【初心者必見】亀山ダムでやるプチ・フリッピングってなんだ?

別に新必殺技でも何でもないんですが(笑。

 

そういえば昔から普通にやっていたフリッピングの簡易的なメソッドがあるんです。

 

超簡単なので紹介しておきますね。

 

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フリップの流派・プチフリッピング

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

自分の亀山ダムでのメインスタイルがガチのフリッピングロッドでナイロン30ポンドを使ったフリッピングなんですが、どうも難しいイメージがあるみたいで(笑。

 

フリッピング

 

でも実際はガチのフリッピングをしてる時ばかりではないんですよ。

 

それよりもっと簡単なメソッドがあるので紹介します。

 

それがプチフリッピングと名づけたチョイ投げフリッピングですね。

 

でも狙う魚は同じで、ヘビーカバーの中層でルアーをシェイクしてやるんですが、違うのは引き出すラインの量です。

 

ガチのフリッピングだと両手を目一杯広げる感じになるのですが、そこまで出さなくても狙えるスポットは沢山あるんですよ。

 

その場合にはロッド一本分と、それに少しリールからラインをだしてやれば十分フリッピングが成立するんですよね。

 

チャプター房総2017開幕戦_113022

 

ガチのフリッピングロッドで

 

この釣りに必要なのはガチのフリッピングロッドです。

 

ライブウェル

 

なかなかフルサイズのフリッピングロッドを持ってる人はいないと思いますが、短いロッドでフリッピングするのとは難易度が違います。

 

ここではロッドの長さと強さは正義なので、ガチのフリッピングロッドが絶対に必要なんですよね。

 

自分としてはハリアー80が軽くて扱いやすいですが、このロッドはデッドストックでほとんど見なくなってしまいました。

 

いまならEXPRIDEの1711XHが現実的に手にしやすいのではないでしょうか。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/shimano-new-expride-1711xh-2/”]

 

実売価格も2万円台半ばですから。

 

その長さと強さのアドバンテージは根掛かりとフッキング、そしてカバーからバスを引き抜くときに圧倒的に体感できます。

 

詳しくは過去記事に書いてますので参考にしてもらえればと思います。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/04/post-5465/”]

 

ロッド一本分の垂らしプラスアルファ

 

さてプチフリッピングの具体的なやり方ですが、これは本当に簡単で、ピッチングをやる時のラインの状態をそのまま狙うスポットに落とすだけです。

 

つまりのべ竿と同じ状態で使うという事です(笑。

 

これが8フィート近いロッドでやる事で、リールのクラッチをまったく切る事なくスポットの真上に近いところからルアーを落とせるんですよ。

 

チャプター房総2017開幕戦_081538

 

この「真上から」という部分は大事で、ラインに角度が付いた状態だと何をするにも抵抗になって、キャッチ率は格段に落ちます。

 

やはりロッドを水平に近く構えて、それとラインが90度にちかい状態が一番理想的ですね。

 

でもロッド一本分の量だと微妙に届かない場合が多々あるんですよ。

 

そこでピッチングではなく、リールから少しだけラインを引き出してその分を補ってやるのが「プチフリッピング」という訳です。

 

ピッチングとの違い

 

これまで何度も書いてきてますが、改めて説明させてもらいます。

 

ピッチングとフリッピングは似てるように思うかもしれないですが、全然違うメソッドだと考えてます。

 

特に亀山ダムのようなリザーバーではアプローチが別物なんですよ。

 

チャプター房総2017開幕戦_111233

 

おそらく多くの方はフリッピングの必要性を感じてないと思いますが、自分は比率的に9割フリッピングですね。

 

まずピッチングの場合はクラッチを切ってロッドを振り切る動作をしますよね。

 

それに対してフリッピングは最小限のロッドの上げ下げだけでアプローチします。

 

でもその動作が問題な訳ではありません。

 

クラッチを切るという事は、フリッピングに比べて動作4つほど多いんですよ。

 

●ハンドルを巻かなければならない

●ルアーを手で持たなければならない

●ロッドを振り切らなければならない

●クラッチを戻さなければならない

 

これがフリッピングなら必要ない動作ですからね。

 

そしてこの動作の違いが釣課を分ける事があるんですが、それはこの後書きます。

 

フリッピングでしか獲れない魚

 

まあ突っ込みどころは満載ですが、主観的に書かせてもらいますのであしからず(笑。

 

ピッチングでは獲れなくてフリッピングなら獲れる魚がいます。

 

それは「ポンバク」。

 

ルアーを入れた瞬間にバイトがあるというアレです。

 

もしもヘビーカバーでポンバクされた時にクラッチが切れた状態だったら。

 

kameyama-ヘビーカバー

 

