数十年ぶりの新利根川で横井さんのレクチャーを受けてきたけど勉強になりすぎた

H-1GPXの顔の一人、横井丈史さんのバックシートで新利根川に行ってきました。

今回の目的はハードルアーの修行をつけてもらう事でしたが、とにかく密度の濃い1日でした。

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ハードルアー修行のため数十年ぶりに新利根川へ

みなさんこんにちは、ほぼクランカーのかけづかです。

今回もホームレイクの新利根川でいつものようにクランクを炸裂させてk…とか書いてみたいっすねー(笑。

失礼しました。巻き偏差値2しかない自分がまさかのクランクベイトで、しかも友人に頂いたハンドメイドクランクで釣れたのでちょっとふざけてしまいましたw。

冒頭にも書いてますが、今回はハードルアー修行のために十数年ぶりに茨城県霞ヶ浦水系の新利根川に行ってきたんです。

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超久しぶりの新利根川松屋ボート前。途中の道から懐かしさで一杯。

最後に新利根川に行ってからかれこれ20年近く経ってると思います。そのぐらい遠い過去の記憶しかなく。

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20代の頃の自分(かけづか)。いやー若い(笑。そして巻いて釣っとるやないかーい!

なぜこのタイミングでハードルアー修行なのかというと、バリバリのハードベイターさんと同船する機会を頂いたからです。

その方とは牛久沼をホームとして活躍する横井丈史さん。これまで何回かフィールドでお会いした事があったのですが、やっとお互いのタイミングが合い今回の運びとなりました。

H-1GPXの顔・横井丈史さんとは

ハードルアー限定トーナメントH-1GPXでの優勝始め多数の上位入賞歴を持つ横井丈史さん。ホームである牛久沼での『たまやオープントーナメント』で年間優勝した年の成績は本当に凄かった(2016年)。

横井丈史さん

自分と同年代の横井さん(写真うしろ)。とっても気さくな方で、この日はエレキ一式全部用意して頂き、お座敷フィッシングをさせて頂きました(笑。

アマチュアアングラーでありながら関東レンタルボート界隈で横井さんの名前を知らない人の方が少ないのではないでしょうか。

FacebookやTwitterで普段からやりとりさせてもらっていて、前々から一緒に釣りをしましょうと話してはいたのですが、中々タイミングが合わず(ビビって遠慮してたとも言う)。

それでも横井さんの方から何度かお誘い頂いてたので、勇気を出して(?)同船をお願いしたという経緯です。

ちなみに本当は牛久沼を案内してもらいたかったのですが、この時期の牛久沼があまりにも地獄釣れてないとの事で新利根川になりました。

横井レクチャー開始

そんな横井さんと同船できる貴重な機会をもらって、意気揚々とバックシートに乗り込みます。

新利根川松屋ボート

意外とシンプルスタイルだった横井さんのボートセッティング。魚探も旧式のものを1台。ロッドは全部ビルド品。シグネチャーモデルのTAKE-Cも触らせてもらいました。

とにかくバリバリ現役トーナメンターのハードベイティングを間近で見るのが楽しみだったので、この日は最悪自分はロッドを振らなくても良いと思ってました(ガチで。

でもフロントでエレキを踏みながら、「かけづかさんも釣りしてください」とボートポジションを釣りやすいようにしてくれます。

そのうえ、「もっと前に向かって投げてください」と。遠慮しなくて良いという意味で言ってくれたんだと思います。

釣り人の中には”我が強く”バックシートの事を全く考えずに自分の釣りに集中する人もいますが、この日の横井さんはとにかく後ろを気遣ってくれる方でした。

むしろガイドしてくれてるレベルでバックシートを釣りやすくしてくれます。

新利根川上流部

フロントでエレキを踏む横井さん。当たり前ですが意味のある事しかしない。効率が半端ない。

自分は普通にキャストされてもらいましたが、逆に自分がエレキを踏みながら後ろの人をこんな風に気持ちよく投げさせてあげられる自信はありません(汗。

エレキの操船もエキスパートのソレでしたね。

そして早い時間に自分にファーストフィッシュが。

みかんクランクSRに十数年ぶりの新利根川フィッシュが

シャロークランクが良いというアドバイスをもらって結んだ『みかんクランクSR(仮名)』で、自身10数年ぶりの新利根川バスが釣れてくれました。

mikan-crankSR

先日の弁慶堀釣行でみかんさんにもらったハンドメイドクランクに待望の新利根川フィッシュ‼️ 自分のリビルドロッドに結んだ友人作のルアーで、十数年ぶりのフィールドで釣れるとか感動でした。

