デッドストックのロッドについて書く事をお許しください(笑。
自分の溺愛するハリアー80なんですが、一応フリッピングロッドにカテゴライズされるのに、ガイドが途中からシングルフットガイドなんですよ。
フリッピングといえばパワーフィッシングの代名詞みたいに思われるかもしれませんが、それなのにガイドがシングルって大丈夫なの?、と。
それについての自分の考えをちょっと書いてみますね。
損傷なし
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
今回は自分が溺愛して止まない【TD BATTLER LIMITED HARRIER80】のガイドセッティングについて考えてみました。
ハリアー80は厳密にはフリッピング専用ロッドではない、という事になるらしいのですが、自分にとっては亀山湖でのフリッピング専用機なんですよ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/flipping-harrier80/”]
二本もっている古い方は、かれこれ10年以上前に中古で買ったものですから、結構使ってるんですよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/06/harrier80/”]
途中釣りブランクで六年ほど使ってない期間がありますが、それでも自分のほとんどの魚をそれで釣りましたから、結構な使用頻度になるんですよ。
しかも直接の釣り以外にも、ブッシュから脱出する時とか、濃いフローティングカバーに穴を空けたりしてきましたから、かなりひどい使い方をしてきました。
ごめんよハリアー80、これからも頑張ってくれ(改善する気無し)。
そんなハリアー80ですが、今のところロッドの損傷は全く無く、快適に使い続けておりまして。
特にシングルフットガイドが気になる事はないんですよね。
軽量化のためだけか?
そもそもガイドがシングルフットかダブルフットかでどんな違いがあるのでしょうか?
自分は今まであまり気にしてこなかったので、今回ネットで検索してみました。
いろんな方がそれについて書いてますが、大方の予想通りロッドのヘビーさに比例して頑丈なガイド設定になってるとの事。
なのになぜハリアー80はオールダブルフットガイドではないんでしょうか?
ひとつ大きな理由としては軽量化のため、という説が濃厚です。
当時のDaiwa製ロッドでは軽さを売りにしてた部分がありましたから、「この長さでこの軽さ」、みたいな謳い文句は威力があったのかもしれません(笑。
確かにハリアー80はすごく軽くて、非力な自分でもわりと楽に振り回せます。
でも、フリッピングって馴れてくるとそれほど大きく動作しないんですよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/12/flipping-from-40-years-old/”]
そう考えると、ガイドをシングルにしてまで軽くするメリットがあるのかは疑問ですが。
ハリアー80は細い
世の中のすべてのフリッピングロッドと比べた訳ではないのですが、ハリアー80はフリッピングロッドにしては細いんだと思うんですよね。
フリッピング専用機に限らず、パワーフィッシング用のロッドはブランクスが肉厚で太いものが多いように感じます。
それに比べるとハリアー80は本当に細いですね。
シャープな感じはありますが、剛性感とか無骨さはないです(笑。
なのでパワーフィッシングにおいては華奢な感じがするかもしれません。
でも自分が使ってきて、今の環境下ではまったく不安はないですね。
むしろ繊細なシェイクをするのにやりやすいくらいです。
で、それとガイドの関係ですが、やはりブランクスが細いとダブルフットガイドとは相性が良くないのではないかと思うんですよね。
ロッドメーカーの中の人の知識量とか経験値ってすごいんでしょうから、よくよく考えてこの仕様になってると思われます。
実際に使っていて、曲がりとか硬さには違和感はないんですよ。
細かい事は良く考えてないのですが、使ってて違和感がないのはすごい事ですよね。
まあ、自分に合ってるとか、長年使ってやりやすくなってる、というのもあるかとは思いますが。
亀山湖に合ってるフリッピングロッド
フリッピングと一口に言っても、全国各地で環境は違いますよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/natsu-kameyama-10m/”]
永遠と続くアシ際をフリップしていく場合もあれば、ウィードのポケットに延々落としていくフリップもあります。
釣れる魚の平均サイズもありますから、一概にフリッピングというくくりだけでロッドを選択する事はできないですよね。
これが1年通して琵琶湖でフリッピングするなら、ハリアー80ではキツいのかもしれません。
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バスの平均サイズが違いますし、使うシンカーの重量も亀山湖とは違うでしょうからね。
と言う事は、ハリアー80は自分が亀山湖でフリッピングする専用機、という事になるでしょうか(笑。
キロフィッシュまでなら
去年のチャプター房総で検量した魚の平均サイズは大体955gですから、四捨五入するとキロフィッシュという事になります。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/11/2016chapter-boso-look-back-3/”]
唯一第三戦でトップウエイトを出した時にゴーマルが混ざりましたが、それ以外は見事にキロで揃ってますね(笑。
まあ、五戦中二戦ノーフィッシュですから、釣れてる数が少ないだけなんですけどね(汗っ。
そのどれもが結構なヘビーカバーから引き抜いた魚ですが、そのくらいならハリアー80で十分勝負になりました。
これが平均サイズが1500g~1600gで、時にロクマルが混ざるという環境ではちょっと心配になってしまいますけど。
意外とそれだけのポテンシャルはあるのかもしれませんが、世の中にはもっと強靭なフリッピングロッドがありますからね。
それは環境によって使い方を考えるのが良いのではないでしょうか。
最後に
自分の通う亀山湖が特殊な湖だとは思ってません。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/08/cover-matome/”]
でも、亀山湖でフリッピングをやるのは少数派だと思うんですよね。
最近亀山湖のローカルの強豪選手とお話する機会があるんですが、昔からそうゆ釣りをしていた人はいたらしいですね。
あまりにも少ないので目にしなかっただけかもしれませんが、自分が見る限り、まともにフリッピングしてる人はほとんど見た事がなかったんですよ。
でも、そんな中、ハリアー80よりも頑丈でガイドもオールダブルフットガイドのロッドはオーバースペックなように感じるんですよね。
言ってみればハリアー80でやるフリッピングは、ライトフリッピングというジャンルになるのでしょうか。
ガチのフリッピングよりもカジュアルで、でもデカい魚も釣れますから、亀山湖に合ったおもしろい釣りだと思ってます。
亀山湖、そうゆう意味ではオールダブルフットガイドではないハリアー80に合ったフィールドなのかもしれないですね。
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