大方の予想通り、14ステラから4年周期でフルモデルチェンジするシマノ18ステラ。
その18ステラの実機が最初に一般公開されるのが横浜で開催されるジャパンフィッシングショー2018です。
そこで、実際のステラを手に取った時に見るべきポイントを書き記しておこうと思います(超主観)。
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SHIMANO18STELLA(シマノ18ステラ)
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
4年周期となる2018年、やはり出ましたね、フルモデルチェンジしたSHIMANO18STELLA(ステラ)。
ジャパンフィッシングショー2018の目玉リールのひとつですから、自分としても当然現地に触りにいく予定でいます。
ただ、仰々しいタイトルを付けておいて何ですが、ぶっちゃけリールは単体で触っただけでは性能のほとんどを理解する事はできません。
これはSNSで有名な某リール神も同じ事を言ってたように記憶してます(その時のツイートを探せなかった…)。
やはりタックルやルアーは実際にフィールドで使わないと威力を体感する事な出来ないとは思います。
それでもロッドやルアーに比べると、まだリールは何となく感触を実感しやすい部分があるかな、とか(笑。
そういう自分も我先に見たいが為にジャパンフィッシングショー2018に行く訳ですしね(汗っ。
屋内で確認できる事はそれほど多く無いですが、それでも物欲の観点からw、世界最高峰のスピニングリールを見て触るポイントを確認しておきましょう!
18ステラ基本スペック
自分はバスアングラーなので、見るべき番手は2000~2500がメインになります。なのでここではその番手を中心に見て行きますね。
今回はリール単体を見る前提なので、ロッドにラインを通して負荷を掛けないとわからない事項(最大ドラグ力など)は割愛してますのでご了承ください。
SHIMANO18STELLA
(HG=ハイギヤ仕様 S=シャロースプール仕様 C=コンパクトボディー)
C2000S
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ギヤ比:5.1
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自重:170g
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スプール寸法(軽mm/ストロークmm):43/13.5
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ハンドル長:40mm
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ベアリング数:BB(ボールベアリング)12個/ローラーベアリング1個
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本体価格:79800円
C2000HG
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ギヤ比:6.1
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自重:170g
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スプール寸法(軽mm/ストロークmm):43/13.5
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ハンドル長:45mm
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ベアリング数:BB(ボールベアリング)12個/ローラーベアリング1個
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本体価格:79800円
C2500S HG
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ギヤ比:6.0
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自重:180g
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スプール寸法(軽mm/ストロークmm):43/13.5
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ハンドル長:45mm
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ベアリング数:BB(ボールベアリング)12個/ローラーベアリング1個
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本体価格:80900円
2500S
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ギヤ比:5.3
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自重:205g
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スプール寸法(軽mm/ストロークmm):43/13.5
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ハンドル長:50mm
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ベアリング数:BB(ボールベアリング)12個/ローラーベアリング1個
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本体価格:81900円
2500S HG
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ギヤ比:6.0
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自重:205g
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スプール寸法(軽mm/ストロークmm):43/13.5
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ハンドル長:55mm
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ベアリング数:BB(ボールベアリング)12個/ローラーベアリング1個
