バスフィッシングの試合っておもしろいんですよ。
その時の自分の実力がリアルにわかるし、上位選手との差も突き付けられるので。
そして何より自分の釣りをレベルアップできるんですよね。
今までも何回か書いてますが、改めて試合の良さを書いてみますね。
自分のレベルを知る事ができる
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
バスフィッシングを初めてしばらくするとキャストが上手くなってきたり、考える釣りをするようになったりして、人より釣れるようになってきますよね。
そうなると、今現在の自分の実力がどのくらいのレベルなのか気になる人もいるのではないでしょうか。
自分の場合は勘違いするのが結構早かったので(笑、バスフィッシングを初めて三年くらいでプロトーナメントに参戦してみました。
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まあ結果は散々で、普通にまったく通用しないまま逃げるように辞めたというのは過去記事に何度も書いてる訳ですが(汗っ。
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それでもトーナメントに出て得たものも沢山あったんですよ。
自分のレベルはイヤと言うほどわからされましたが、それ以外にも色んな事を学ばせてもらいました。
そして自分の経験値がドンドン上がっていくのを体感できるようになっていったんですよね。
これはトーナメントに出なかったら絶対にわからない事だったと確信してます。
自分の場合はその後ローカルトーナメントに出るんですが、そこでも最初は全然成績が出なくて、上位に行くまで時間がかかりました。
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なのでまずは何でも良いからシーズンを通してトーナメントに出てみないと自分のレベルはわからないんですよね。
自分の通ってる亀山湖はレンタルボートにエレキオンリーの湖なので、最低限必要な装備はマイボートに比べてカジュアルなんですよ。
最初のトーナメントには敷居が低いと思いますので、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
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答え合わせができる
トーナメントに出ると釣りがうまくなるという理由の大きな要素は答え合わせが出来るところではないでしょうか。
自分が優勝できれば最高ですが、トーナメント初心者のうちは簡単には勝てません。
いろいろなルールに縛られて、まともに自分の釣りができないのが当たり前なんですよね。
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そんな中、トーナメント常連の人は当たり前に釣ってきますから(笑。
それが意外と自分のエリアと近かったりするんですよ。
で、何が違うのかを自分の目で確かめる事ができたりする事もありますからね。
もし現場でわからなくても、表彰式では上位選手のパターンは丸裸?にされるのが慣例ですから(笑。
自分と何が違ったのかを全部説明してもらえます。
もしも表彰式で自分の疑問を解消し切れなかったら、試合後に直接本人に聞いてみても良いと思います。
自分の知る限り、みなさん丁寧に教えてくれますよ。
ただし、ルアーのチューニングから細かいエリアやスポットまで聞くのは失礼です。
そもそもそれでは何も面白くないし、レベルアップにならないでしょう。
まずは自分の釣りを聞いてもらって、アドバイスをもらうくらいにしておきましょう。
敬意をもって質問すれば、重要な事も教えてもらえるかもしれませんよ。
自分の課題が見えてくる
上の話の続きになってしまいますが、自分に足りないものが何なのかを知る事ができるのもトーナメントのメリットですよね。
同じエリアで同じルアーをやってたのに、なぜか自分にはバイトが出なかったのはなぜなのか?、を解明するヒントが見つかったり。
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良くあるルアーの使い方で、タックルチョイスが違ってたのを知る事ができたりします。
ラインの種類やポンド数を変えただけでバイトが出る、という事は良くある話ですからね。
あるいはロッドのチョイスやリールのギヤ比という、自分では中々気付かない部分を知る事ができるかもしれませんから。
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上位選手が基本的にどんなタックルでやってるのかを聞いて、まずはそれをコピーしてみるのは基本だと思いますよ。
そして自分にあったやり方にアレンジしていけば、最初から自分の考えだけでやるよりもレベルアップが早いのではないでしょうか。
状況判断ができるようになる
試合中にエリアがバッティングするのは当たり前にある訳です。