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2019年8月3日

自分的には”狙って巻いて釣った”とは言いにくい感じでしたが、でも見事に魚を連れてきてくれました。

ガイドさんの案内してくれた場所が良かった事と、バックシートを釣りやすいポジションにしてくれた事、魚が掛かった時に「巻いて巻いて!」とアドバイスしてくれた事で獲れたバスだったなと(じつは一瞬魚が掛かった事に気づいてなかったという…)。

それでも結果としてバスが釣れた事には満足してます。これは色んな意味で嬉しかった!

ハードルアーは何個あっても足りない

横井GS(ガイドサービス)でのレクチャーで印象的だったのは、ハードルアーのローテーションが激しい事(プロのガイドではありません念の為)。

自分の勝手なイメージですが、少し前までハードベイターの人って信じたルアーを投げ倒すのかと思ってたんですよね。

自分が割とそんなタイプなんですが、横井さんは真逆でした。とにかくルアロテが頻繁。

ルアーのタイプはもちろん、カラーだったり潜航角度だったり動きの強弱だったり。そしてそれらのルアーチェンジの理由が明確なんですよね。ちゃんと説明してくれます。

横井さんのタックルボックス

パンパンにハードルアーが詰まった横井さんのタックルボックス。撮影許可を頂いて公開してます。

ちなみに横井さんのタックルボックスにはハードルアーがパンパンに入っていて、それらは全部使用目的が明確なんだそうです(当たり前ですが…)。

全てのルアーが実績がある訳では無いとの事ですが、見る限り新品同様のルアーは見当たらなかったですね。フックサークルが付いてたり、オモリが貼ってあったりと使用感のあるモノばかりでした。

TAKE-C Crank

2016年のH-1GPX新利根川戦で優勝した時のウイニングルアー『TAKE-C』。横井さんの自作。自分の作ったクランクベイトで大きな大会に勝っちゃうとかカッコ良すぎる!

本人曰く、ハードルアーは何種類あっても、いくつあっても足りないそうです(笑。

この日見せてもらってボックスは、一つでもルアーを取り出すとその後蓋がちゃんと閉まるように入れ直すのが大変なんだそうですよ(爆。

ハードルアーのローテーションは頻繁に

この日の釣行前日に、「ハードルアー沢山持ってきてくださいね」と言われてました。

自分的には結構沢山持っていったつもりでしたが、結果的に全然足りず(汗。使えるルアーが少なくて横井さんにお借りするハメに。巻偏差値2の本領発揮でした…。

PayForward ONE EIGHT MR

この日お借りした『ペイフォワードワンエイトMR』ミディアムダイバーのクランクベイトを一個も持ってない当たりが巻き偏差値2たるところ(泣き。このルアーは絶対持ってないとダメと横井さん。

自分のタックルボックスに入ってるハードルアーは新品が多く、その使用目的もテキトーなものばかり。

チッパワ

先日の弁慶堀釣行で仲間にもらったクランクベイト3種。この日投げ倒そうと思ってたのですが、左のブレードクランクは出しどころが無く、次回以降まで待機。でも持ってる事が大事。持ってないと出しようが無い。

それでも使い所ってあるんですが、それが良くわかってなく。しかもルアーそのものの使い方もちゃんと理解して無かった事が判明。

横井さんレベルの人がなぜそんなに頻繁にルアーチェンジするのか、それは状況にアジャストさせる為でもあり、魚を探す為なんですね。

人によって違うかもしれませんが、ハードルアーはローテーションしてナンボなのかもしれません。

試合で結果を出している人の釣りを間近で見せてもらい、コロコロとルアーを変えるのは悪い事では無いと感じました。ただしルアロテの目的が明確であるなら、ですが。

バックシートでそんな事を考えながらキャストしてると、横井さんにもヒット。

岸から離れたブレイク沿いでミディアムダイバーのクランクを巻いてキャッチ。新利根川って岸から離れた所でも食うんですね(汗。

ラッキークラフトSKT DR

ラッキークラフトSKT DRで出した一本。このクランクにするまでルアーチェンジを繰り返してたのが印象的でした。

なぜハードルアー修行をするのか

結局この日はワームやジグを一度も投げる事なく、ひたすらハードルアーを投げ倒しました。自分としては非常にレアな事です(笑。

トネスプラッシュ

以前H-1GPX亀山ダム戦にスプっと参戦した時にもらったトネスプラッシュ。たまたまボックスに入ってたのが、この日は出しどころがあった(釣れてはいませんが)。やはり持ってる事が大事。