しかもフリッピングロッドではなく普通のカバーロッドだったとしたら。

 

一番大事な初期動作でバスに主導権をもっていかれますよね。

 

結果潜られて木化け、というパターンは多いです。

 

これがガチのフリッピングロッドだったら、しかもクラッチは常にオフだったなら。

 

バイトと同時にフッキングか完了し、早ければそのままカバーから引っこ抜くという事も可能です。

 

ここでロッドの長さと強さが最大限威力を発揮する訳ですね。

 

自分から離れたカバーの真上からアプローチできて、バイトがあってもそのまま真上に向かってフッキング、そしてカバーから出せるという。

 

これをカバーから距離をとって普通?のカバー用タックルで獲るのはかなりのレベルです。

 

少なくとも自分には無理ですね。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/reservoir-flipping-arrangement/”]

 

フッキングパワー

 

ところで撃つ釣りでフッキングが上手く決まらないという人がいると思います。

 

じつは自分もそうでした。

 

そこでフリッピングなんですが、さらに今回紹介しているプチフリッピングは非常に理に適っていて、フッキングが決まりやすいんですよ。

 

まあ考えればすぐわかるのですが、ロッドティップから魚までの距離が極端に短いので、フッキングパワーがダイレクトに伝わるんですよね。

 

しかもガチのフリッピングよりもラインの量は短いので、さらにパワーの伝達は良い訳です。

 

ポンバクの場合などは、ほとんど向こうアワセが完了してしまうでしょうね(笑。

 

あとはロッドパワーを生かして無理やりにカバーから引っこ抜いてやるだけです。

 

これがたまらなく楽しいんですよね。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/hooking-power-loss/”]

 

魚のサイズ3割り増し

 

ヘビーカバーで魚をかけるとヤケにデカく感じるんですよね(笑。

 

5555

 

ラインが入り組んだブッシュなどに絡んでるので、負荷が大きいからそう感じるんでしょう。

 

なので小さい魚でも良く引くように感じるし、実際魚の重さにカバーの抵抗がプラスされてロッドにかかる負担は大きいんですよ。

 

35センチのバスが40センチオーバーに感じますからね(笑。

 

カバーフィッシュ

 

そんなときもガチのフリッピングロッドなら魚の引きに負けずにやりとりできます。

 

それがプチフリッピングなら余計ですね。

 

まあ7フィートクラスのガチガチのロッドならまだしも、通常のラインナップにある6フィート10インチクラスのロッドでは苦労するでしょう。

 

背負えるラインのキャパ的にもフロロの20ポンドくらいが限界でしょうから、ラインブレイクの恐れもありますよね。

 

これがもしヘビーカバーの中でゴーマルクラスが食ってきたら、はたしてまともにやり取りできるでしょうか。

 

自分は亀山ダムのヘビーカバーでキロフィッシュが食ってきても結構大変ですからね(笑。

 

ここはやはりナイロン30ポンドを推奨させてもらいます。

 

チャプター房総2017開幕戦プラクティス_134314

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/03/applaud-gt-r-ultra-30lbs/”]

 

ロッドを振ると食わない

 

最後になりますが、これは全く確証がないので何とも断言はできないですけど。

 

高くロッドを振り上げると魚に見切られると思ってまして。

 

IMG_9349

 

それとダイナミック?にロッドを振るのも良くないと考えてます。

 

これは超接近戦で、という事ですけどね。

 

魚がもっとも警戒してるのは鳥だと思うんですよ。

 

白鷺

 

なのでいつも水の上を警戒してるのではないかと。

 

そんな時に黒くて長い棒を振り回してると、無駄にバスに警戒されてしまうと考えてるんですよね。

 

フリッピングの動作は垂らしを左手で操作するのでロッドのバックスイングは最小限で済むんです。

 

まあロッドは長いので目立ちますが、動作は少ないですからね。

 

自分はカバーのバスは人間に気が付いてるという設定でアプローチしてます。

 

そこで余計な動作をすればするほど口を使わなくなると思うんですよ。

 

できる限りジッとして、黒くて長いものはあまり振り回さず、出きるだけ身動きしない事が一番大事なのかもしれません。

 

ハンドルを巻く動作一つとっても、体は小刻みに動きますからね。

 

なのでライン量を調節する時はリールのスタードラグで巻くし、ロッドティップを激しくゆするようなシェイクはしません。

 

トリガー7_103330_001

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/08/avail-star-drag/”]

 

まあ、意識の問題ですけどね。

 

フリッピングというと豪快なイメージがあるかもしれませんが、魚との距離が近い分超繊細な釣りの部類だと考えてます。

 

メソッドやタックルよりも、むしろその部分が一番釣課に関係するのかもしれないですね。

 

長々と失礼しました。

 

終わります。

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