その時のエリアのシェアは人間対人間の交渉術がものを言うんですよね(笑。
わかりやすく言うと話合いですが、せまい湖で釣れるエリアに人が集中してしまう事は良くありますよね。
でもなるべく自分の釣るスポットは確保したいと思うのは皆一緒なんですよ。
そんな時はまず声をかけて、キャストさせて欲しい事を伝えます。
でも、そのエリアを闇雲にキャストしようとすると、先行者の方にクレームをつけられる原因になりますから。
そこは細かく水深からキャストの方向まで正確に伝えましょう。
相手の方が「そっちの方向なら良いですよ」、みたいな事を言ってくれれば交渉成立です(笑。
でも自分でもそこまで正確にわからないと思うなら、そのエリアで釣りをするのは止めておきましょう。
こうゆうケースは自分のレベルが上がってくると、自然と他の選手とエリアをシェアできるようになってきます。
これについても試合後に人に聞いてみるのが良いかもしれないですね。
あとは桟橋付近や釣りをしている人のそばを通る時に、どのくらいのスピードで走れば良いか、などの状況判断を気にするようになります。
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これは試合以外でも気にするようになってきますので、とても良い事だと思うんですよね。
人に対するマナーの向上
また繋がってしまいますが、人対人のモラルみたいなものって競技を通じて覚える事が多いように思うんですよ。
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誰もが釣りたい中、ルールを守ってやらなければならないので、いい加減な事はできないんですよね。
試合がスタートしてすぐはエレキのスピードを抑えるとか、あたりまえの事なんですが。
でもプライベートだと桟橋からいきなり全開に近い速度で走ってしまったりしてしまう人もいますからね。
試合に出る場合は常に遅れてスタートしますから、必ずと言って良いほど先行者がいる状況なんですよ。
そこでは声をかけるとか、ジェスチャーでどっちの方向に進むとかを相手に伝える必要があるんです。
無用なトラブルを避けながら、でも釣りには集中したいですしね。
とにかく対人には最新の注意を払うようになっていきますから。
これが結果的に人に対するマナーの向上に繋がってるんですよね。
トーナメントをやるという事は、それ以外の一般の方に如何に迷惑をかけずにやるか、という事が大事なんですよ。
結局それが自分が集中して釣りをするための方法ですからね。
操船が上手くなる
試合では朝のスタート時が一番緊張するんですよね(笑。
それは釣りの前のドキドキのほかに、みんなが一斉にスタートするので湖面に船が乱雑に行き来するためです。
狭いコースをかいくぐって自分のエリアに向かう訳ですが、そこでは多少の操船技術が必要になります。
もしも自信がなかったら、みんなより若干送れてスタートするのが無難ですが、それでは良いスポットに先行されてしまいますよね。
あらかじめ操船を練習しておけば良いのですが、中々同じような状況はないですから。
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これは実際に試合に出ないと覚えられないかもしれないですね。
そして試合中も普段より繊細なアプローチが必要になってきます。
いつもより距離をとったり、ボートポジションがシビアになったりと、操船技術のレベルを一段あげなくてはならなくなりますから。
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そしてその後のプライベート釣行でもそれが自分の当たり前になっていって、試合ではさらにその上のレベルで操船するようになって、という繰り返しでドンドンレベルが上がっていきます。
やはり試合に出てる人のエレキ操船はうまいですからね。
これも試合に出るメリットのひとつですよ。
上手い人の話が聞ける
これも上で書いてますが、それはお立ち台に立った入賞者の事です。
じつはそれ以外にも常連さんや別の選手の話が聞けるチャンスがあるんですよ。
その試合ではお立ち台までは届かなかった釣りウマさんがいるものなんですよね。
その釣りウマさんは大体ボート屋さんとか、上位常連の人と顔見知りだったりするんですよ。
で、試合後にその場でいろいろと立ち話になったりして、重要な話を何ともカジュアルに大声で話してたりするんですよね(笑。
まあ、ちょっと聞こえは悪いですが、それをこっそり聞き耳立てて聞いてみると、すごい発見があったりするんですよ。
というか、聞く気が無くても聞こえてしまうくらい大声で話してたりするんですけどね(苦笑。
それをキッカケに、後から「あの時言ってた○○ってゆう場所ってどこなんですか?」的に聞いてみても良いと思いますよ。
意外とあっさり教えてくれたりするかもしれませんから(笑。
知らないパターンを知る事ができる
ところで、バスフィッシングをしてると苦手な時期ってありませんか?