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本体価格:81900円
全機種共通でストッパー切り替え機構は無いとの事です。
コンパクトボディーのC2500S HGが本命
2017年に同じSHIMANOの17コンプレックスCI4+ C2500S F4 HGを買って確信したんですが、自分にはコンパクトボディーのC2500S HGが一番使いやすいように感じてます。
頭にCの表記がある機種はボディーサイズは番手がひとつ下のクラスと同じなので、リール重量が軽いというメリットがあります。
でも同じ番手と比べてギヤが小さかったり、最大ドラグ力も少なくなるというデメリットもあるので、自分のスタイルに合わせて最適なモノを選びたいですね。
ただ、スペック的にC2000S(HG)とC2500S HGのスプール寸法は同じ表記になってますが、そこは具体的に何が違うと言うのでしょうか(ミスプリントじゃないと思うけど…)。
糸巻き量や自重は違うので、何か明確な違いはあるのだと思いますが、そのあたりの違いについてはジャパンフィッシングショーでSHIMANOの担当の人にしっかり聞いてこようと思ってます。
14ステラからの進化ポイント
さて、そんなシマノ18ステラですが、14ステラから何か大きく変わったところはあるのでしょうか。手に取るだけでわかる明確な進化があるのか。
じつは2017年の春までSHIMANO14ステラC2000Sを使ってたんです。でも自分の不注意で亀山ダムにロッドごと奉納しちゃったんですよね(泣。
今は手元に無いですが、14ステラの時点で申し分ないほどの完成度でした。特に巻き心地とドラグ性能はすばらしかったです。
それまでミドルエンドの機種までしか使った事が無かった自分としては、ドラグの滑り出しの滑らかさにビックリしたものでした。
今度のシマノ18ステラですが、カタログ上のスペックを見る限り、巻き心地やドラグの滑り出しを正確に比べる事は出来ませんし、その良さを本当の意味で体感する事も出来ないと思われます。
もしかしたらロッドのグリップだけでもジャパンフィッシングショーの現場に持ち込んで、よりイメージを膨らませながら触るのが良いかもしれませんね。
18ステラのコスメ(装飾)
ここからは金属切削加工屋目線になりますが、ステラは世界最高峰という事で、その切削加工による装飾も目を引くポイントですよね。
正直釣課には何の関係もない部分なんですが、自分的にはものすごく気になる部分でもあります(笑。
まず一番目を引くのがスプールの削り細工でしょう。ここは歴代のステラはすべて当時の技術の粋を駆使した加工が施されてます。
ブッチャケこの部分の加工が無かったら、結構値段も落とせるかもしれないと思うのですがw、まあそこがステラのステラたる大きなポイントなんでしょうからね。
18ステラだそうです。 pic.twitter.com/hHGNswDDs3
— がちむち・M・むーさん (@hikogatimuti) 2017年12月21日
削り屋のはしくれとしては、今回の切削で見るべきポイントは滑らかさでしょう。14では二色アルマイトだったスプールの装飾がシマノ18ステラでは単色になってます。
じつは14ステラの時の装飾はちょっと仕上げがイマイチだと感じてました。加工面が複雑すぎて面取りがちゃんと出来てなかったんですよね(それでも相当にキレイな仕上がりではありましたが…)。
触った時に鋭い感じがしたと言うか…。まああまり触る事も無いんですが(笑。
14ステラのスプールの切削部分って、ものすごく手が掛かってて、すごい技術なんですけど、ダブルアルマイトに拘り過ぎてるようにも見えましたからね(笑。
その部分をシンプルにして、一瞬の見た目よりも飽きの来ないデザインを重視したのが今回のシマノ18ステラではないかと個人的に感じました。
そしてマニアックな事を考えてしまうと、今回の切削は通常のエンドミルで加工したのでは無いと推測してます。専用の刃物を特注で作ったんじゃないかと。
中々考えさせてくれますが、デザインは率直に言って好きです(金属加工屋目線w)。
バス釣り用のスタンダードサイズは2000番?
話を少し戻しますが、自分が感じてる現代バスフィッシングのスタンダードなスピニングリールの番手は2000番台ではないかと思ってまして。
やはりロッドガイドがどんどん小さくなってますから、それに合わせて放出するラインのコイルも小さい方がマッチしてるように感じてます。
そう考えるとシマノ18ステラでも2000番台は今後のスタンダードとして注目するべきかと個人的には思っていて、そうなるとやはりコンパクトボディーのC2500S HGは一番チェックしておきたい機種ですね。
近年の亀山ダムなどは細糸のPEラインを使うメソッドを多様するアングラーが増えてきてるように思うので、糸よれや飛距離の問題も昔より気にしなくなりました。
そういう意味でも小径スプールの2000番台やC2500に注目していこうと思ってます。
カケヅカ的まとめ
それでは目前に迫ったジャパンフィッシングショー2018でSHIMANO18STELLAを見るべきポイントをまとめておきます。
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カケヅカが個人的に注目するのはズバリC2500S HG
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最大ドラグ力など、ロッドにセットしてラインを通してみないとわからない部分はあえて見ない
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でもドラグのクリック音は要確認w
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スプールの切削加工部分を手で触って滑らかさを確認
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ローギヤとハイギヤの巻き比べ
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村田基さんが名づけた?ネズミ返しと呼ばれるベールの返り具合
とまあ、他にも色々ありますが、主にこんな感じでしょうか。
自分的には二度とステラは買うまいと心に誓ったのに、実物を見たら欲しくなっちゃうんだろうなぁ…。
フロロの2ポンドで40後半のバスを掛けた時のファイトが忘れられないんですよねぇ…。
いやいや、自分に負けてはいけません!買わないと言ったら買わないのです!
…
…
…
…たぶんね。
それではジャパンフィッシングショーでお会いしましょう。
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