現代の魚探の進歩は凄まじいものがありますが、その前にポータブル魚探を含めた基本的な考え方を覚えておいた方が良いと思います。
特に初心者の方がいきなりハイエンドの魚探を使っても、その性能の一部しか使えずに宝の持ち腐れになってしまいかねません(笑。
そういう自分もそれほど魚探を使いこなしてる訳ではないですが、ここで改めて超基本的な考え方をおさらいしておきます。
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二次元画面の考え方
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukass)です。
さて今回書かせてもらうのは魚探の使い方というよりは、考え方だと思ってもらいたいと思います。
それも超基本的な考え方なので、すでに魚探を駆使して魚を追ってる方には全然物足りない内容かと思います。
なので、退屈に思う方は読み飛ばしてもらって結構です(笑。
まず最初に考えたい事は画面の情報すべてを把握しなくても良い、という事ですね。
まだ魚探を使って間もない方や、これから魚探の導入を考えてる方は、二次反射とか、グレーライン(古っ)とか言うものは考えなくて良いと言い切ってしまいます。
ハッキリ言って水深・水温・ベイトフィッシュというキーワードだけでも重要な情報と言えると思うんですよ。
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実際自分もハイシーズンにカバー撃ちをしている時は水深水温ベイトフィッシュくらいしか気にしてません。
逆に言えばそれだけわかってれば十分釣りになるんですよね。
もちろん魚探がなくても釣りにはなるのですが、魚探があるのと無いのとでは全然違うと思います。
まずはそのくらい気楽に入っても良いと言っておきます(笑。
二次元の解読
その昔は二次元画面の解読が中々大変だったんです。
特にウィードエリアなんかは感度やグレーライン(また出た)の調整で映るものと映らないものがあったりして。
北浦の隠れオダを探すのに記録紙式の魚探を使ったり。
そこで影響を受けた一般のアングラーが記録紙式の魚探を入手してマネしてみても、全然意味がわからず宝の持ち腐れという事が多くあったと聞いてます。
自分の知り合いもバスボートに魚探を買って、見てはいましたが、やっぱり水深水温くらいしか気にしてなかったように思いますね(笑。
それだけ二次元画面の解読は難しいんですよ。
そういう意味では今のGARMINとかロランスの方が画がわかりやすいのかもしれませんね。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/01/garmin-echomap/”]
立体で出たりしますからね。
色の濃さの違いだけの二次元画面では、必要な情報を抜き取るのが大変なんですよね。
だったらいっその事、複雑な解読は捨ててしまっても良いのかもしれません(笑。
走ってナンボ
二次元の魚探の場合、一箇所に止まってたら同じ場所をずっと映し続けるだけです。
なのでどんなに凸凹の地形の上にいても、制止していた場合はフラットにしか画面に表示されません。
ここは初心者の方が最も間違えやすい部分かもしれないですね。
魚探の性能にもよりますが、その場所の地形を知りたいなら、一定速度で走り続けないと正確な画像は表示されないんですよ。
ポータブル魚探の場合でも、エレキのみなら割と早い速度で表示されるのではないでしょうか。
そして一つのラインだけを通っても、ほんの少しの情報しか得られないんですよね。
もしも六畳一部屋分くらいの規模の何かを把握しようと思ったら、その付近をあらゆる方向から何回も通ってみないとわからないでしょう。
二次元の魚探とはそういうものです。
よほど大きな地形変化ならすぐにわかりますが、広大な地形変化をすべて把握しようと思ったら、それこそ何日かかるかわかりません(汗っ。
もしも今後ビッグレイクの広いエリアを魚探で調べようと思うのなら、今の時代二次元の魚探は絶対やめた方が良いです(笑。
ブレイクの見方
細かい理屈的なものは魚探の仕組みを必死で勉強してもらうとしてw、超基本的なブレイクの見方だけ紹介しますね。
二次元の魚探でブレイクラインを釣る時に、ブレイクそのものが画像に映った時には、すでに通り過ぎてるという事です。
二次元の魚探の場合、画面に映ったものは過去のものと認識しておいた方が良いんですよ。
なので具体的なボートポジションとしては、浅い方から深い方へ船を進めてる場合、ブレイクが映ってもかなり通り過ぎてますので、振り返ってロングキャストしないとブレイクまで届きません(笑。
逆に深い方から浅い方へ向かってる時にブレイクが映ったら、船の少し先にブレイクがあると思って良いでしょう。
絵が下手過ぎて参考にならないかもしれませんが、振動子から発信される音波信号と地形の関係がこんな感じです。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/break-cut/”]
↑AとBの時点で画像はこんな感じでフラットにしか映りません。
意外なのはBの時点でも画像には何の変化もないんですよ。
そしてCの時点でようやく画面に変化が出始めます。
↓ブレイクを音波が通り過ぎるところでようやく変化が映ります。
えー、HE5700-T・NAMIKIの画面がわかりにくいかと思いますが(笑。
でも二次元の魚探だとすべてこのように映るはずです。
つまり魚探の画像に映ってるのは地形そのものではないんです。
ただの過去の記録でしかないので、画面の形の地形があると思ってはダメですよ(笑。
走る速度で地形が変わる?
最後に大事な基本を覚えておいてください。
魚探の振動子から発射される超音波は一秒で1500mとされてます(HONDEXの場合)
つまり行って帰ってくる距離が長い程時間もかかる訳です。
という事は、船の速度が速いほど拾える情報は少ないという事になります。
例えば垂直に落ちているブレイクを通過する時、速度が遅いほどブレイクの角度がなだらかに映ってしまうんですね。
なので自分の使ってる魚探の適正な速度を把握しておくと良いですよ。
どのくらいの速さで通過すると、ちゃんとした形が映せるのかを練習すると良いと思います。
まあ、そこまで気にする事ができると今度はもっと良い魚探が欲しくなるんですけどね(笑。
[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2017/02/i-bought-a-garmin-echomap-chirp-95sv/”]
という訳で超基本的な魚探の考え方でした。
終わります
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