一応持っていったハリアー80には最後までラインを通す事なく。というかバットとブランクを繋げる事さえしませんでしたから。

朝の早い段階でクランクにバスが出てくれて事もありますが、それ以上にこの日はハードルアーの修行をするつもりでした。せっかくアマチュア屈指のハードベイターと同船させてもらう訳ですからね。

普段はフリッパーを自称してる自分がなぜハードルアーをそこまでやりたいと思うのか。それはカバーフリップでもっと釣りたいからです。

亀山ダムのカバー

カバーに超近づいて撃つ普段の自分のスタイル。

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2018年9月4日

矛盾してると思われるでしょうか。でも本気でそう思ってるんですよね。

単純に”ハードルアーの釣りが嫌いじゃない”というのもあるのですが、話しはもっと深刻でして。

ここ1~2年亀山ダムのカバーでデカバスが釣れてないんですよ。というかカバーそのものが極端に少なくなってるんです。

マニアックスオープントーナメント (16)

2019年7月始めの崩落跡。青々とした木が数本倒れ込んで絶好のカバーを形成していた。自分が大好きな状況。

亀山ダムのカバー跡

上の画像から2週間後の同じ場所。青々と茂っていた葉は腐り、木もほとんど沈んでしまっていた。この規模の崩落なら一年以上は美味しい思いができると思ってたのだが…

一説では農薬の影響も噂されてますが、今それを言ってても自分にはどうしようもできません。状況は釣りをする人全員に等しい訳です。

でもカバーでデカバスが釣れるタイミングは絶対にあるはずですし、それを狙って釣れるようになりたいんですよね。だから今ハードルアーを少しでも使えるようになっておきたい。

つまりカバーで釣れない時の強い選択肢を少しでも増やしたいと思ってるんです。じつはこれまでも自分なりにそれを意識してハードルアーを投げようとしてきました。

でも無闇矢鱈に投げてもそうそう釣れるものじゃないですよね。かといって好きな釣りを封印して釣れない釣りをやり続けるのは中々に苦痛です(苦笑。

そこに関東レンタルボート界の雄である横井さんの釣りを側で見ながら投げてたら、気がついたら時間一杯投げ続ける事ができてしまったという。

今は早く亀山ダムに行って教えてもらったルアーや使い方を試したくて仕方がないという精神状態です。

さいごに

この日は新利根川上流域を走りすぎて昼過ぎにバッテリーが上がってしまい、釣りの方はそこで終了。松屋ボートで昼飯を食べながら、そこでも色んなお話をさせてもらいました。

新利根川松屋ボートハウス

松屋ボートハウスの中がキレイになっててビックリ。自分が行ってた20年以上前はもっとアレでしたが(笑。

そんな横井さんの普段の印象ですが、SNSの反応が超早いんですよ(笑。もはやbotなんじゃないかとされ思えるほどの速さで”いいね”をくれます。

今はFacebookがアレなんでTwitterの方で頻繁に発信されてます。自分的にはアイスのTweetがツボですね(笑。

それから意外(失礼!)にも料理をマメにする方なんですよね。

関東屈指のアマチュアハードベイターがアイスとか料理のTweetをするギャップが面白くて、個人的に毎日楽しみにしてます。

もちろんバス釣り関連のTweetもしていて、ルールに触れなければ試合前や試合中のTweetが見れたりします。ローカルトーナメントとは言え、このレベルの方が試合中にTweetするのは希少ですよね。

人間的にも凄く魅力のある人なので、興味のある方はぜひフォローしてみてください。

もしかしたら貴重なアドバイスをもらえるかもしれませんよ。

横井さんお世話になりました。またぜひご一緒できればと思います。

では。

それにしても(はじめの一歩の作者)森川ジョージさんからフォローされてるとか凄すぎる(笑。