自分の場合は早春が苦手なんですけど、これも1人でやってると何の手がかりもないまま手探りで練習しなければならないですよね。
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そんな時はぜったいトーナメントに出る事をお奨めします。
何と言っても必ず誰かが釣ってきますから。
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そしてそのエリアやルアーは参加者の前で公表する義務がありますからね。
それを元に練習すれば、何も知らない状態からやるよりも全然早いし迷いが少ないですよね。
少なくとも、そのエリアにバスがいた、と言う事実は間違いない訳ですから。
自分の場合は春の釣りで一日ノーバイトなんて日も多々あるんですよ。
そうすると、そこにバスがいるのかどうかも疑ってしまいますからね(汗っ。
でも、そのエリアで釣った人がいるという事だけでもわかれば、その後の練習の集中力が違いませんか?
苦手な時期ほど試合に出て、自分の苦手を克服するチャンスと捕らえましょう。
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上手い人と知り合いになれる
じつはこれが最も試合に出るメリットかもしれません(笑。
単純に釣りウマさんと知り合いになれるんですよね。
同じアングラーとして、レベルの差があったとしても、同じ試合にいつも出ていれば自然とお互いの顔を覚えますから。
最初は社交辞令的な挨拶だけでも、何回か通ってれば世間話のひとつもするようになります。
さらに何回も顔を合わせて、試合意外でも合ったりしてると、「今日はどうでしたか?」みたいな話もできるようになりますよね。
そうしてるうちに、釣れてるエリアや方法を段々教えてくれるようになるものなんですよ。
実際に自分もそうやって年配の常連さんやエキスパートの方にいろいろ教えてもらいました。
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ここでのキモは、思い切って超有名人に声をかけてみる事でしょうかね。
自分と近いレベルの人だと、逆に何も教えてくれなかったりするものです。
それは良い意味でライバル関係という事ですからね(笑。
自分のレベルアップには必要なキャラなんですが、その人に勝つためにも、とんでもなく上手い人に教えてもらうのが良いと思いますよ。
で、そのあとそのライバル的な人とも仲良くなっちゃったりするんですけどね(笑。
トータルで自分のレベルアップになる
そんな訳で、トーナメントに出るとトータルで自分のレベルがあがっていくんですよ。
単純に釣れる釣れないで判断してるうちはおもしろくないでしょう。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/my-easy-fish/”]
考えて、自分だけの魚にたどり着いた時は本当にうれしいものです。
そのレベルアップのスピードを速めてくれるのがトーナメントなんだと思うんですよね。
これは相乗効果があって、自分の魚を釣って上位に入るのはさらに嬉しいんですよ。
だからまたトーナメントに出たくなるし、出ればまた上手くなっていくんですよね。
自分はまだトーナメントに出るレベルじゃない、と思うのは逆なんですよ。
トーナメントに出る事でレベルが上がるんです。
何もいきなりプロトーナメントに出る必要はありません。
レンタルボートのローカルトーナメントからスタートしても、すごいドキドキが味わえますから。
そこで釣れた一本は誰もが認める自分の魚ですしね。
もしもまだトーナメントの経験がない方がいたら、ぜひ一回トーナメントに出てみる事をお奨めします。
きっと新しい世界が広がりますよ。
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