ここ数回の亀山ダム釣行ではモーターガイドのX5を使ってます。
ペダルが軽くて中々快適ですが、でもマウントは21ゲーターマウントのまま。
やっと変換クランプの方向性が決まりそうです。
【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると最新記事をお届けできます】
モーターガイドのモデルチェンジ
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
2017年の夏に購入してから全然使ってなかったモーターガイドのX5 80lbでしたが、今月試合も含めて3回程つかってみました。
フットペダルも軽くて中々快適でしたが、そのインプレは今さら過ぎるので割愛させてください。
自分としては約5年使ったツアー82をやっとオーバーホールに出せるという事でホッとしてます。
それにしてもモーターガイド製エレキのモデルチェンジから数年経ちますが、まだまだツアーを使ってる人の方が多い印象ですね。
そしてツアーシリーズとXシリーズを併用する人が増えてきてる印象ですが、自分もその一人として、今作ってる変換クランプは力が入ります。
変換クランプが必要な訳
これまで長くツアーシリーズを使ってきて、モーターガイドエレキを新調する方はXシリーズ一択になります。
でもツアーシリーズとXシリーズはシャフトの径が違うので、それまで使ってきたモーターガイド用のマウントは使えなくなってしまうんですよね。
Xシリーズの方がシャフト径が太いので、アタッチメント的なものを噛ませる事もできません。
亀山ダムのようなエンジン禁止のエレキレイクではカスタムが盛んで、特にトーナメントに参戦している人はマウントをカットしてカスタムバウデッキにしてます。
ショップさんに頼めばカットの工賃だけで20000円前後が相場でしょうか。
そこに専用のバウデッキを合わせるとさらに数万円かかってますから、シャフト径の違うエレキにしてそれまでのバウデッキが使えないのは痛いですよね。
自分も21ゲーターマウントをショート化して、マシニングセンターで「これでもか!」という程肉抜きしてあるので、それをつかえなくなるのは非常に惜しいと思ってたんです。
そこで21ゲーターマウントでXシリーズを使える変換クランプの開発に着手したんですよ。
初期プロトの感触
初期のプロトをテストしてる時に水中の立木に思いっきりヒットしまして、それでも破損はなかったので強度的には大丈夫でした。
ただし帰宅して確認したら、シャフトが思いっきり凹んでて、途中から妙なガタツキが出る原因だったんですよね。
そこはシャフトを肉厚のパイプにする事で解消できるのですが、じつは旧モーターガイドのシャフトって規格にない太さなんですよ。
自分の場合はJIS規格では無いものを流用してるのですが、肉厚は一種類しかなく、パイプを強度アップする方法は難しいんです。無垢の棒から削りだすのは現実的では無いですからね。
なので初期プロトはボツにしました。
現行プロトの強度テスト
そんな経緯があっての現行プロトなんですが、これはかなり良い感触でした。
構造的にも強度が出てるので、24Vくらいで振り回しても全然問題なかったですね。
じつは湖上で会ったイタヤマンこと亀山ダムスーパーロコの一角板山雅樹氏にもお墨付きをもらえました。
現在最も亀山ダムに浮いてる時間が長いと言われているプロガイドの板山氏ですが、当然エレキの使用頻度も半端ない訳です。
でも上に書いた理由でXシリーズに移行するのを躊躇してたらしいんですよね。
それもあって今作ってる変換クランプには興味津々でした。次のプロトを作ったらテストをお願いするかもしれません。
さいごに
現行のモーターガイドXシリーズはミンコタのエレキとシャフト径が同じという事で、変換クランプを使えばこれまでのマウントでXシリーズとミンコタのどちらも使えるという事になります。
今の日本のフィールドで使われてるエレキはモーターガイドかミンコタが大半ですから、変換クランプの需要はある程度見込めると思うんですよね。
ただ、早く製品化したいのは山々なんですが、強度テストに時間がかかるものですから、もう少しテストをしてからじゃないとGOサインは出せないんです。
今同じ方向性で次のプロトを作ってますので、なるべく早く製品としてリリースできるようにがんばりますね。
では。