2019年から使い始めた中華リチウムバッテリーですが、自分が鉛のバッテリーを併用する理由を書いてみたいと思います。
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中華リチウムバッテリーのデメリットはバランス
こんにちは、ほぼフリッパーややクランカーのかけづかです。
過去記事にも書いてますが、自分がレンタルボートでのバスフィッシングで中華リチウムバッテリーを使う理由は容量とパワーです。
リチウムバッテリーのメリットとして謳われている『軽さ』についてはほとんど恩恵を感じていません。というのも、今ではわざわざボイジャー105Ahを別に積んでるから(笑。
せっかく軽くてパワーがあり容量も十分なリチウムバッテリーを使ってるのに、なぜ鉛のバッテリーを積むのかというと、これは過去記事にも書いてるように、その最大の理由は船のバランスです。
現在亀山ダムを始めとする房総リザーバーや霞水系のレンタルボートで釣りをする事が殆どなのですが、その船に中華リチウムバッテリーを乗せただけでは”軽すぎる”んです。
船の一番リヤにリチウムバッテリーを乗せても、軽すぎて船が前下がりになってしまい、走行時に水の抵抗が大きくバッテリーの消費が激しいんですよね。そして全然スピードが出ない。
自分はエレキを全開で走行する事は少ないんですが、それでもダイヤルの目盛り6~7ぐらいで走行していて、”鉛バッテリーを積んでない時”より明らかに遅いんですよね。
それがリヤに鉛のバッテリーを積むと船のフロントが上がって水切りが良く、スピードも出るし、少ないパワーでスピードが出るのでバッテリーの燃費も良くなるんです。
レンタルボートの場合、船の総重量を軽くするほどスピード効率やバッテリーの燃費が良くなるとは限らないみたいです。
そして鉛バッテリーを積むのはそれだけではなく、もうひとつ大事な理由があるんですよね。
鉛のバッテリー活用法
せっかく軽いリチウムバッテリーを導入したのに、わざわざリヤに鉛のバッテリーを置くなんて意味無いと思われるかもしれませんが、じつは船のバランス問題以外にも結構重要な意味があります。
それはエレキの予備電源として使えるという事。
自分はモーターガイドのツアー82ポンド24Vを使ってるのですが、じつは12Vのバッテリーで普通に動くんですよね。
以前試合中に中華リチウムバッテリーが落ちて(突然死)しまいまして。それまでは心配で必ず中華リチウムバッテリーを2台積んでたのですが、この日の試合では荷物を減らしたかったので1台降ろしてたんですよ。試合の日は普段よりバッテリーの使用時間が短いですし。
予備のバッテリーを持ってなかったので困り果てたのですが、その時魚探用に小さな12Vのバッテリーを積んでいて、ためしに繋いでみたらエレキが回ったんですよね。
聞いた話ですが、36Vのエレキを24V電源で動かせるらしく、しかもエレキに優しいとの事。
それなら24Vのエレキを12V電源で動かすのはイケるんじゃないかと試してみたら、普通に動く事がわかったんです。
しかもそれなりにスピードも出て、亀山ダムのトキタボート前からつばきもとボート桟橋まで余裕で走ってくれました。
自分の使ってる中華リチウムバッテリーが24V60Ahで、、夏の一番日が長い時期だと朝5時出船の夕方5時半下船なんて事もありますが、それだと容量的にちょっと心配だったりします。
でも予備としても鉛バッテリーを活かせるので、リチウムを使い切っても帰れない事はないので安心なんです。
ちなみに船のバランスを気にするようになってから、夏のハイシーズンをフルに一日使っても落ちる事はなくなりましたけどね。
さいごに
2019年の冬頃から使い始めた中華リチウムバッテリーですが、なんだかんだで一年半以上使って大きなトラブルは起きてません。
一時期24V60Ahという容量が亀山ダムでのレンタルボートには足りないかと思った事がありましたが、船のバランスを考えるようになったら余裕で一日以上は使える事がわかってきました。
自分の周りでも中華リチウムバッテリーを導入する人が増えてきて、自分のブログを見て参考になったと言ってもらえると嬉しい限りです。
中華製という事で、リスクと隣合わせではありますが、その低価格は魅力的ですよね。
今ではアマゾンなんかでも取り扱うようになってきて、自分が買った頃よりずいぶん安くなってるようです。
国内販売のリチウムバッテリーは間違いないので、お金に余裕があればそちらを買う方が安全だと思います。
でも中華製は国産の数分の1の価格で買えるのが大きな魅力。しかも殆どの場合充電器も付属してます。
今ならボイジャーの鉛バッテリー2発分の値段でリチウムバッテリーが買えてしまいますからね。
いずれはレンタルボートバス釣り業界を網羅するであろうリチウムバッテリー。いつ交換するのかはその人次第ですが、早く手に入れた人からメリットを多く受けるのは間違いないです。
それでは。