【2018年4月 記事を大幅リライトしました。】
これまで木製ハイデッキを使用してたのですが、2018年から遊心T-style製ハイデッキを導入しました。
2018房総チャプターの試合を含めて4日連続で使ってみた使用感をインプレしてみたいと思います。
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遊心T-style FRP製 ”ツライチ” デッキ
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
今期から亀山ダムを中心としたレンタルボートフィールドでは、遊心製ツライチデッキを導入しました。
去年の房総チャプターが終わってから遊心T-styleの松田さんと知り合う機会があり、今年の春に向けてハイデッキ製作を依頼してたのですが、ちゃんと房総チャプター2018開幕戦に間に合わせて頂きました。
ちなみに試合の結果はド惨敗だった訳ですが、それとハイデッキとは全く関係なく、むしろ快適過ぎて今後のフィッシングライフが楽しみ過ぎるくらいです。
今回作ってもらったのは12フィートのボートのガンネルにそのまま乗せてしまう、通称「ツライチ」タイプ。
自分のスタイルがカバーフリップという事で、現状一番目線が高くなる「ツライチ」を薦めてくれました。
デッキが広いのなんのって
レンタルボートにハイデッキをセットするメリットは沢山ありますが、デッキスペースが広くなるのもその一つ。
Vハル形状の船(船の下部が尖ってる)の場合、船底に近いほど足場が狭いという事がありますが、逆にデッキを高くするほどスペースは広くなる訳です。
そして浮力体の位置によって自分の足場も限られてしまうのですが、ハイデッキにする事で足の踏み場が大幅に確保できるんですよね。
木製デッキとの違い
2017年まで使ってた木製デッキと今回のFRPツライチデッキとの違いを上げてみたいと思います。
木製ハイデッキは知人からの頂きもので、メーカーや値段は不明です。あくまでも目安として見てもらえればと思います。
木製ハイデッキ | 遊心ツライチデッキ(FRP) | |
重量 | そこそこ重い | 木製に比べてかなり軽い |
質感 | 木製合板にカーペット貼り | FRP×塗装 |
広さ | 通常の簀に比べてかなり広い | 船の幅一杯までスペースとして使える |
持ち運び・収納性 | 三つ折なので収納性は良い | 一枚板なので収納時嵩張る |
値段 | FRP製より安い(推測) | 38900円(仕様により変動) |
釣りのしやすさ | 非常に釣りやすい・安定感がある | 慣れるまで不安定 |
吸水性 | 有り | 無し |
滑りやすさ | ほとんど滑らない | 靴によって滑る場合も? |
剛性 | 不安な程では無かった | 殆ど心配無し |
軽量
ハイデッキとしての材質の違いは重量の違いでもありますよね。やっぱりFRP製は軽いです。正式な重量は測ってませんが、感覚的に木製より全然軽いです。
掃除が楽
今回作ってもらったハイデッキはカーペットを貼らなかったので、片付ける時にサッと拭くだけでキレイになるのは嬉しいポイントかと。
まあ基本的に汚れないですからね。フックがカーペットに刺さったり、糸くずが絡まったりと言った事が皆無ですから、自分のようにズボラな性格の人間には助かります(笑。
船上スペースが広い
船の幅一杯までスペースになるので、本当に広いです。左右にロッドを5本くらいずつ置いても、十分に足場が確保できました。
剛性感
ガンネル部だけで支えてるので、正直「真ん中に乗ると撓(たわ)むのではないか」という心配もあったのですが、実際に乗ってみたら全く気にならないレベルでした。
たしかに自分より体の大きな人が乗ってるのを見ますが、問題ないようです。
雨の心配は無用だった
さて、ツライチデッキの表面はFRPのカラー塗装と言う事で、濡れたら滑って危ないのではないかと思うでしょうか。自分も若干の心配はありました。
ちゃんと滑り止めシートが貼ってあるので、その部分は大丈夫だと思いますが、それ以外のツルツルした部分はどうなんだろう?、と。
それについても全然大丈夫でしたね。自分の靴の裏との相性が必要以上に良かったのか、朝露に濡れたデッキの上でも、「キュッキュッ」という感じでグリップ感があって気持ち良かったんですよね(笑。
これなら滑り止めシートが無くても滑る危険は無いと思いました。靴の種類で違うかもしれませんが、自分の場合(コロンビア・セイバー)は心配いらなかったです。
収納性
さて、折りたたみ製のデッキと比べると、一体物のハイデッキは収納性が一歩譲る部分ですね。ただし、非常に軽量なので、そのまま持ち歩くのに不便さは感じません。やはり軽さは正義ですね(笑。
車に積み込んだ際も、自分の場合はそこまで場所を取るという感じではないです。立ててしまえばスペースも取らないですし。
ロッドを落とす心配
今回作ってもらった「ツライチデッキ」はFRP製で、カーペットは貼りませんでした。なので表面はツルツルピカピカ。
ここで心配なのがタックルの奉納(汗っ。自分の場合ツライチじゃない時でもロッドを落としてしまうので、下手するとザザーっとまとめて奉納という大惨事もありえます(滝汗。
チェックレンタルボートでバス釣りしていて水の中に落としたもの
もう大事なタックルを絶対に落としたくないので、ロッドセイバーは作ろうと思ったました。でも無駄にデッキに穴は空けたくない。
そこで閃いたのが吸盤作戦!
