時は無垢に食いついて来るんですよ。
それはどのルアーにも言える事ではないでしょうか。
ちなみにフロロカーボンだとどうなの?、と思われるでしょうけど、これもイマイチ自分には合ってないように感じてます。
おそらくロッドとの相性と、カバーに超接近してアプローチする自分のスタイルが、適度に(かなり)伸びるナイロンラインが合ってるんだと思うんですよね。
魚を騙す
例えばアメリカンルアーを見てみると、とてもエサとは思えない形をしたルアーでデカバスが釣れてるシーンを見る事が良くあります(動画やバスマスターLIVEなど)。
これはルアーを活きエサとしてだけでなく、ブラックバスの本能を刺激して攻撃させてるという事ですよね。
例えばトップウォータープラグの釣りでは、魚からはシルエットしか確認できてないはずなのに、その動きやタイミングで思わず食いついてしまうじゃないですか?
じつはこれってすべてのルアーに当てハマるんじゃないかと思うんですよ。もちろんワームの釣りにも。
自分が意識してるのはそういう部分で、例え何かの生き物そっくりのワームだったとしても、バスの本能を刺激する要素が無ければ釣れないと思います。
逆にどう見ても釣れそうもないワームだったとしても、その状況でバスの本能を刺激する何かを備えてれば釣れてしまうと思うんですよ。
やる気のある時のバスは人がどんなに近づいても、信じられないような食い方をしてきますからね(笑。
そんな時はラインの太さは全く関係なくて、むしろ強ければ強いほど良いくらいです。
フリッピング×PEライン
さて、亀山ダムでナイロン30ポンドのフリッピングをしてる人は少ないと思いますが、自分の中ではハイシーズンのメインの釣りです。
その釣りに使ってるラインはナイロン30ポンドをもちろん直結なんですが、これに関してはPEラインは向いてないように思います。
あきらめては再び使ってみる、という事を繰り返してますが、どうも良い思いをした事がありません(笑。
琵琶湖アングラーがやるパンチングとか、本場アメリカでもフリッピングと言えば極太PEラインでやるイメージがありますが、魚のサイズ的にもアプローチ的にも、亀山ダムでPEラインを使ったフリッピングは向いてないですね。
理由は色々ありますが、自分的には亀山ダムのウッドカバーに対して太糸PEラインの糸鳴りが気になるからです。
琵琶湖のようにウィードだったりマット系の水草なら気にならないですが、ウッド系は糸が擦れる音は結構響きますからね。
「なら極太PEラインにナイロンかフロロカーボンのリーダーを付ければ良いのでは」、と思われるでしょうか。
確かに太いナイロンやフロロは糸クセが付きやすく、濃いカバーの中でワームの自発的な動きを抑制してる気がしないでも無いんです。
それにカバーへのスリ抜けはPEラインの方がスムーズですから、ブレイデッドラインを使うメリットはあるんですよね。
ただ、自分のようにクラッチをまったく切らず、左手でラインを手繰るフリッピングの場合、手を火傷してしまうんですよ(笑。
でもまあ、この先研究して上手く使えたらPEライン×亀山ウッドカバーもアリかもしれないですけどね。
フロロカーボンとナイロンの違い
ではフロロカーボンラインとフリッピングの相性はどうなんでしょうか。これも自分的には無しです。
理由はラインの伸びの無さですね。その部分はPEラインにも言えますが。
自分が愛用してるフリッピングロッドはDaiwaの古いモデルで、旧TDバトラーリミッテッド・ハリアー80というモデルです。
チェック【中古ロッド】は縁とタイミング TDバトラーリミテッドハリアー80三本目が出た
ハリアー80はフリッピングロッドにしてはマイルドで、亀山ダムなどのリザーバーにあるウッドカバーには非常に使いやすいんです(自分的にw)。
そしてカバーに船を突っ込んでロッドティップの真下を釣る勢いの超接近戦が自分のスタイルなので、伸びの無いラインだと反発が大きすぎるんですよね。
これは硬いナイロンラインでも感じていた事で、2016年まで使っていたサンラインのマシンガンキャスト30ポンドからアプロードGT-R30ポンドに変えた事でも実感してます。
ナイロンラインですら硬く感じるのですから、例え伸びると言われるフロロカーボンでも、それは「フロロカーボンにしては」という言葉が付きますよね(笑。
そう考えると、今よりもっと伸びるナイロンラインでも良いくらいかもしれません。
カケヅカ的まとめ
そんな訳で、亀山ダムのウッドカバーには太い(強い)ナイロンラインが良いという事に決定しました(自分的に)。
簡潔に理由をまとめてみます。
ナイロン30ポンドを使うメリット
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超接近戦でアプローチするときにラインの伸びがワームの動きやフッキングなどのショックを緩和してくれる
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左手でラインを手繰る時に火傷防止になる
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同じく左手でラインを手繰る時に操作しやすい
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ウッドカバーへ擦れた時に摩擦がマイルド
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単純にラインが強い事への安心感
そしてデメリットとしては、
ナイロン30ポンドを使うメリット
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ナイロンは紫外線に弱いのでPEラインやフロロカーボンに比べて劣化が早い
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水分を吸収しやすいので、同じく劣化が早い
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スプールの巻き癖が付き易い
と言ったところでしょうか。
結局適材適所といった感じなんですが、自分はシェイクした時のカバーでのワームの踊り方が好きでナイロンを選んでる部分もあります。
これがPEラインやフロロに適したワームもあるでしょうし、アプローチもラインで違ってきますよね。
最後は好みの問題なのかもしれませんが、根がかりやバスのキャッチ率を考えると、やはり超接近戦は理に適ってるんですよ。
それにはやっぱり伸びのある太糸ナイロンが良いと自分は思います。
ラインのメリットとデメリットを良く考えて、自分に合ったアプローチを研究し続けようと思います。
では。