販売にこぎつけるまで
ここまで苦労したパーツは
初めてです。
設計の段階から幾度となく
見直しを余技なくされた
難物でした(笑。
ようやく全品検査が終了して、
やっとこさ発売となりました。
KAKEDZUKA DESIGN WORKSから
これまでのカスタムクラッチは
HEDGEHOG STUDIO
からの販売でした。
今回の14スコーピオンクラッチから
KAKEDZUKA DESIGN WORKS
から販売となります。
じつはクラッチの製作には
大変な時間と労力が必要です。
なので他のパーツに比べて
価格が高額になってしまうんですよ。
で、作る数は少ないので
HEDGEHOG STUDIOで扱うと
価格がさらに上がってしまいます。
HEDGEHOG STUDIOの社長と相談して、
クラッチに関しては独自に
販売する事になりました。
今回の決定に賛同していただいた
HEDGEHOG STUDIO様には
感謝申し上げます。
製作過程でのトライ
さて、ここからは売り込みです(笑。
今回のコンセプトは
14スコーピオンというリールの
特徴を考えて作りました。
堅牢なボディーと深溝で
ワイドなスプール。
これはビッグベイトなどの
大型ルアーを太いラインで狙う
ストロングスタイルに向いているなぁ、と。
ならばクラッチもシンプルに、
でも頑丈なリールを引き立てる
作りでないと。
そうゆう訳で
初めての試みとしては、
ビス二本止めです。
今までのクラッチはすべて
ビス一本で止めるタイプでした。
クラッチバーが入る溝をシビアに
削る事でガタつきを無くそうと
考えてました。
で、今回はクラッチ下部の肉抜きを
大きめに取る事ために、
溝の寸法を無視(笑。
そのかわりビス二本で止める事で
クラッチの固定を強固にしました。
これは我ながら
中々ナイスなアイデアでしたね。
加工のシビアさが若干解消されて
大胆に肉抜きができました。
加工時間も少し短縮できたので、
ピンホールを設けてみたんですよ。
最初は設計の段階で
超苦労しました(泣。
でも完成してみたら、
けっこう良いものになったと
思いませんか?
ブラックのみです
今回カラーはブラックのみです。
本体カラーが伝統?の
スコーピオンレッドですから。
これにスカイブルーとか
自分的にはちょっと無いかな、と。
個人的は好みを追求してしまうと
キリがなくて収集がつかないので
潔くブラックのみとしました。
多少単価も安くできますし、
正直管理も楽なので。
今回から自社販売になるので
そのあたりも加味して
カラーを決めさせてもらいました。
これは今後絶対ブラックしか
やらない、という訳ではないですよ。
リールによっては色々なカラーが
あった方が良い場合もあるでしょうし。
そのあたりは柔軟に、
流動的にやっていこうと思ってます。
グリス付着してます
今回のクラッチですが、
寸法を詰めすぎて摩擦抵抗が
大きい場合があるんです。
なので最初からグリスを塗った状態で
出荷することにしました。
これは絶対塗った方が
気持ちよくクラッチが切れます。
サンドブラスト仕上げの
アルマイト処理なので、
最初は若干のジャリ感があります。
数回きってるうちになくなるんですが、
摩擦部分にアタリが付くというか。
それがグリスによって無くなり、
その後の動作も滑らかになります。
そうゆう判断をしましたので、
グリスが付着した状態で
出荷しますのでご了承ください。
ちなみにパッケージも
手作り感満載です(笑。
始めの一歩なので
どうぞ温かい目で見てやってくださいね。
ONLINE SHOPにて販売開始してます
KAKEDZUKA DESIGN WORKS
としては初めてのリールパーツです。
今までは受注で作ってきましたが、
今回からクラッチを製造販売です。
数年まえに思い描いていた
ネット販売。
チョッとうるっときますね(笑。
SHIMANO製リールは
スプールを外せば
ビスだけで簡単に交換できます。
この機会にぜひご検討頂けると
幸いです。
ONLINE SHOPはこちら
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