じゃあ折れないロッドってあるんですか ロッドを折らずに使う3つの心得

折れやすいロッドとか、折れやすいロッドメーカーの話って良く耳にします。

 

材料の配合とか、検品がちゃんとしてないとか。

 

でもどのロッドメーカーさんに話しを聞いても、折れないロッドってあるんですかね?、という結論になりますからね(笑。

ロッドは100%折れるもの

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

釣り全般的な話ですが、何をやっても折れないロッドって存在しないですよね。

 

まあ世間で良く言われる「折れやすい」という言葉も、実際にロッドを折ってしまった人が言ってるんでしょうけど、一体何本テストしたのか(笑。

 

ロッドメーカーさんを擁護するのが目的ではないですが、どんなロッドも必ず折れます。

 

マイタックル

 

というと誤解を生んでしまいますが(笑。

 

漫画「釣り吉三平」の中にもそんな談義がありましたが、そのロッドに対しての限界値を超えれば、どんなロッドだって折れる訳です。

 

タナゴ竿で鯉を釣るのは無理がありますが、ライトリグ用のロッドにデカバスが掛かれば、キャッチするのにそれなりの技術が必要でしょう。

 

バラす原因がラインブレイクだったりすると、ロッドのキャパの範囲内の正しい現象です。

 

もしキャパを超えた強いラインを使っていて、そこにデカいバスもしくは巨鯉やレン魚や草魚が食ってきたら。

 

当然ロッドにかかる負担は大きく、結果ロッドの破損という事は起こりますよね。

 

その部分は使う人がわかった上でやらないと、どんなロッドでも折れる可能性はある訳です。

 

ロッドが折れる原因①ラインセレクト

 

自分も過去にロッドを折った事がありますが、魚との引っ張り合いで折れた事は一度もありません。

 

自分の場合はエレキのヘッドにぶつけて破損させてしまったので、それ以来サイドキャストは気をつけてますが(笑。

 

でも魚とのやり取りで折れる場合、その原因のほとんどはラインセレクトな気がしますね。

 

ライン各種

 

ロッドスペックの推奨範囲を超えて使ってると、ロッドにかかる負担は極端に大きくなりますからね。

 

ライトリグだとフロロの4ポンドまで、という表示のところを5ポンドにするだけで相当無理がかかってますからね。

 

ましてやPEラインを使ってしまったら、相当気を付けないとあっさり折れてしまうでしょう。

 

ベイトロッドに関しても同じで、推奨の上限を超えたラインセレクトはそもそも無理な訳です。

 

わかっててやる分には良いですが、知らずにやってしまってロッドが折れたと叫ぶのはカッコ悪いですよね(笑。

 

ロッドが折れる原因②ロッドの角度

 

ロッドが折れる原因のもう一つはロッドの角度でしょう。

 

特にファイト中のロッドの立て過ぎはティップに極度に負担がかかりますからね。

 

まるでヘラ竿をあつかうようにロッドを立ててファイトすると、あっさり折れたりするものです。

 

実際に折った場面に遭遇した事が何度かありますが、見てて「あれは折れるだろ」、というファイトをしてますから(汗っ。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/02/post-2474/”]

 

スピニングロッドでもベイトロッドでも極端なファーストテーパーだと、ロッドを寝かせ気味にファイトしないとティップに無理がかかります。

 

良くあるのはロッドの角度が90度よりの後ろにいってしまってる状態。

 

ロッドを背負っちゃってる感じでファイトしてる人をたまに見かけます。

 

そこは少し落ち着いて、自分のロッドの角度を見直してみると良いですよ。

 

小さい魚でもロッドはなるべく寝かせてファイトした方が安全です。

 

SHIMANO EXPRIDEの163ML-BFS

 

ロッドを寝かせた方がドラグも効かせやすいですしね。

 

これは後に書きますが、結局ロッドを真っ直ぐにしてしまうのがダイレクトにドラグが効きますから

 

ロッドを立てるのはルアーを操作してる時だけにしたいですね。

 

ロッドを折らずに使う心得その1 ラインブレイク

 

ロッドが折れる前にラインが切れるようにしましょう。

 

これはすごく大事な事で、初心者に近い人ほどキチンとラインブレイクができてません。

 

ロッドのキャパを超えるラインを使うのはものすごくリスキーな事だと認識した方が良いですよ。

 

ハリアー80ラインキャパ

 

なんと言っても今時のラインは強いものが多いですからね。

 

例えば同じ4ポンドでも、メーカーによって強さや性格は違います。

 

自分の釣りに合ったラインをセレクトするのは難しいですが、ここは安いラインから試してみると良いと思いますよ。

 

安いラインがもし信用できなくても、ロッドを守るためという考え方なら使う価値はありますよね(笑。

 

そして実際に使ってみると、意外と強い事がわかるはずです。

 

先に書いたキチンとラインブレイクできないというのは、ラインの性能を使い切った上でブレイクしてる人が多くないと思うんですよね。

 

ブレイクの多くはキズが入ってたとか、使いすぎて劣化した事が原因だったりするんですよ。

 

そのキズの付きにくさとか、劣化のしにくさがラインの性能でもあり、値段の違いなのかな?、と感じてます。

 

