過去6年連続ノーフィッシュしている房総チャプター開幕戦ですが、なんと2021年もまんまとデコってしまい、驚異の7季連続デコとなってしまいました。
もう何が何だか訳がわかりませんが、今後の自分の備忘録のためだけに一応デコった経緯を書き記しておきます。
【かけづかのツイッターアカウントをフォローしてもらえると最新記事をお届けします】
春のリザーバーにパターン無し(定期。
こんにちは、ほぼフリッパーややクランカーのかけづかです。
タイトル通りですが、房総チャプター2021開幕戦デコってしまいました。これで通算7年連続開幕戦ノーフィッシュ。
亀山ダムを舞台に行われる房総チャプターですが、毎年のスケジュールはほぼ固定で、開幕戦は3月の4周目の水曜日に開催されるのが慣例となってます。
同じ湖で毎年同じ時期にやるんだから、もう少し何とかなりそうなモンですが、これがまた難しいんですよ。
今回は試合前の二日間をプラクティスに当てたのですが、直前練習の感触はまあまあ良かったんですよね。とは言っても、上位を狙えるとかそう言う事ではなく。
ここ数年自分の中では別の戦いがありまして、開幕戦でデコらない事が最重要だと考えてるんです。なにせ早春のリザーバーは超絶苦手なものですから。
しかししかし、今回もまた春のリザーバーの日替わりの展開に翻弄され、まんまとノーフィッシュを食らってしまった訳です。
釣れなかったヤツの言い訳なんて見苦しいだけですが、それでも愚痴らずには居られないという事で、今回ももがき具合を見てやってください。
試合3日前の温かい雨で上流がドバドバ
今回のプラクティスは前日一日だけの予定だったのですが、無理やり都合をつけて二日間入る事にしました。なにせ初釣りで正月に訪れて以来の亀山ダムだったもので。
直前プラの状況は、土曜日日曜日に降った暖かい大雨の影響で上流がドバドバに流れてドバドバに濁りが入ってようです。そして流れが効いてるエリアは釣果の方もドバドバだったそうで。
とはいえ、各ボート屋さんの釣果情報では春爆というほどではなさそう。これはチャプター組が正確な報告をしてない可能性もあるのかななんて邪推したりして(笑。
まあ自分の中では今回のプランは決まっていて、笹川筋をじっくり釣りこむ事で状況変化に対応できるようにしようと。いや、決め打ちがどれだけ危険かは過去の経験上良く理解してるつもりではあります。
でも自分の中の別の戦い、とにかく何が何でもキーパーサイズを一本ウエイインする事。そのためには1つの川筋を集中してやりこんで、時間の使い方や状況変化に対応できるようにしようと考えたんですよね。どうせ全域を細かくチェックするのは無理だし。
日に日に釣れなくなる上流
前前日に降った大雨の影響で、笹川上流にも強い流れが出来てました。その流れが当たる側の2m前後の水深にあるブッシュにシャッドを当てるやりかたでポロポロ釣れたプラ初日。
広瀬のど真ん中でワカサギを追い回してるバスを目で確認できるほど高活性で、頻繁ではないですがボイルもありました。これは人が居なくなったタイミングで起こるんですよね。
1つのエリアを釣りこんでると、そういう現象を自分だけが発見できるというのはあるんだと思います。まあ結果には繋がらなかったですが…。
ただ、この流れは試合まで除々にパワーダウンしていくのは明白でした。雨でできた流れですからね。
案の定プラ二日目、試合前日の朝は明らかに流れが弱まってました。それでもワカサギを追ってるバスは視認できて、稀にボイルが起こったりしてました。そのボイルに合わせてルアーを投げられるほどではなかったですが。
それでも高活性な事は間違いなくて、朝は表層で食ってくるほど。
でもわかってます。これが明日には無くなってる事を。『春のリザーバーにパターン無し』は過去イヤと言うほど痛感させられてますので。
今回のプラの目的は、ただひたすら笹川筋を釣りこむ事で、自分の中での細かい見切りが出来れば良いと思ってるので、どんな釣れ方が正解とかそういうのは気にしない事にしました。
とりあえず魚には触れてるので、明日の試合はまたその日の釣り方を見つけるだけだと割り切ってたんですけどね。