ツライチデッキにしたことでロッドを落とすのが心配。
なので簡易ロッドセーバーを作ってみました。
カーペットのデッキではむりですが、FRPなら吸盤がしっかり張り付くので穴要らず。
14ステラ&ワイルドサイドを奉納した悪夢から一年、悪夢は繰り返さない! pic.twitter.com/GfqnFA8qz9
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2018年3月26日
フック付きの吸盤を2個セットして、適当なゴム紐を両端結べば簡易ロッドセイバーの出来上がり!
これは我ながら名案でした。安くて快適、使わない時は取り外しておけます。
ちなみに、100円ショップのものだとイマイチ心配だったので、ちょっとだけ奮発して信頼性のより高いものをチョイスしました(一個約400円也)。
さいごに
そんな訳で2018年から導入した遊心T-style製”ツライチ”ハイデッキ。 慣れないと少しだけ不安定ではありますが、慣れてしまうと低くは出来なくなりそうです(笑。
とにかく釣りは最高にしやすいし、濡れないので清潔で管理も楽ですね。これまで雨の日釣行は帰りの車に濡れたデッキを積むのがストレスでしたから。
ちなみにバウデッキもお揃いで作ってもらったのですが、それはまた別記事で紹介しますね。カットして肉抜きしたマウントとセットなので、それなりに軽くて見た目もインパクトあると思ってます。
最後になりますが、細かい寸法等の質問にはお答えできません。やっぱり商売なので、そこはラーメン屋さんにラーメンの味を教えてくださいと言ってるのと同じになってしまいます(笑。
まあFRP製のデッキなんて簡単には作れないと思いますけどね。
では。
少し気になったのですが、デッキの上のライン数などがFRP製は散らかっていないと言うのは
移動の際に飛んでいってしまっているということではないでしょうか?
自分で片付けているのであればカーペットの場合でも同じでしょうし、FRP製だからデッキ上が綺麗というのは移動時に飛んでいっている以外考えられないのですがどうですか?
コメントありがとうございます。自分はコンビニの袋を用意して、ラインの切れ端はそこに入れるようにしてるのですが、これまでのカーペットだと目に入り込んでしまって取るのが大変だったんです。FRPだとデッキの上のラインの切れ端を簡単に拾えるので便利と言う意味でした。カーペットにはラインだけでなく、細かい木の枝のようなものも入り込んでしまうので、とにかく汚かったんですよ(笑。フックも絡んだりするので、カーペットは面倒ですね。
すいません。
ちょっと嫌味なコメントに丁寧に返信頂きありがとうございます(笑)
自分も琵琶湖周辺のローボートフィールドで釣りをしていて、最近浮力体とツライチになるタイプのデッキを購入しました。(ガンネルのツライチは自分が落ちそうなのでやめました^^;)
以前バスボートに乗っていた頃にやはりカーペットにルアーが刺さって無理矢理毟り取っていたことがあったので、カーペットの毛足の長さは違いますがやはりルアーが刺さるかなと思い人工芝に貼り替えようかと思っています。斬新かなと(笑)
それではこれからも面白い記事を期待してます。
(ナイロン30lb真似させてもらってます)
失礼しました。