低価格帯のリールも進化してきました。今度のフリームスも以前ならミドルエンドクラスの機能ですからね。
そのダイワ18フリームスを先日のジャパンフィッシィングショー2018で見てきたので、せっかく高機能になったローエンドモデルのスピニングリールをどう使うか考えてみます。
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Daiwa18FREAMS(ダイワ18フリームス)
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
先日のジャパンフィッシィングショー2018で見てきた中で一番安いwリールがダイワ18フリームスです。
しかしながら、作りはかなりしっかりしていて、オカッパリでもボートでも普通に使えそうな感じですね。
これが定価16800円(LT2500D)と言う事ですから、時代の進化は凄まじいです(汗っ。
降りてきたハイエンドモデル
カタログスペックについては割愛しますが、実際に触った感じは非常に良く、これが低価格帯のリールとは信じられないくらいでした。
今回のジャパンフィッシィングショー2018ではSHIMANO・Daiwaがそれぞれハイエンドスピニングリールのモデルチェンジで真っ向勝負だったので、それ以外のスピニングリールは影に隠れてしまってる感もありました。
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でもそのハイエンド機種に搭載されている機能が、ゆくゆくはミドルエンド機種やローエンド機種に降りてくる訳ですからね。
自分には空白の6年間があり(プロフィール参照)、その前も決して高価なリールを使っていた訳ではないです。
そんな自分なので、もしも値段を知らずに物だけ見たら、これが低価格帯のリールだとは絶対思わないでしょうね(笑。
それだけ作りがしっかりしてるように見えました。
パワーフィネス
実売一万円台前半(予想価格)という事で、コストパフォーマンス的には最高ですよね。
自分ならこのリールはパワーフィネスに良いのではないかと思ったりします。というか、それ皆さん思ったかもしれないですね(笑。
18フリームス、性能的にはまずまず悪くないでしょうけど、巻き心地で言ったら上のクラスには適わないでしょう。
そして自重ですが、一昔前に比べたら格段に軽いとは思いますが、それでもグレードが上のモデルはもっともっと軽い訳ですしね。
でもリールの軽さってロッドとの相性で感覚は変わります。肉厚ブランクスのロングロッドには超軽量リールはバランスは良く無いんですよ。
となると、パワーフィネスのような釣りに使うロッドには適度に重量があるリールの方がマッチするかもしれないですよね。
そしてパワーフィネスはヘビーカバーからバスを引っこ抜くような事もする訳ですから、リールにかかる負担も大きいと思われます。
そこで剛性の高い高精度のリールも良いのですが、むしろガタつきが出る事を気にしないで使えるローエンドモデルもアリなんじゃないかと思う訳です。
仮にギアが飛んだりしても、「まあしょうがないか」、と諦めが付くというか(笑。
もちろん一匹が勝負を分ける試合では致命傷になりますが、プライベートで練習するなら最適なモデルじゃないかと思います。
巻きシャッド
自分も去年の終盤からトライしている巻きシャッド。小型シャッドのタダ巻きをスピニングタックルでやるというもの。
これについてはリールの巻き感が大事なので、出来ればよりグレードが上のモデルを使った方が良いとは思います。
ただ、今時のスピニングリールはハイエンドになるほど軽量になる訳です。ベイトタックルもそうですが、巻物は重心が手元にあった方が安定感はありますよね。
熟練の巻物師の中には、わざわざリールに重りを乗せて手元を安定させてる人もいるぐらいです。
そう考えると、リール自体に適度な重量があるのは巻物に向いてるとも言えるのではないでしょうか。
まあロッドとのマッチングもありますから、単純に軽い重いだけでは判断できませんが、リールに適度な重量があるのは逆にハイエンドモデルには無い特徴でもあります。
飛距離が出しにくい軽量シャッドですから、ロッドも長いものをセレクトする人が多いですよね。
その時18フリームスの自重を利用した巻きシャッドは意外とイケるんじゃないかと考えてます。
ハンドル
ところで、リールのカスタムパーツを作る仕事を生業としてる自分の場合、結構ハンドルを見てしまうのです。
ここ数年のダイワ製スピニングリールのハンドルは作りが凝ってるように見えます。
フリームスよりのさらに下の超低価格帯リールであるダイワ REVROS(レブロス)を見ても、ハンドルはしっかりしてますし。
まあガタつきは多少ありますが、値段を考えると全然納得ではあります。
それに比べて今度の18フリームスはハンドルのガタつきはほとんど無かったように感じました。
というか、ハンドルはミドルエンドの18カルディアと同じなのかな?、いや、そこ確認しなかった…。
カスタムパーツ
実売価格が一万円台前半になる事が予想される18フリームスですから、かなり売れ筋になる事は想像に難しく無いです。
そうなると周りの人とちょっとでも見た目を変えたいと思うのが釣り人ではないでしょうか(笑。
まあスピニングリールってあまり見た目を変える部分は無いのですが、18フリームスの場合でもハンドルスクリューキャップは目立ちますよ。
個人の好みの問題ですが、カスタムやドレスアップするくらいなら一つ上のグレードを買うという方もいますし、あえて下のクラスをカスタムして自分仕様にするという人もいます。
もしドレスアップやリールカスタムに興味がある人はHEDGEHOG STUDIOのホームページを覗いてみると、以外と手軽に出来るカスタムが沢山ある事に驚くのではないでしょうか(笑。
さいごに
2018年はダイワから18イグジストと18カルディアと同じタイミングで発表された18フリームス。グレードが違うので住み分けはハッキリ出来てると思います。
一番の魅力はコストパフォーマンスと言う事で、この値段でこの機能なら納得なのは間違いないですね。
これからタックルの本数を増やしたい初~中級者の方、新しいメソッドにチャレンジするのに”とりあえず”導入したい方には最適な価格設定ではないかと思います。
自重205g(LT2500D)は、今時のミドル~ハイエンド機と比べて決して軽くはないですが、一昔前のミドルエンドより軽いくらいですからね。
巻きシャッドやパワーフィネスなど、ロングロッドを使うほどリールの自重は気にならなくなってきます。
世の中で最も需要がある低価格帯のリール、それだけ使いどころが沢山あるという事ですね。
では。