ただ、二日間釣りこんでみてわかった事は、最上流部でシャッドや表層が効くのは朝だけで、日が登ってからはカバーが良くなるという事。今回のプラではカバーでもポツポツ釣れてたんですよ。大きくないけど。
なので試合のプランとしては朝一は最上流まで走って、日が登るまでシャッドを巻き倒す作戦です。それで一本でも拾えたらラッキーぐらいの考え。その後日が登ってからは集中してカバーを撃つだけ。
カバー撃ちは大好きだし得意なので、バイトが遠くてもやりきれる自信があります(釣れるとは言ってませんw。
試合本番
2021年3月24日房総チャプター開幕戦、過去6年デコってる鬼門中の鬼門が始まりました。しかしながら、試合本番が一番書くことありません(笑。
朝一上流がパワーダウンしてる事を予想しながらも、一応プラン通りにシャッドを巻いてみますが、流れが完全に止まってたのでやはり釣れません。
それでも途中結構な風が出てきたので、まだ上流に残ってるヤツの活性が上がって食ってくるんじゃないかと期待したのですが、目視できるワカサギは全然消えてたし、もちろん見えバスも消えてます。
完全に日が登るまでシャッドを巻き倒しましたが結局無反応。ここで中流域のカバー撃ちにシフトします。でもまったくのノーバイト。
前日までに目星をつけていたカバーをローテーションしますが、全然ノーバイト。ちなみにカバーネコのロングシェイクでアタリが出ると確信してたのですが、この日は全然でした。
あげくに自分が入ろうとしていたカバーで一般の方に先に良いサイズを抜かれ、カバーで反応させられる何かがある事だけは確認できるも、自分には釣り方が見つけられないままでした。
粘りに粘ったのですが、あえなくストップフィッシングで撃沈。これで驚異の7年連続開幕戦ノーフィッシュとなってしまった訳です。
偉い人達の釣り方
試合の詳細については、実際に参加した人だけが知る特権なので詳しくは書けませんが、ザックリ説明しますと、本湖が良かったという結果でした。
ただしシャッドだったりテキサスだったり、ダウンショットだったりジグヘッドワッキーだったりと、やはりコレと言った明確なパターンがあった訳では無いようでした。
上位の方のコメントを聞いてると、ガッチリ練習してバスを見つけてた人や、人と違う釣り方をキッチリやり切ったという感じでしょうか。
自分の敗因としては、まずエリア自体を外していたし、そこに居る少ないバスを反応させられる釣りを持ってなかった(気づかなかった)という事。
まあ完全に練習不足だし、釣りの底が浅いという事なんでしょう。無駄にキャリアだけが長いので、柔軟に考えられなくなってるのかもしれません。
今回も一本が遠い試合となってしまいました。
さいごに
釣りの試合は本当に難しく、そしておもしろい。これは負け惜しみではなく、やればやるほど経験値が積み重なって勉強になるんですよね。
試合が終わったあとで答え合わせができるのもトーナメントの良いところで、自分の何がダメだったのかをちゃんと解析する事ができます。今回も上位選手のコメントはすべてメモって、来年以降の参考にするつもりです。
ただ、春のリザーバー(に限らずですが)は日替わりでコロコロとバスの付き場や食い方が変わりますから、普段の練習量と釣りの引き出しの多さがモノを言うんですよね。
自分はまだまだ好きな釣りに拘って、釣れる釣り方勝てる釣り方にたどり着けてないんだと思います。
今回はディープを完全に捨てて、上流のシャローフラットとミドルレンジまでのカバーで勝負しようと思ったのですが、結局釣ってきた人達の多くは本湖のカバーやミドルレンジを攻略してたという事で、自分はエリアを大外しでした。
笹川筋に拘り過ぎてしまってたという事でまだまだ頭が硬かったですね。というか練習が全然足りてないという事かと。
でもカバーに固執しすぎず、直前のプラではシャッドや表層でも良い反応を得られてたのは良かったです。少しだけ春の引き出しが増えました。
アリの速度での成長ですが、今はこうしてコツコツ前進するしかないので、あきらめずにこの先も頑張ります。
では。