ロッドを曲げられない若い子が増えてるって? そこの君は大丈夫?

ベイトフィネスが流行りだした頃、ロッドをちゃんと曲げられない若い子が増えたと聞いた事があります。

 

チョイ投げで近距離に投げればそれで釣れちゃうから、という事らしいですが、それだとロングキャストはキツいでしょうね。

 

まあ釣れれば何でも良いんですが、でもせっかくならちゃんとキャストする楽しさも知ってた方が良くないですか。

 

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電撃

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

長くバスフィッシングをやってると、時代の流れがいろいろ移り変わるのをたくさん見てきました。

 

バスバブルの頃に、一部で長くて硬いロッドが良いとされた時期があったんですよね。

 

ある大物プロが琵琶湖でのトーナメントにおいて、テキサスリグやラバージグなどを電撃○○○でとるため、とメディアに書きまくってました。

 

電撃

 

当時の友達がメチャメチャ影響を受けて、そのプロが推奨するロッドを買いまくって自分もそれが出来てるつもりになってましたね(笑。

 

まあその友達は当時から自分よりキャリアが長く、電撃的な技術まで習得したかどうかはわかりませんが、他のロッドでは普通にキャストはできてました。

 

でも、そのころバスフィッシングを始めた人達はその長くて硬いロッドを持って、まったくキャストができない釣りをしていたように見えましたね。

 

ベイトフィネスの功罪

 

自分が三年ほど前に、6年のブランクを経てバスフィッシングに復帰したとき、世の中はベイトフィネスブーム真っ只中でした。

 

今までスピニングタックルでしかキャストできないような軽いルアーやリグ

 

フェザー

 

それををベイトタックルでキャストするのが大きなアドバンテージである、的な宣伝文句で。

 

最初自分にはよく理解できず、じゃあスピニングでやればいいんじゃない?的な感覚でした。

 

もしかしたらベイトフィネスブームの終わり頃だったのかもしれません。

 

ちょっと無理があると思えるほど、ベイトタックルで軽過ぎるものを無理やりキャストしてるかのように見えて…。

 

たしかに軽めのミノーやシャッド、小さいクランクベイトなどをキャストするのにメチャメチャ快適でした。

 

でも極小のスモラバとか、4インチ以下のノーシンカーとかはスピニングタックルの方がやりやすいですよね。

 

だって、投げたあとのラインスラックなんかはベイトリールじゃ忙し過ぎますもんね。

 

で、その極端なベイトフィネスブームの被害者とも言える、それ以外しらない若い人はまともなキャストが出来なくなってるらしい、という話。

 

とにかくより軽いものをバックラッシュしないで投げられればスゴイ、みたいな。

 

で、魚は釣れるんすか?

 

かけづか
この記事を書いた時はこんな感じだったんだなぁ、と不思議な気分です。そういう自分は今ベイトフィネスがおもしろくなってきました。時間の流れは人の気持ちを変えますね(笑。[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/12/bait-finesse-good/”]  

 




釣るためなのか、投げるためなのか

 

バスフィッシングはスポーツだ、という考えもありますよね。

 

だったらキャストのみを楽しむスタイルがあっても良いじゃないか、という考え方を否定する気は毛頭ありません。

 

ところで自分は魚を釣りたいです。

 

だからキャストがうまくても魚が釣れないとつまらないです。

 

逆に魚が釣れればキャストがヘタでも関係ない、とも言えます。

 

でも、魚が釣りたければキャストがうまくないとダメでしょうね。

 

チョイスしたルアーを狙ったスポットに釣れるように送りとどけないと野生に泳いでる魚は釣れないでしょう。

 

キャスティングがうまいって、どうゆう事だと思いますか?

 

狙った的に正確に当てられること?

 

それってちがいますよね。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/12/good-peoples-casting/”]

 

豆腐の上に1/2Ozのルアー

 

豆腐です。

 

豆腐

 

普通にキャストして豆腐の上にルアーを乗せるキャストをしてください。

 

そのとき豆腐をまったく崩すことなくルアーを豆腐の上にのせるイメージができますか?

 

オーバーヘッドキャストだとチョッとキツいかもしれませんね。

 

でもサイドキャストとかピッチングなら可能でしょう。

 

キャリアの長い上級者やバスプロクラスなら問題なくイメージできるでしょうし、じっさい出来るでしょう。

 

自分もイメージだけなら完璧です(笑。

 

これがイメージできない人はキャスティングを猛練習したほうが良いでしょうね。

 

できれはやわらかいロッドで、ちゃんと重みのあるルアーを使って。

 

狙ったスポットに入っただけでは釣れません

 

風が強い日、着水音を完全に殺すキャストができないと釣れないときってあります。

 

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水面をゆっくり飛んでいくルアーにバスが気づいて見切られることもあります。

 

オーバーハングと水面の隙間がわずかしか無くて、そのすきまを通さなくては釣れないこともあるんです。

 

つまりバスフィッシングでいうキャストって魚を釣るための技術なんですよね。

 

ただスポーツとしてのキャストでは魚は釣れません。

 

とにかくロッドをしっかり曲げられないと狙ったキャストはできませんよ。

 

それはたとえフリッピングでも一緒なんです。

 

ルアーの重みをロッドに乗せて、魚を反応させるためにルアーを泳がせる。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/03/post-3926/”]

 

バスの本能にさからったら絶対釣れませんから。

 

時として、狙ったスポットに正確に落とすことより、キャストの弾道の方が釣れる要素だったりしますからね。

 

ガチガチのロングロッドも良いですし、激軽いものを投げられるベイトタックルも良いです。

 

でもまず、基本的なキャスティングができないと普通の魚が普通に釣れることはないですよ。

 

もしかして難しい魚ばかり狙ってる、なんてことないですか?

 

キャスティングがちゃんとできるともっと簡単に釣れると思いますよ。

[blogcard url=”http://kakedzuka.com/2016/07/my-easy-fish/”]

 

ロッドに関する記事はこちら

● じゃあ折れないロッドってあるんですか ロッドを折らずに使う3つの心得

● バスロッドのメーカーミックス 各社の相性について考えてみる

● 巻きと撃ちを同じロッドでやるのはアリか?

3 件のコメント

  • ロッド曲げなくてもお前より精度高いし、魚も捕れてるよ