続 【新リザーバー中層論】 カバーの沖で起こってる事

リザーバーのカバーにはバスが居ないという、突っ込みドコロ満載の仮説を展開した記事の2回目です。

 

カバーに居ないはずのバス、でもカバーの中で釣れるんだけど、その理由を探る手がかりはカバーの沖にあるのかもしれない!?

 

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現代バス釣りの難易度

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

新リザーバー中層論として自分の経験上から立てた仮説を展開してます。今やバスはカバーの中には居ないのではないかと思うんですよね。

 

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【新リザーバー中層論】 バスはカバーに居なくなっている

2017年12月8日

 

今のバスフィールドは昔に比べて格段に難易度が上がってるように感じるのです。それはバスフィッシングが成熟期に入ったという事なんだと思うんですよ。

 

そんな中バスの行動パターンも変化していて、教科書に載ってるような基本的な場所で、基本的なルアーやメソッドをやっても釣れなくなってきてると感じます。

 

超接近戦とボートポジション

 

さて、前回の記事でカバーがデカバスのフィーディングスポットになってる事と、自分の釣りのスタイルが超接近戦のフリッピングである事の関係性が何なのか、という部分で終わった訳です。

 

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【ボッサボサのカバーを撃つ】 亀山ダムの超接近戦は間合いが命だという事を口をスッぱくして言っておく

2016年7月19日

 

これは特に今年に入ってから確信したのですが、ボートを沖に付けてカバーにフリッピングしても全く反応を得られてないんです。

 

それがある理由でボートを岸べったりにして、沖に向かってフリッピングすると釣れる、という現象は事実レベルで実感してるんですよね。

 

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【8月後半の亀山ダム バス釣り】 最後の最後にドラマフィッシュ頂きました

2017年8月26日

 

その理由はリザーバーに必ず付き物の減水です。今年は(も)結構長い期間大きな減水があって、それまで水中にあったカバーが露出してしまってたんですよね。

 

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リザーバーのバスはその事に馴れていて、水が無くなるとちゃんと沖に退避してるんですよ。

 

そうなると、これまで自分が釣っていたボートポジションの真下にバスが居るという事になって、反応が無い理由がそれだったと思いこんでたんです。

 

でも、どうもそれだけでは無いような気がしてきたんですよ。

 

自分がカバーの沖側の、しかもかなり船を寄せてポジションを取ってる事で、バスもベイトもカバーをフィーディングスポットとして利用できなくなってたのではないかと。

 

フィーディングスポットと待機エリア

 

亀山湖で名物となっている表層ボイルですが、カバーを釣ってると近くでボイルが起こる事が頻繁にあります。

 

ボイル撃ちとは、ベイトを追ってるバスを狙ってノーシンカーや小型プラグなのでボイルが起こった場所を直撃するメソッドの事なんですが、夏場になると湖の各所で大規模なボイルが起こるんですよ。

 

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【亀山ダム】ボイル撃ち タックルセレクトはシビアらしい

2017年7月24日

 

自分はあまりボイル撃ちを得意としてないのですが、カバーを釣っていて頻繁に起こる時にはチョッカイを出したりもします(笑。

 

でも、ボイルが起こるのを待ってると起こらなかったりします。これってただのあるあるだと思ってたんですよ(笑。

 

ところが最近、このボイルが起こる周期とカバーが釣れるタイミングがリンクしてるような気がしてならないというか。

 

この時ボイルしてるバスの固体は大きくはないんです。そして自分がカバーで狙ってるのはギル食いの大きい固体。

 

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亀山湖のギル食い(喰い)バスがいる場所にはギルがいない?

2018年4月11日

 

どうも水中で起こってる複雑な食物連鎖の関係性が、自分の超接近戦のフリッピングと結びついてるようにも思えてくるんです。

 

沖から岸へ

 

フィッシュイーターであるバスやギルの行動パターンは、ボトムなり表層にベイトを追い詰めて捕食するという事は広く知られている事実です。

 

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でも人が多く常にプレッシャーにさらされている湖では、頭の良いデカい個体ほど行動パターンは複雑化してると言えるでしょう。

 

自分のレベルでその行動パターンを読みきって釣るのはかなり難解な作業です。それには相当量の練習も不可欠でしょうしね。

 

そうなると、なるべくバイトチャンスを増やす事を考えた方が賢明だと思う訳です。

 

少なくとも、自分がその場にいる事で本来の自然にある水中生物の行動パターンを掻き回しててはダメだな、と。

 

ベイトを岸に追い詰めるアベレージサイズのバスの行動を邪魔しないために、ボートポジションをカバーの沖側アウトサイドに取るのは極力控えた方がカバー内でのバイトチャンスを増やす事に繋がるのかもしれないと思うんですよ。

 

それが大型の固体の捕食行動のカギを握ってるのではないかと思えてきたんです。

 

水中の聖域を侵してはならない

 

一つの結論として、カバーの沖にボートポジションを取ってると、デカバスが釣れるタイミングは非常に少なくなるように思います。

 

水中で繰り広げられている食物連鎖の中に自分(の船)がいると、どの生き物も本来の行動パターンでは動かないのではないか、と。

 

もちろん風が吹いたり波が立ったり、それこそ雨が降ったりすれば人間の気配を消してくれますから、それが一般的に言われる「時合い」というヤツではないかと思ってます。

 

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【梅雨の亀山湖】レンタルボートでの雨対策

2017年6月5日

 

でも自然を相手にしていると、都合よく風が吹いたり雨が降ったりはしてくれませんよね。

 

カバーで釣るチャンスを増やすと言う意味では、ボートポジションはできるだけ魚達の聖域を荒らさない場所に取るのがよりバイトチャンスを増やす方法なのではないかと思いました。

 

アベレージサイズとビッグサイズ

 

さて、沖の水域をあえて開放する事で、アベレージサイズのバスがカバーを利用してベイトを捕食できる環境を意図的に作り出せたとします。

 

では、さらに大きい固体の頭の良いデカバスをカバーでどう狙うのか。

 

リザーバーにおけるアベレージサイズのバスとギルの関係性とは。

 

次回はそれぞれの固体のエサとなるベイトとカバーテキサス中層シェイクの関連性について考えてみます。

 

それでは。

チェック続々 【新リザーバー中層論】 カバーと生き物の関係性