シングルフットガイドの位置でロッドの曲がりは変わるのか

ベイトロッドのガイドにはシングルフットガイドとダブルフットガイドがありますが、その位置関係についてあまり深く考えた事がありませんでした。

 

でも前回の記事では多くのご意見を頂き、シングルフットガイドの位置はロッドの曲がりが止まる位置なんじゃないか、という興味が沸いてきたんですよ。

 

で、手持ちのロッドでその事を検証してみました。

 

専門の設備がある訳ではないので、参考程度にお考えくださいね(笑。

何処まで曲がるのか

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukass)です。

 

先日ハリアー80はなぜオールダブルフットガイドではないのか?、という疑問から記事を書いた訳です。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/not-a-double-foot-guide/”]

 

その答えは製作者の方に直接聞かないかぎり憶測でしかないのですが、ロッドの曲がりと大きく関係してるとにらんだんですよ。

 

まあブログ読者の方にもらったコメントを元に推測しただけなんですけどね(汗っ。

 

貴重なご意見を頂いた読者の方には感謝いたします。

 

で、実際にロッドにラインを通して、自分で曲げてみたんですよ。

 

そうしたら、やっぱりトップガイドからシングルフットガイドがダブルフットガイドに変わる部分は曲がりの止まる部分なように感じました。

ハリアー80ロッド曲がりテスト

↑トップガイドを入れて五個目までがシングルフットガイド

 

それについては自分の感覚で曲げてるので、明確な数字で示す事ができないのですが、理屈的にはスジが通るのではないでしょうか。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/single-foot-guide-and-bus-rod/”]

 

でもちょっと気になる記事を見てしまってから考えがブレ始めてます(笑。

 

黒田建史プロのブログから

 

 

黒田健史選手フッキング

↑画像はご本人のブログからお借りしてます

 

自分が毎回楽しみにチェックさせてもらってる「黒田健史のいろはにほへと」。

 

今期からJBプロトーナメントの最高峰、JB TOP50に再昇格を果たした黒田健史プロのブログなんですが、その中の記事に衝撃のシーンがありまして。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/12/2017-jb-top-50-qualifiers/”]

 

上の画像がそうなんですが、この時のロッドはSHIMANO EXPRIDEの168MHで、釣れた魚は35cm、600gくらいの霞ヶ浦水系で普通のキーパーだそうです。

 

記事の内容を一部引用させてもらいます。

昨年のバサーワイルドカードの僕の画像です。

フッキングでロッドバット部のロゴ(のグロス部分)の真上くらいから曲がっています。

一見するとベイトフィネスかな?くらい曲がってると思います。

このフッキングでキャッチした魚は35cm、600gくらいの霞ヶ浦水系で普通のキーパーで、ロッドはエクスプライド168MHです。

ラインはフロロ14lb。

中省略

こんだけ硬いロッドが600gの魚でここまで曲がる事実ってなかなか知られていないと思います。

バットガイドからラインは完全にブランクスをまたいで(当たって)ます。ティップ側はもっとひどいです。

ちなみにこのロッド、ゆっくり地面や天井で曲げても硬くて怖いのでここまで曲げれません。

フッキング時にどこまで曲がるか(1oz以下のレギュラールアーならキャストよりフッキングの方が曲がりやすい→僕の場合)を測定する方法が有るのですが、そんなことまでしてロッドを開発、観察(笑)している個人、メーカーってかなり少ないです。

引用ここまで

 

いかがでしたか?

 

自分はこの画像と記事の内容に非常にショックを受けました(笑。

 

EXPRIDEの168MHというロッドは使った事がないのですが、ハリアー80もかなり硬いと思いますので、感覚的には共通点があるように感じます。

 

自分で気付かないだけで、ロッドって結構曲がってるんですね。

 

この画像を見る限り、ダブルフットガイドだからそこから曲がらない、という訳ではないんですね。

 

あたりまえですが(汗っ。

 

キャストで曲がる位置?

 

そうなると、ベイトロッドのガイドはどの位置でシングルフットガイドからダブルフットガイドに変わってるんでしょうか?

 

もはや推測でしか話せなくなってきましたが(笑、適正な重さのルアーをキャストした時にロッドがしなる部分までがシングルフットガイドという事なのかな、と。

 

しかしいろいろ矛盾があって、ロッドによっても違うし、使用条件によっても違ってくるでしょう。

 

そもそも巻物と撃ちの釣りでは味付けが全然違いますし、フッキングも全くべつものですよね(汗っ。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/flipping-rod-to-catch-is-soft-cover-shoot/”]

 

ビッグベイトのように、ルアーの重さをロッドが全体で背負ってくれるロッドならオールダブルフットガイドで良いのでしょうね。

(自分はまだビッグベイト専用ロッドを持ってませんが)

 

でも自分が一番気になるのは、ハリアー80のガイドセッティングなんですよね。

 

こんな事なら以前のように何も気にしないでやってればよかったかもしれないです(苦笑。

 

マイクロガイドセッティング

 

ところでハリアー80はかれこれ10年以上まえに発売されたロッドですから、当然今とはガイドのシステムが違います。

 

この長さのロッドでガイドの数が9個というのは、かなり少ないのではないでしょうか。

 

で、自分の所有するロッドで一番最近買ったのがWILD SIDE のWSC63Mなんですが、このロッドはマイクロガイドセッティングになってます。

 

WILD SIDE WSC63M

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/wild-side-wsc63m-power-baitfiness/”]

 

まあ老眼にはキツいんですが、それは良いとして(笑。

 

このロッドのガイドの数は全部で11個ですが、6.3フィートという長さで考えると、かなりの数がセットされてる事になりますね。

 

そしてトップガイドを入れて9個目までがシングルフットガイドになってます。

 

テーパーはそれほどパラボリックでもないと思うのですが、かなり手元までシングルフットガイドなのはガイドの数が多いのと関係してるんでしょうね。

 

WILD SIDE WSC63Mロッドテスト

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/08/wild-side-wsc63m-2/”]

 

一個一個のガイドは小さく、かなり背が低いですよね。

 

よりブランクスに近いという意味でも、シングルフットガイドの利点が活かされてると言えるんでしょう。(ダブルフットガイドのデメリットのひとつに背が高くなるというのがあります)

 

この場合は単純にダブルフットガイドの位置が一次曲がりの点であるという理屈は通らないようです。

 

さて、自分の中でも疑問はイマイチ解決されてないのですが、この話はもう少し続きます。

 

次回はガイドとロッドの長さの関係を考えてみたいと思ってます。