新品のラインを巻いた状態でキズも入ってなければ、キチンとファイトすれば、ロッドもラインもリールも、性能を活かしきって使えるでしょう。

 

超ロングリーダーダウンショット

 

その上でキャッチできない魚は最初からキャッチできない魚だったと言う事です。

 

かけづか
タックルの性能を使い切った上で獲れた魚はまた格別ですよ。 

 

ロッドを折らずに使う心得その2 ドラグの設定はシビアに

 

これも意外とやってる人少ないですが、スピニングタックルだけでなく、ベイトリールでもドラグは使いますからね。

 

カスタムスタードラグ

 

まあクラッチファイトする人と別れるように思いますけど、自分はベイトリールのドラグは重要だと考えてます。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/09/star-drag-clutch/”]

 

状況によってドラグをまったく使わないでビッグバスをキャッチできる事もありますが、フロロの16ポンドくらいだと、ドラグを使わないと獲れないことはたまにあります。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/d-zone-jyunshoku/”]

 

これがフロロの12ポンドになると、引っ張り合いで簡単に切られますからね。

 

自分の普段のスタイルはフリッピングなので、基本ナイロンの30ポンドですが、それはフリッピングロッドという前提があるからですよね。

 

普通?の7フィート、ヘビーアクションのロッドだと、フロロの16ポンドで魚を掛けた場合、カバーだとちょっと心配じゃないですか?

 

フッキングが決まって、一気にカバーから引きずり出しても、そのあと結構暴れますよね。

 

フッキング

 

リザーバーだと手前に寄せてから一気にに下に潜られる事も良くあります。

 

よせて来てる時にロッドを立てていて、一気に潜られるのでロッドに無理がかかってボキっと。

 

そのとっさの時に、ドラグが仕事してくれればロッドの破損を少しでも助けてくれますよね。

 

これはスピニングリールも一緒ですが、フッキングの時はドラグが締まってないとダメなんですよ。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/kameyama-deep-downshot-3/”]

 

でも、その後のファイトではドラグはある程度調整しながらじゃないと、魚にやり放題にされてしまいます(笑。

 

スピニングでもベイトでも、魚がかかったらドラグは意識した方がよいです。

 

かけづか
ラインブレイクの心配が無い方が危険だと認識しましょう。オーバースペックは上級者の領域ですよ。 

 

ロッドを折らずに使う心得その3 ロッドを真っ直ぐにする

 

昔のフィッシングショーであるバスプロの人が言ってたのですが。

 

大物がかかった時、いざとなったらロッドは真っ直ぐにしちゃわないと折れるよ」、と。

 

これって根掛かりを切る時のやり方ですよね(笑。

 

まあ、今は根掛かりを切る時にロッドを真っ直ぐにして引っ張ると、リールがイカれるので絶対やめた方が良いですが。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/10/stack/”]

 

あくまでもドラグの調整をしっかり出来てる事が前提ですが、引っ張り合いでヤバいと感じたら、ロッドを真っ直ぐにしてしまうのが安全です。

 

例えば間違えてデカい鯉にかかってしまったら、これを引っ張り合いしてもキツいですよね(笑。

 

もしもラインが太くてブレイクしない状況だったら、無理にロッドを曲げると確実に折れます。

 

その前にロッドを真っ直ぐにしてしまい、残りのラインを少しでも確保しましょう(笑。

 

もしもベイトフィネスだったりして、巻き量が少なかったら、予備のラインを持ってるようにしたいですね。

 

ベイトフィネス

 

まあ、ラインも切れない、でもルアーも外れないとなったら、覚悟を決めて長期戦に持ち込むしかないでしょうか。

 

そうなったらちょうど良いので、冷静にロッドのテーパーのテストをするくらいの気持ちの余裕を持ちたいですね(笑。

 

かけづか
メーカー推奨のラインセレクトの方が何かと良いですよね。鯉がかかってもちゃんと切れてくれますから(笑。 

 

まとめ

 

ロッドを折らないためには、

1 メーカー推奨のラインを使ってちゃんとラインブレイクできるようにする。

2 その上でドラグの設定はシビアにやっておく

3 引っ張り合いでどうしようもならなくなったら、ロッドは真っ直ぐにしてしまう。

 

今自分にできるアドバイスはこのくらいです。

 

ただし、3の状況になる事はめったにないですけどね。

 

ロッドの長さにもよりますし、オカッパリか船かで違ってきますし。

 

一番大事な事は、メーカー推奨のラインでやるという事でしょうか。

 

これもラインメーカーによって、4ポンドと言っても実際は4ポンド以上あったりしますから、そこも理解しておかないとダメですよね。

 

釣りってやればやるほどギリギリのセッティングをするようになってしまうんですよ。

 

まあ自分のナイロン30ポンドは気持ちの問題が大きいですが、そのほかの釣りでは、本当にラインのセレクトで釣課が激変しますからね。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/06/nylon-30lb-3/”]

 

ロッドが折れるという現象は、そのほとんどがバランスの悪さだと思うんですよね。

 

どこかに無理があるからロッドが折れる訳です。

 

ロッドも道具ですから、絶対折れないロッドはこの世に無いと思って、正しい認識で使いたいですね。

 

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6 件のコメント

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