現代のリールはとにかく軽いんですが、軽すぎるリールとロッドのバランスが取れてないという声も聞こえる中。
リールの重量を増やしたらタックルバランスがどうなるのか試してみました。
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13メタニウム190g
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
現在自分が使っているフリッピングロッドは二種類で、Daiwa製の【ハリアー80】とSHIMANO製【EXPRIDE1711XH】です。
これまではハリアー80二本でやってきたのですが、つい先日EXPRIDE1711XHを買ったばかりなんですよ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/shimano-new-expride-1711xh-2/”]で、カタログスペックでハリアー80が133g、EXPRIDE 1711XHが160gとなってます。
そしてこれまでハリアー80には13メタニウムを組んできたのですが、バランス的には特に違和感はありませんでした。
で、今回EXPRIDE 1711XHにも13メタニウムをセットして持ってみるのですが、これは正直ちょっと違和感を感じております(笑。
手元が軽すぎるんですよね。
なので以前からお話があった、リールの重量を調整する事でロッドとのバランスが良くなるのか試してみました。
EXPRIDE 1711XHに13メタニウム
基本的に今後もフリッピングには13メタニウムを使う予定です。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/best-reason-for-flipping-for-shimano13metanium/”]でも今Daiwa17タトゥーラSV TWを注文してるので、ハリアー80一本にはそっちを試してみようと思ってまして。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/daiwa-17tatula-sv-tw/”]ただ、重量的なバランスを考えると160gのEXPRIDE 1711XHに重い方のリールを組んだ方がバランスは良いのかもしれません。
そうなるとまたメーカーミックスになってしまうのですが(汗っ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/11/daiwarod-shimanoreel/”]いや、まあそれは良いんですが(笑。
で、EXPRIDE 1711XHに13メタニウムを合わせると若干の違和感があったので、手元にあったタングステンシートをリールシートにセットしてみたんです。
これでどう変わるのかを実際に持ってみて確かめてみました。
まずタングステンシートの重量ですが、今回は約10gしかなかったのですが、それを貼ってみます。
適当に切ってリールシートに挟めてやりました。
バランサーの位置
ロッドの種類や釣りのスタイルで違うのは思うのですが、結果的に13メタニウムの重量を10g増やしても体感として違いを感じる事はありませんね。
意識して持ってみると微妙に違うとは思いますが、劇的には変わらないです。
ロッドが約8フィートですから、リールの重さはそれほど関係ないのでしょうか。
タングステンシートが足りなかったので、ここでリールを14カルカッタコンクエスト101に変えてみます。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/14calcutta-conquest-magnetic-brake/”]でも、これでも体感としてバランスがすごく良くなったとは思えませんでした。
14カルカッタコンクエスト101が約215gですから、13メタニウムに10g足すよりさらに重いはずですが、それでもあまり変わらない印象です。
ならばと、リールを13メタニウムに戻して、タングステンシートをロッドのグリップエンド付近にテープで貼り付けてみたんですよ。
ここで初めて体感でハッキリと違いを感じられました。
リールの軽さは悪ではない?
今回の実験でわかった事は、フリッピングロッドのような長さがあって縦に振るスタイルの場合、バランサーはより後ろに付けた方がロッドティップは軽く感じる、という事ですね。
こうなると、重量のある14カルカッタコンクエスト101よりも、より軽い13メタニウムをセットしてグリップエンドにバランサーを付けた方がタックルバランスが良いと感じました。
本来8フィート近い長さに160gという重量はそれほど重くはない、というかかなり軽いです。
ハリアー80の133gが軽すぎるんですよね(笑。
で、これまでハリアー80に13メタニウムの組み合わせは非常にバランスが良かったのかもしれません。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/pitch-flip/”]これは偶然だったんですが。
でもEXPRIDE 1711XHとハリアー80には、160-133=27gの重量差がある訳です。
そこに同じリールをセットして、10g足してみてもバランス的に合わないんですよ。
でもグリップエンドに10g足すだけでハッキリを違いがわかるという事は、バランサーの位置はすごく大事だという事ですね。
こうなると軽いリールをセットして、グリップエンドにバランサーというのがフリッピングロッドの場合は正解という事になるように思います。
タックルバランスが大事
そうなるとやはりすべてのリールは軽い方が良いのでしょうか?
これがそうとは限らないんですよね(笑。
先日巻物用に買ったゾディアス166ML-Gを何回か使ったんですが、それに合わせるリールは17カルカッタコンクエストBFS HGか14カルカッタコンクエスト101が凄く投げやすかったんです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/shimano-zodias%E3%80%80166ml-g/”]このゾディアスはグラス素材のロッドで、重量がそこそこあるんですよ。
それに手持ちの09ALDEBRAN(アルデバラン)をセットしてみたら、軽すぎてバランスが変なんですよね(笑。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/02/shimano-09-aldebaran/”]
全体重量は軽いのですが、むしろロッドが重く感じるんですよ。
で、17カルカッタコンクエストBFS HGをセットした時には非常に快適にキャストできるんです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/shimano17calcutta-conquest-bfs-hg315/”]これはキャスト精度や疲労感が明らかに違います。
そういう意味ではリールが軽いのが絶対ではないんですよね。
とりあえずのまとめ
ここまでで思った事は、
●グリップエンドを持ってダブルハンドで投げる釣りの場合はリールに重量がある方が良い
●フリッピングのように片手で縦に裁く釣りの場合はグリップエンドに重量がある方が良い
という感じでしょうか。
これでいくとピッチングのような釣りもグリップエンドにバランサーがあると良いかもしれませんね。
もちろんロッドの長さや使うルアーの重さで全然違ってくるでしょうけど。
6.3フィートのロッドで軽めのジグなどをピッチングする場合はアルデバランやアルファスなどがバランスが良いんですよ。
あ、それってベイトフィネスですよね(笑。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/wild-side-wsc63m-power-baitfiness/”]今回の実験は奥が深そうなので、今後も継続して考えていこうと思ってます。
次はフィールドで実際に釣りをしながら検証してみますね。
おわります。