我が愛竿「ハリアー80」はフリッピングロッドではない、というお話

ホームレイクの亀山湖においてもっとも多様するロッドがタイトルにある「ハリアー80」です。

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そのスタイルはカバーテキサスをメインとするフリッピング

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超接近戦でのパワーゲーム。

 

その際ハリアー80の「長さ」と「強さ」と「軽さ」は最高のパフォーマンスを発揮します。

 

でもチョッと気になるのはハリアー80は真のフリッピングロッドではないのだという事。

 

はたしてそれはどうゆう事なんでしょうか?

 

フェンウィックの歴史

 

ロッドのバット部の最後にあるガイドの事。

 

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リールから一番最初にあるガイドという事ですが、それを「ストリッピングガイド」と呼びます。

 

世の中フリッピングロッドをうたうロッドは数あれど。

 

やはりフェンウィックの「フリッピンスティック」をおいてそれは語れませんよね。

 

自分の憧れでもあり、手にしたい思いもあったのですが、何せ高価なロッドです。

 

フィールドで目にする事もまったくありませんでしたし、ショップですら置いてない。

 

もはや本当にこの世に存在するのか疑ってしまうレベル(笑。

 

でもまあ、自分の手元にはハリアーがあるし、他のロッドは見る必要が無い、と思えるほど溺愛している愛竿です。

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なのでフィッシングショーなどで最新のフェンウィックを見に行く事もありませんでした。

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そんな時、別の調べ物をしていてあるブログに目が釘付けになったんです。

 

ストリッピングガイド

 

偶然辿り着いた記事でした。

 

当時フェンウィックのロッド開発担当であり現レジットデザインC.O.Oの鬼形毅さん。

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自身もトーナメンターである鬼形毅さんのブログ

バス釣り喜怒哀楽 鬼形 毅の日々是開発」。

 

その中でフリッピング専用ロッドの定義がハッキリと示されていたのです。

 

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(画像は鬼形毅さんのブログより拝借させて頂いてます。)

 

以下引用です

★★★★★★★★

 

フリッピンスティックはガイドセッティングに大きな特徴があります。フリッピングを行わない、もしくは専用ロッドを持っていない人にはわからないかもしれませんが、ガイドセッティングはまさにフリップという動作、行為を行う上での最大のカギともいえるでしょう。

 

具体的に言えば、ストリッピングガイド(一番リールに近いガイド)の位置が、通常のベイトロッドと比べると、かなりティップ寄り(リールから遠い)位置に設定されているのです

 

こうすることで、フリップする際のラインの引きシロを確保し、ロッドのレングスと相まってルアーのプレゼンテーションに必要な距離、ラインの長さを確保できるのです。

 

フリッピンスティック開発の上で重要な意味を持つ、ストリッピングガイドの位置。

 

後の全てのフリッピング用ロッドの指標となっている。

 

このガイドの位置が普通のロッドと同じように設定されているロッドはフリッピング用とは言えないし、それでフリッピング専用を謳っているとしたら、フリップという動作を理解していない。

★★★★★★★★

ここまで

 

ここで言われてる「ストリッピングガイド(一番リールに近いガイド)の位置が、通常のベイトロッドと比べると、かなりティップ寄り(リールから遠い)位置に設定されているのです。」

 

という件。

 

こうすることで、フリップする際のラインの引きシロを確保しロッドのレングスと相まってルアーのプレゼンテーションに必要な距離、ラインの長さを確保できるのです。」

 

これは正直気にした事はありませんでした。

 

すぐにハリアー80を確認するとストリッピングガイドの位置は通常のロッドと変わらない位置にセットされている。

 

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今までやりにくさを感じた事は全くなかったですが。

 

さらに特化したロッドがフェンウィックなのかも知れないとザワザワしました(笑。

 

オカッパリでフリップ

 

ここで鬼形さんという方に対する自分の勝手なイメージ。

 

自分の記憶が確かならば、過去にバサー誌で鬼形さんが取材を受けられてたと思います。

 

その時の記事が確か早春の霞水系でオカッパリ。

 

で、持ち出してたのがフリッピンスティックだったと記憶してます。

 

そう、オカッパリでのフリッピング。その記事にすごくシビれたのを思い出します。

 

結構昔の記事なので本当に記憶が曖昧ですみません。

 

ただ、通常オカッパリでフリッピングはしませんよね?

 

それを雑誌の取材でやってしまうところがすばらしいと思ったんですよ。

 

たしか実際に釣られてたと思うんですよね、結構良いヤツ。

 

こんな人がいるんだなぁ、と親近感が沸いたのを覚えてます。

 

じつは自分も似たような事をやってたんです

 

千葉の野池でフリッピングのマネ事みたいなのを。

 

もちろんちゃんとしたフリッピンスティックではなく(笑。

 

安いロッドで安いリールをセットして。

 

でも釣れました。それが一番効率が良かったし。

 

当時の仲間からは、「ピッチングすれば良いジャン」と言われてましたが。

 

その時はうまく説明できずになんかモヤモヤしてました。

 

でも鬼形さんの記事をみて、明確な理由がわかりスッキリしましたね。

 

人の影響

 

そんな方の意見だからこそ、チョッとザワザワしてしまうのかもしれません。

 

別に誰にどう言われても今自分の最も信頼しているロッドはハリアー80で間違いありません。

 

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今後も変わる事無く振り続けると思います。

 

ただ、本当のフリッピンスティックというのを一度見ておいた方がよいのかな?とも思ったりしてます。

 

はたしてどのくらい使い勝手がちがうのか。

 

そうゆう目で見ると、ノリーズのジャングルスティックもストリッピングガイドがリールから遠いように見えます。

 

やっぱりそうゆうモノなのかな。

 

ハリアー80は長いジグロッド?

 

その軽さからくるシャープさに惚れ込んで衝動買いしたハリアーでしたが、今では最も多様する愛竿になってます。

 

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実際にこのロッドでたくさんのバスを釣り上げてる訳で、自分的にはまったく不満はありません。

 

しかし、フリッピングというキーワードが自分の中でザワザワするんですよね。

 

ストリッピングガイドの位置でいうとハリアー80は何なのでしょうか?

 

巻物には絶対向かないですし、ジグテキサスに特化してるのは間違いないんですよ。

 

となると、長いジグロッド?

 

うーん。

 

ハリアーはハリアー

 

もしかしてストリッピングガイドを外してしまえば良いのか?とか思ったり。

 

もしくはガイドのセッティングを換えてしまうとか。

 

でもそれだけのロッドだとガイドの位置も計算されてそこに付いてるわけですよね。

 

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むやみにガイドの位置を変えるのは全然違うテイストのロッドになってしまうでしょう。

 

ヘタするとすぐに折れるおかしいロッドになってしまう恐れもあります。

 

やはりそれだけのロングロッドはそのまま使うのが一番性能を発揮してくれるでしょう。

 

自分にとって、やっぱりハリアーはハリアーです。

 

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換えの利かない自分の右腕です。

 

フリッピングの歴史には経緯を表しますが、自分にとってのフリッピングロッドはハリアーで間違いありません。

 

その部分を納得した上で改めて振り続けようと思います。

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