今までいろいろ考えてきたのですが、どうしてもSHIMANO TWIN POWERを超える適正のリールは見つからないですね。
使いまわしを考えずに、パワーフィネス一本という事で考えると、選択肢はこれ一択なのかもしれません。
今までのリールと比較しながら、なぜこのリールがパワーフィネスに良いのか書いてみたいと思います。
PEライン前提
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
パワーフィネスを考えた時、自分はどうしてもゴリ巻きのイメージが強いんですよね。
実際にヘビーカバーでパワーフィネス的な釣りをやった事はほとんどないのですが、スピニングでスモラバやネコリグといったライト系をやるなら、PEラインの使用が前提だと思ってます。
これはベイトフィネスもそうなんですが、それほどヘビーなカバーでないのならフロロもアリだと思います。
でも込み入ったカバーの中にライトリグを落としていくなら、フロロだとスルスルと枝をかいくぐって落とすのは効率が悪いと思うんですよね。
自分の普段のスタイルはフリッピングロッドにナイロンの30ポンドで、シンカーが5/16oz以上のテキサスリグです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/kameyama-flipping-matome/”]
もちろんそれはシンカーにある程度重量があるから成立する訳で、これをスピニングタックルにライトリグではまともに落とせないでしょう。
そうなると必然的にバスフィッシング用のスピニングリールでは用が足りないのかもしれません。
SHIMANO TWINPOWER XD C3000HG
各方面のご意見を聞くと、やはり剛性でツインパワーを上回る機種は見当たらないんですよね。
たしかにカタログスペックを見ても必要以上の性能を持ち合わせてるようです。
SHIMANO TWINPOWER XD C3000HG
ギヤ比 6.0
最大ドラグ力 9.0Kg
自重 235g
本体価格 48500円
こちらは主にソルトシーバス用という事になりますでしょうか。
ただしコンパクトボディーという事で、ボディーサイズは2500番と同じみたいです。
じつはこれまで価格と自重の問題で目を背けてきたのですが、条件にドンズバで合うバス用リールが見つからないのも事実。
このリールの番手違いに関してはいつもおなじみDeeePSTREAMさんで詳しく解説されてました。
[blogcard url=”http://deeepstream.com/2015/07/15/15twinposertoughness/”]
この中で言われてるのが、巻き上げのシルキーさよりも、実釣でもタフさを追求してるように感じる、という事をご自身の体験を交えて解説されてます。
浜名湖の湖畔に居を構えて、HOT(浜名湖オープントーナメント)に参戦して、巨大シーバスを相手にしている方の解説は説得力しかないですよね。
できる事なら安価で使いまわせる別のスピニングリールを探していたのですが、考えれば考えるほど選択肢は狭くなっていくんですよ(泣。
つかいどころ
まあツインパワーのPEライン対応モデルというのはパワーフィネスの極論だと思います。
とにかく何も考えずに剛性と巻き上げトルクを考えるなら、ツインパワー使っておけば良いのではないでしょうか。
ただし、今時のリールにしては自重は235gと重めですから、ライトリグを超繊細に扱うには軽量タックルに分があると思いますね。
そのへんの考え方は人によって差が出てくるように思います。
そもそもパワーフィネスのリールは消耗品という考え方もあるでしょうしね。
ハイギヤ&フロロ専用機
自分がDaiwaのイージスでパワーフィネスをやろうとして、かなり使いにくさを感じたんですよ。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/power-finesse-number-3000/”]
でもその理由が、リールの特性を理解してなかった事が原因だったという経緯があるので、タックルを全体的に考えないとダメなんだと思いなおしたんですよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/daiwa-aegis-2505f/”]
パワーフィネスというと、まずロッドがクローズアップされやすいように思うのですが。
でもじつはラインやフックを含めたトータルで考えないといけない、かなり難しいセッティングを強いられる釣りではないかと痛感してます。
まあ、これはどんな釣りもそうなんですが、間違っても魚は掛かるというのなら、まだ良いのですが。
自分の場合、パワーフィネスで魚を掛けた事もないもんで(泣。
いや、厳密には経験はありますね。
普通にフロロの4ポンドにスモラバを使って、いつも撃つようなヘビーカバーに入れたらバイトがあったんですよ。
一箇所で数回バイトがあり、そこで魚を掛けて慎重にファイトをして何とか一本獲ったんです。
でもラインブレイクが多発して、それ以外は全然キャッチできませんでした。
これはスピニングでは話にならんな、と思ってやらなくなったのですが、その後スモラバやネコリグではバイトも取れなくなってしまったんですよね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/11/kameyama-neko-rig-1/”]
トータルのバランス
ロッドとリール、ラインとルアー、そしてアプローチ。
すべてのバランスが取れてないと成立しないシビアな釣りがパワーフィネスなんでしょうか。
でも、通常のカバーならそこまで難しく考えなくても、もう少し魚はキャッチできると思います。
自分が考えるヘビーカバーでは通用しないというだけですね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/03/post-3574/”]
しかもそれなりにクオリティーフィッシュをねらうなら、タックルバランスはよくよく考えないと。
先日のジャパンフィッシングショー2017でも一応見るだけみてきたのですが、中々に重厚感があって、パワー系の釣りでは安心感あるだろうな、と感じました。
ベイトフィネスにスモラバという組み合わせは2016年の後半にかなり活躍してくれましたが、これではダメな状況というのが果たしてあるのかどうか。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/wild-side-wsc63m-power-baitfiness/”]
結局パワーフィネスが自分にとって必要なのかどうか、という問題にもなってきますから。
ここまで何種類かパワーフィネスに使えるリールを探してきましたが、ツインパワーまで紹介した事で一区切りとしたい、と思います。
この先は実際にトライしてみてからの判断という事になります。
まあ、意外とあっさり獲れちゃうのかもしれませんし(笑。
でもまあ、今期はもっと手駒を増やしたいので、経験のない釣りも積極的に向かい合っていきたいと思います。
その他スピニングリールに関する記事はこちら
パワーフィネスのPE前提でお話をすると、シマノからセフィアSS C3000HGSが出ていますが、
これならコストもツインパワーの半分で抑えられ、かつ軽量なので、多少無茶な使い方をしても良い気がしました。